■『グレイテスト・ショーマン』
☆☆☆☆★★［90］
2017年／アメリカ映画／104分
監督：マイケル・グレイシー
出演：ヒュー・ジャックマン／ザック・エフロン／ミシェル・ウィリアムズ／レベッカ・ファーガソン／ゼンデイヤ／キアラ・セトル／ヤーヤ・アブドゥル＝マティーン二世／エリス・ルービン／サム・ハンフリー／ポール・スパークス／ナターシャ・リュー・ボルディッゾ／スカイラー・ダン／オースティン・ジョンソン／キャメロン・シーリー／エリック・アンダーソン／ダミアン・ヤング／ティナ・ベンコ／ゲイル・ランキン／ウィル・スウェンソン／フレドリック・レーン／キャスリン・メイズル
■2018年 劇場公開作品 3本目
もう「ただの好み」の問題でしかないが、僕はやはり「ミュージカル映画」が「苦手」。SNSを調べると、あらゆるサイトで世界を代表する「今」「大人気」の「ミュージカル映画」として、絶対『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』が「上位独占」でランキングされてる。だが僕は『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』が全部のめり込めなかった。
かつて「泣かし」まで僕が追い込まれた「ミュージカル映画」は、『オズの魔法使』『雨に唄えば』『紳士は金髪がお好き』『シェルブールの雨傘』『シカゴ』『アクロス・ザ・ユニバース』ぐらいしか思い出せない。「例外」で、『バーレスク』は強烈な印象が残ってるが、これは恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「クリスティーナ・アギレラ」が「あまりに激し過ぎて」、「こんなに凄いと思わなかった」まで「ガン見」「下僕」に追い込まれたからで、僕自身が「ミュージカル映画」に「震撼」「驚愕」「圧倒」「絶句」「悩殺」となったのかは「自分で解かってない」。
『ラ・ラ・ランド』の時も感じたが、歌いながら「哀しみ」を表現することが「苦手」なのだと思う。「極限のくそリアリズム派」には、完全「作り話」感が強く見えてしまう。「哀しみ」が「哀しみ」に見えなくなる。本当は僕自身に、「ミュージカル映画」を見る時の「想像力」が足りないだけなのだと思う。
だが「ミュージカル映画」が「苦手」な僕が、『グレイテスト・ショーマン』の前半には「泣かし」を多く見た。「外見」に劣等感を感じ、隠れていた人間達をスカウトして光輝く世界に連れ出したこと。これは『シザーハンズ』にもあった「心」の話で、どんな人間でも「やったらやれる」という、もの凄い話だとビビって震え上がった。
「人を外見で判断してはいけない」。これは「人種差別」「絶対反対」という話にも繋がる。「ヒュー・ジャックマン」が主人公だったので、「余計」、「これじゃ『X-MEN ファースト・ジェネレーション』『X-MEN フューチャー＆パスト』じゃないか！」と見えてしまい、この先どうなるのか、見ててハラハラしてきたのだが、ここで「危険な匂い」を察知した。
「作り話」「創作」の「ミュージカル映画」で、「突然」、「外見に劣等感を感じ隠れていた人間達をスカウトして光輝く世界に連れ出す話」を思いつく人間がいるだろうか？ この「発想」は、「楽しいだけ」の「商業映画」「超大作」を作ろうという時点で、なかな思いつかない「発想」だと思う。「実話」なんじゃないかと不安がよぎった。
後から調べたら「ヒュー・ジャックマン」「P・T・バーナム」はやはり実在の興行師だった。だが “本物” は、こんな立派な人ではなかったのかもしれない。「実話を基にした創作」だったことを思い知った。
「外見」に劣等感を感じ隠れていた人間達をスカウトし、光輝く世界に連れ出した『シザーハンズ』にもあった「心」、どんな人間でも「やったらやれる」というもの凄い話を、「ミュージカル映画」で見せたことに、もう「ただの好み」でしかないが、「極限のくそリアリズムで見たかった」と思ってしまった。だが「ミュージカル映画」が「大好き」な人には、「これでもか」の「泣かし」なことも感じ、理解した。本当にもう、「ただの好み」の問題でしかない。
あと、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「レベッカ・ファーガソン」が「凄かった」。
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■日記「今日見た映画 2018」4『ボヘミアン・ラプソディ』
■日記「今日見た映画 2018」5『少女邂逅』
■日記「今日見た映画 2018」6『フロリダ・プロジェクト …』
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