回顧録「いつか見た映画 1995」1『恋人までの距離 ディスタンス』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

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■『恋人までの距離 ディスタンス』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

1995年/アメリカ映画/102分
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク/ジュリー・デルピー/アーニ・マンゴールド/ドミニク・キャステル/ハイモン・マリア・バッテンガー/アンドレア・エッカート/ハンノ・ポーシェル

■1995年 劇場公開作品 1本目

「ネオ・ヌーベルバーグ」の時代、「単館ミニシアター」ブーム「絶頂期」で「レオス・カラックス監督」の名前がトラウマになるくらい有名になり、「鶏」は「不安」「恐怖」「苦悶」に追い込まれるまま『ポンヌフの恋人』を見た。『ポンヌフの恋人』を見ると、「アレックス3部作」と言われた『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』の「噂」がすぐ聞こえてきた。

「映画監督」になるには「滝に撃たれる」「荒行」から背を向けることはできない。『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』は「今」「現在」、「LD」「DVD」とも両方「BOX」で持ってるが、「実は持ってるだけで一度も見たことない」。「鶏」がどれほど「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」かを「告白」するしか、もはや「反省」「懺悔」「償い」の「道」はない。『ポンヌフの恋人』「だけ」、何回か見たが、残りの『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』は「約30年前」、「不安」「恐怖」「苦悶」に追い込まれ「名画座」で見た「1回」「だけ」。もう話さえ「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」。

もう「見たことにならない」が、「唯一」「忘れなかったこと」は『汚れた血』に、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリエット・ビノシュ」と恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」を見たこと。

「滝に撃たれる」「荒行」に挑む「勇気」が出たのは、『汚れた血』に恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリエット・ビノシュ」が出てたからだった。ところが恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリエット・ビノシュ」だけを見るつもりが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」を「見てしまった」。「瞬間」「悩殺」。「時間が止まった」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」との「初めて」の出逢いだった。

『パッション・ベアトリス』のプログラム、「単館ミニシアター」ブームで製作総指揮「クエンティン・タランティーノ監督」と「ジャン=ユーグ・アングラード」と恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」と聞いて、『キリング・ゾーイ』を見に行く。「決定的」に恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」の「下僕」と化す。「選択肢」はなかった。あとは「流されるまま」今日まできた。

『恋人までの距離 ディスタンス』の「ポスター」「チラシ」を見ただけで、「絶対見なければならない」と思った。初めて見た時の「ショック」「衝撃」はかなり記憶に残ってる。女にモテなかった「鶏」には「絶対ありえない」「非現実」「ファンタジー」としか考えられなかった。

だが「リチャード・リンクレイター監督」の恐るべき極限のくそリアリズムな演出に追い込まれる。自分がモテない理由を「自分が悪い」と認めたくなかった。「自分が悪い」訳ではないことを正当化するには、『恋人までの距離 ディスタンス』の「ジュリー・デルピー」「イーサン・ホーク」が、「鶏」には「絶対ありえない」「非現実」「ファンタジー」でなければならなかった。だが恐るべき「本当にそう見える」「恋愛映画」に、「反省」「懺悔」「償い」以外「選択肢」を失っていった。

「俺もこうなりたい」。「もの凄く」「うらやましい」と「死ぬほど」、「心から憧れた」。「イーサン・ホークになりたかった」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」の恐るべき「極限の美」に「負けた」。「こうすることができない」、「自分が悪い」ことを思い知らされたのだと思う。「鶏」は「泣きながら」、「どうしたらこうなるか?」考えるしかないまで追い込まれた。




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画像 2020年 1月