日記「今日見た映画 2018」2『万引き家族』 | やりすぎ限界映画入門

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■『万引き家族』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2018年/日本映画/120分
監督:是枝裕和
出演:リリー・フランキー/安藤サクラ/樹木希林/松岡茉優/城桧吏/佐々木みゆ/池松壮亮/山田裕貴/片山萌美/黒田大輔/清水一彰/松岡依都美/毎熊克哉/井上肇/蒔田彩珠/柄本明/堀春菜/溝口奈菜/安藤輪子/逢沢一夏/宮内桃子/橋本真実/まりゑ/瑛蓮/高木直子/松浦慎一郎/友咲まどか/結城さなえ/森本のぶ/足立智充/笠井信輔/三上真奈/緒形直人/森口瑤子/高良健吾/池脇千鶴

■2018年 劇場公開作品 2本目

初めて見た「是枝裕和監督」の映画は『幻の光』。だが「鶏」だった頃「1回」しか見てないので、今「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」。もはや見たことにならない「超てきとう」「超不真面目」さに、「反省」「懺悔」「償い」しかない。

以後「是枝裕和監督」の映画は何本か見てきたが、『誰も知らない』『空気人形』が「大好き」で、「怖さ」にビビッて「泣きながら」大きい方を漏らすまで追い込まれた。だが『万引き家族』の「これでもか」という「泣かし」にもさらに追い込まれ、「大好き」になった。

「やさしさ」の「かなり」「泣かし」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。「幸せ」が何かを思い知るしかない。

血の繋がった本当の「親」「家族」がいても、「幸せ」になれない「辛さ」「苦しみ」を思い知らされた。「良い人間」「悪い人間」が混在する現実社会で、誰と生きるのが「一番幸せ」を感じるかはその人次第。「自分の居場所」は自分で決めていいのだという「教え」に見えた。

前科のある「リリー・フランキー」「安藤サクラ」を見て人間が何で「偉大」かを思い知るしかない。「万引き」「窃盗」は「絶対許されない」「犯罪」。法律違反の「犯罪者」である「リリー・フランキー」「安藤サクラ」達は「絶対許されない」「悪人」でしかないのか? 法律違反の「絶対許されない」「犯罪者」が、「樹木希林」「松岡茉優」「城桧吏」「佐々木みゆ」の、「自分の居場所」を見つけられない「辛さ」「苦しみ」を「やさしさ」で救った。

何を持って「善人」と「悪人」の判断をするのか? 「長所」と「短所」があって「人間」。「犯罪者」だからと言って、人間を絶対「狭い視野」で見てはいけないこと。「簡単な数式に当てはまらない」「簡単に一括りに考えてはいけない」人間の「偉大」さに「泣きながら」大きい方を漏らすしかなかった。




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画像 2020年 6月