■『みかんの丘』
やりすぎ限界映画：☆☆☆☆★★★［95］
2013年／エストニア＝ジョージア映画／87分
監督：ザザ・ウルシャゼ
出演：レンビット・ウルフサク／エルモ・ヌガネン／ギオルギ・ナカシゼ／ミハイル・メスヒ／ライヴォ・トラス
■2016年 劇場公開作品 55本目
とにかく不真面目なので、「エストニア」「ジョージア」のことを初めて知った。逆に『みかんの丘』を見なければ、「エストニア」「ジョージア」のことを知らずに死んだかもしれない。大不況で将来の不安に怯えた日常で、「エストニア」「ジョージア」を知る機会はあまりないだろう。映画はすごいと思った。
今の僕の日常では歴史の詳細までは調べ切れないので、「ロシア グルジア戦争」を大雑把に知ることしかできなかった。
戦場と化した村に帰国せず残留し、人助けで敵同士の兵士の介護をする緊迫感が壮絶極まりない。このようなことは現実にどこかで起きてるのだろう。いつ自分がこのような目に合うかを想像したら、絶対他人事とは思えない。恐るべき「反戦映画」だった。
敵同士なので病人同士でも殺し合おうとする姿、その関係性が「人間」であることで変化し、どんな最期になるか？ 「エストニア」「ジョージア」を知らなくても、「戦争」になったら「自分もこうなる」ことを思い知るしかない。「絶対戦争反対」と、さらに思い知るしかなかった。
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■日記「今日見た映画 2016」54『高慢と偏見とゾンビ』
■日記「今日見た映画 2016」55『みかんの丘』
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画像 2019年 5月