日記「今日見た映画 2010」1『失恋殺人』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『失恋殺人』
☆☆☆☆★★[90]

2010年/日本映画/100分
監督:窪田将治
出演:宮地真緒/柳憂怜/大浦龍宇一/山田キヌヲ/草野康太/星野真里

■2010年 劇場公開作品 1本目

「2016年」劇場公開作品『屋根裏の散歩者』を見終わってから調べると、「窪田将治監督」の「2015年」劇場公開作品『D坂の殺人事件』の、「完全直結続編映画」だと解かった。だが僕が『D坂の殺人事件』を見たのは「4年前」、2015年にリアルタイムで映画館で見た「1回」のみ。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「祥子」が出てたこと以外「殆ど覚えてない」。何も思い出せない状態で「完全直結続編映画」がどうかなど判断できない不安に駆られ、『D坂の殺人事件』の2回目を見直そうとした。

だが調べて、「何も知らなかった」「生涯反省」しなければならない「衝撃事実」をさらに知る。『D坂の殺人事件』が「1作目」、『屋根裏の散歩者』が「2作目」だと思ったら、『D坂の殺人事件』は「2作目」、『屋根裏の散歩者』は「3作目」だった。「草野康太」が「明智小五郎」を演じる「江戸川乱歩エロティックシリーズ」には、「2010年」劇場公開作品の『失恋殺人』 という「1作目」があった。「3部作」だったことを思い知り大きい方がパンツについた。「生涯反省」の気持ちで「3部作」「全部」を見直した。

「3部作」を一気に通して見ると、見えなかった面白さが見えた。「3部作」の面白さを伝えねばならないと思った。

僕は本に詳しくないので、「江戸川乱歩」について子供の頃少し読んだほどの記憶しかない。「原作」については何も言えない。

なので映画のみの「3部作」を見て、「原作」との違いを調べるが、「江戸川乱歩没後50周年記念作品」としての映画化にあたり、「窪田将治監督」の変更がかなりあることを知った。「本とは違う」ということ。「映画」として「新たな創作」の作品になってるということ。

「3部作」が「僕の心を鷲掴み」にしたのは、「3部作」が「ものすごい」「恋愛映画」だと思い知ったからだった。僕の「大好物」に、特に「2作目」『D坂の殺人事件』、「3作目」『屋根裏の散歩者』は「ガン見」だった。

「窪田将治監督」の「草野康太」「明智小五郎」「江戸川乱歩エロティックシリーズ」「3部作」の共通点。「日活ロマンポルノ」「一歩手前」ギリギリまで、女優の「全裸」を「かなり」見せる。「2作目」「3作目」になるほど「激しさ」が増すのは、「かなり」「ガン見」ポイントだった。

また「1作目」『失恋殺人』ではまだ抑えてたのか、「2作目」『D坂の殺人事件』「3作目」『屋根裏の散歩者』になるほど「男尊女卑」を「絶対許さない」テーマが強くなる。女を陥れる「酷い男」許さない「窪田将治監督」の「信念」が見えた。現代では大問題となる「DV」だが、「江戸川乱歩」の「明治時代」「大正時代」の頃は「男尊女卑」が横行してる時代だった。現代では「犯罪」にしかならない「酷い男」が「かなり」いた。だから「SM」とか「亀甲縛り」だったことを思い知る。

また「3部作」全部に登場する「明智小五郎」が、奥さん「明智文代」と夫婦で謎を解くのも「窪田将治監督」の共通点。「1作目」『失恋殺人』は「読み切り」の話なのだが、「2作目」『D坂の殺人事件』「3作目」『屋根裏の散歩者』は「2本で1本の映画」「前編」「後編」になってる話を、「3部作」として「明智小五郎」と「明智文代」が繋ぐ。また「3部作」全部の統一された「美術」「色」も凝ってると思った。

だが何と言っても「一番」、「3部作」が「僕の心を鷲掴み」にしたのは、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 達の「全裸」に尽きる。「1作目」から「3作目」へ、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 達の「極限の美」も「激しさ」を「かなり」増してく。「1作目」『失恋殺人』は「宮地真緒」のファンなら大喜びだろう。僕は『失恋殺人』では、「全裸」ではなかったが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「山田キヌヲ」に一番心奪われた。

「江戸川乱歩没後50周年記念作品」、「窪田将治監督」の「草野康太」「明智小五郎」「江戸川乱歩エロティックシリーズ」「3部作」は「一気」に3本見た方が面白い。




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