日記「今日見た映画 2014」35『6才のボクが、大人になるまで。』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『6才のボクが、大人になるまで。』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2014年/アメリカ映画/165分
監督:リチャード・リンクレイター
出演:パトリシア・アークエット/エラー・コルトレーン/ローレライ・リンクレイター/イーサン・ホーク/マルコ・ペレラ/スティーヴン・チェスター・プリンス/ジェイミー・ハワード/アンドリュー・ヴィジャレアル/ブラッド・ホーキンス/ジェニー・トゥーリー/リチャード・アンドリュー・ジョーンズ/カレン・ジョーンズ/ビル・ワイズ/ゾーイ・グラハム/チャーリー・セクストン/ バーバラ・チザム/ キャシディ・ジョンソン/リチャード・ロビショー/スティーヴン・チェスター・プリンス/トム・マクテイグ/ウィル・ハリス/アンドレア・チェン/マクシミリアン・マクナマラ/テイラー・ウィーヴァー/ジェシー・メクラー

■2014年 劇場公開作品 35本目

■第2稿 2020年 5月14日 版

「3年前」、本当に「12年間」掛けて撮影された『6才のボクが、大人になるまで。』を見て「覚えてること」は、本当に「出演者全員」が「12年間」掛けて「変化」することと、「イーサン・ホーク」がいい奴だったことぐらいしかなかった。

「3年前」印象に残らなかった理由は、僕が「結婚してないから」だと思う。家庭を持つ「苦労」「苦しみ」を知らないから共感できなかったのだろう。

人間の「思考」は月日が経つと変化する。ある「家族」の、「6歳」の子供が「20歳」になるまでの「成長」を見せられ、僕は「結婚」してないから余計に、「結婚」が実際どんなものであるか、「バーチャル結婚」を見た心境になり、「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」に追い込まれた。「子育て」の実際を見せられたようだった。

「もし」僕が「真面目」だったら、「イーサン・ホーク」と「パトリシア・アークエット」のような生活が、僕にもできたのかもしれない。「離婚」で養育費が足りないから大学に行き直したり、「離婚後」も週末は子供とキャンプに行ったり、僕には「遠い世界」が、誰もが共感できるほどリアルな、本来あるべき人間の暮らしに見えた。

「恋愛」や「反抗期」で不安定になる子供を見て、「心配」「不安」になる経験がないことに「罪悪感」を感じた。

『インディアン・ランナー』『トゥルー・ロマンス』の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「パトリシア・アークエット」の「お母さん」が、「12年間」を経て本当に年を取ってく姿は、「震撼」「驚愕」「圧倒」「絶句」しかない「脅威」の映像だった。「出演者全員」の「変化」が凄かった。映画史に残る「脅威」の映画を「リチャード・リンクレイター監督」は撮ったと思った。

「リチャード・リンクレイター監督」は、『恋人までの距離』『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』3部作のように、長い年月を掛けて登場人物が「変化」する話が「大好き」なのかもしれないと感じた。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” だと思った「ジェニー・トゥーリー」「ゾーイ・グラハム」「テイラー・ウィーヴァ―」だが、調べたら他の映画の出演記録がない。あまり有名ではないだけかもしれないが、『6才のボクが、大人になるまで。』しか出てないので「女優」じゃないかもしれないことにも漏らした。

「離婚」してから「変化」してしまった「イーサン・ホーク」が、僕には「かなり」「泣かし」だった。「パトリシア・アークエット」に感謝するのが「泣かし」に見えるとは、僕もかなり変わってしまった。




[Previous]
日記「今日見た映画 2014」31『ゴーン・ガール』
日記「今日見た映画 2014」32『ルパン三世』
日記「今日見た映画 2014」33『あなたを抱きしめる日まで』
日記「今日見た映画 2014」34『ガーディアンズ・オブ・…』
日記「今日見た映画 2014」35『6才のボクが、大人にな…』
日記「今日見た映画 2014」36『8月の家族たち』
日記「今日見た映画 2014」37『ノア 約束の舟』
日記「今日見た映画 2014」38『X-MEN フューチャー&…』
日記「今日見た映画 2014」39『花宵道中』
日記「今日見た映画 2014」40『グランド・ブダペスト・…』
[Next]

画像 2017年 6月