日記「今日見た映画 2014」2『ビフォア・ミッドナイト』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ビフォア・ミッドナイト』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2013年/アメリカ映画/108分
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー/シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック/ジェニファー・プライアー/シャーロット・プライアー/ウォルター・ラサリー/ゼニア・カロゲロプールー/アリアーヌ・ラベド/ヤニ・パパドプロ/アティナ・ラヒル・ツァンガリ/パノス・コロニス

■2014年 劇場公開作品 2本目

■第2稿 2020年 10月28日 版

「3年前」「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと「不安」に追い込まれ、『恋人までの距離 ディスタンス』『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』の「ビフォア3部作」を一気に見直した。

最初『恋人までの距離 ディスタンス』のタイトルで公開された「1作目」が、「2作目」『ビフォア・サンセット』の公開で『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』に、日本のDVDのタイトルが改題。初めて「改題」を見た時「え」と思ったが、原題が本当に「ビフォア・サンライズ」だと思い知った時は「震撼」「驚愕」「絶句」。『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』でないと「2作目」『ビフォア・サンセット』のタイトルが成立しないことを思い知りおしっこ垂れ流しだった。

また、本当に「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度だったことを思い知るのは、「リチャード・リンクレイター監督」『6才のボクが、大人になるまで。』も同時「2014年」公開だったこと。「12年間」掛けて「変化」する人間の姿を追う作風は、「ビフォア3部作」ですでに完成されていたことを思い知る。「12年間」ならぬ、「30年間」掛けて「変化」する恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」と「イーサン・ホーク」の姿を「今頃」思い知り、ビビッて泣きながら大きい方を漏らした。

『6才のボクが、大人になるまで。』では「離婚」、『ビフォア・ミッドナイト』では「維持」を見せる「イーサン・ホーク」に「震撼」「驚愕」「絶句」。「イーサン・ホーク」が「リチャード・リンクレイター監督」「自身」「分身」なのかもしれない。「リチャード・リンクレイター監督」の「恋愛」「家族」への「信念」「価値観」「倫理観」が、『6才のボクが、大人になるまで。』と「ビフォア3部作」に見えてきた。

『恋人までの距離 ディスタンス』がもしも現実だったら?」を経て「こなかったことがもしも現実だったら?」の先、「絶対結婚がもしも現実だったら?」へ到達。

小説家として「大成功」した「イーサン・ホーク」と恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」の「離婚寸前」となる恐るべき極限のくそリアリズムに「震撼」「驚愕」「絶句」。あまりの「怖さ」にビビッて泣きながら大きい方を漏らすまで追い込まれた。

僕自身「結婚」の経験がない。「結婚」を想像しかできない。世の中の「愛憎」の話をたくさん聞いて生きてきて、『ビフォア・ミッドナイト』「系」映画を見ると、「結婚」の「現実」「怖さ」にビビって震え上がるしかない。だが対照的な「離婚」「維持」を見せた、『6才のボクが、大人になるまで。』と「ビフォア3部作」に、どちらも「絶望」がない、むしろ「離婚」しても「復縁」に近づいてしまう「リチャード・リンクレイター監督」の「信念」「価値観」「倫理観」の「泣かし」に、「これでもか」と、やられるしかなくなってしまう。

「年をとっても生涯愛してる」。「結婚」の経験がない僕にも『ビフォア・ミッドナイト』が「究極」に見えた。「最期」「タイムマシン」の話、恐るべき「やりすぎ限界恋愛映画」とは何かという「教え」。……「あんたに殺されたくねえ」。「リチャード・リンクレイター監督」の「怖さ」を「今頃」思い知った。




「いつか見た映画 1995」1『恋人までの距離 ディスタ…』
日記「今日見た映画 2005」2『ビフォア・サンセット』
日記「今日見た映画 2014」2『ビフォア・ミッドナイト』

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日記「今日見た映画 2014」1『アナと雪の女王』
日記「今日見た映画 2014」2『ビフォア・ミッドナイト』
日記「今日見た映画 2014」3『太陽からプランチャ』
日記「今日見た映画 2014」4『猿の惑星 新世紀 ライジング』
日記「今日見た映画 2014」5『怪しい彼女』
日記「今日見た映画 2014」6『リベンジ・マッチ』
日記「今日見た映画 2014」7『ホットロード』
日記「今日見た映画 2014」8『GODZILLA ゴジラ』
日記「今日見た映画 2014」9『テルマエ・ロマエⅡ』
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画像 2016年 6月