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今日は以前公開している「石けんの成分の読み方」動画の続きということで
肌に優しくて使用感の良い洗顔用石けんを選ぶコツ&お勧めアイテム
について解説していきます!
動画もアップしていますので、
動画でご覧になりたい方はこちら↓を、ブログで読みたい場合はこのままブログをご覧ください(^o^)/
▶優しい石けん教えます。【低刺激性・泡立ち・コスパ・洗浄力】優秀な石けんを見分ける裏ワザ!
では早速見ていきましょう!!
◎石けんの基本ルール、4つの表示方法を知ろう!
まず基礎的な石けんの成分表示の説明は↓こちらになりまして、
▶専門家が解説!「石けん」を読み解く4つのルール【優しい洗顔料を選ぶための基礎知識】
こちらで最も基礎的なルールの説明をしていますから、是非ご覧になってみてください(^^)ゞ
ブログもあります↓!
超かいつまんで簡単に説明していくと、
石けんには使用するアルカリの種類(水酸化ナトリウムか水酸化カリウムか)によって
固形の「ソーダ石けん(石けん素地)」と、
液体やペーストの「カリ石けん(カリ石けん素地)」
の二種類があります。
そして、その二種類を混合したものを「カリ含有石けん」と言います。
さらに、
この表示方法は以下の4パターンに分けられ、
上記の石けん素地やカリ石けん素地をそのまま記載している書き方(①)の他、
石けんの化学成分名(反応後の成分名)を記載している場合(②)、
石けんになる反応前の成分(脂肪酸+アルカリ)を記載している場合(③)、
反応前の油脂とアルカリを記載している場合(④)があります。
この表示パターンそれぞれから、
どのように読むとお肌に優しく良質な石けんが見分けられるのか?
というのをレクチャーしていきます。
もっと詳しい話は上記の動画やブログをご覧になってみてください(^^)
◎その①…良質な洗顔石鹸を選ぶなら「カリ含有石けん」が無難!
前回の動画でも言っているのですが、
「その①」バージョンの記載法だと
石けんの詳しい成分がほとんど読み取れません(^^.)
なのであくまで「無難」という表現になってしまうのですが…
その上で、かずのすけ的に一番お勧めはどれか?と聞かれたら
「カリ含有石けん」のタイプをお勧めします。
これ、動画内ではこの部分の説明がちょっと間違っていたため後から声だけ吹き込んだのでテンションがだいぶ低いのですが…(苦笑)
理由としては、
水酸化ナトリウムで生成する「石けん素地(ソーダ石けん)」と、
水酸化カリウムで生成する「カリ石けん素地(カリウム石けん)」は
単純な成分の比較では
・皮膚刺激は若干石けん素地の方が優しい
・洗浄力は若干カリ石けん素地の方が優しい
というような特性があります。
しかし、実際には通常の固形石けんはほぼ石けん濃度100%であるのに対して、
(使用時の濃度がかなり高くなる)
カリ石鹸系の液体ソープやペースト洗顔料は水が加えられていて濃度が薄くなっています。
そのため、実際使用時の皮膚刺激や洗浄力は実質カリ石けんのほうが優しいか、ほぼ同じとも言われているので、
どっちを選んだら良いか?というのは一概には言えないんですよ。
ただ、いずれの成分も良いところと悪いところがあって、
それを上手いこと混ぜ合わせることで
メリットを生かしてデメリットをカバーした、より良質な石けんを作ることができます。
このため、その両方を混ぜ合わせている「カリ含有石けん」が比較的良質な石けんになっている場合が多いというわけです。
しかしここはちょっと注意なのですが、
通常の石けん素地やカリ石けん素地などのシンプルな石けんは1個100円とか300円とか非常にお求めやすいものが多い中で、
カリ含有石けんタイプの洗顔石けんは比較的高額なものが多いです。
カリ含有石けん系は安くても一個2000円くらいから、
良いものだと3000円以上するものがほとんどです。
例えば高級ブランドの5000円以上とかする高額の洗顔石鹸は大抵カリ含有系になっていて、
カリ含有にする工夫以外にも、保湿成分や色んな美容成分を練り込んでいる石けんが一般的です。
なので、市販の低価格なものから探すのは至難の業なのですが…(^^;)
購入しやすいものでお勧めのアイテムをいくつか紹介しますと、
こちらは僕のお友達が展開している「ラピスラズリ」というブランドの
【LLモイストベールソープ】
ラピスラズリ LLモイストベールソープ(美容石鹸)
1,485円
Amazon |
というアイテムがあります。
主成分が「カリ含有石けん素地」になっており、
その他にも様々な保湿成分や、スクワラン、ホホバ油、シアバターなどの油分も添加しており、
より保湿感を増強した石けんになっていますね。
石けん落ちメイクの洗顔料にも使えるように作られているので
石けん落ちメイクを実践している方にもとてもお勧めです!
50gで1485円(+配送料)ということで、
カリ含有系の美容石けんとしてはかなりお求めやすい価格設定です!
また、
男性用化粧品で人気の「BULK HOMME(バルクオム)」さんの
【THE FACE WASH】
バルクオム (BULK HOMME) BULK HOMME THE FACE WASH 洗顔料...
2,000円
Amazon |
というアイテムも、
主成分はカリ含有石けん素地になっていますね
ただ、こちらはラピスさんと比べると、
クレイミネラルズやベントナイトなどの皮脂吸着系のパウダーが配合されており、
洗浄力がやや高めで、男性の過剰な皮脂を除去するのに適した構成になっていますね。
価格が100gで2000円なので、
カリ含有系ではさらにお求めやすいアイテムだと思います。
いずれもカリ含有系では比較的入手しやすい価格設定なので、ぜひ試してみてください(^^)ゞ
ちなみに、
「石けん素地」や「カリ石けん素地」はあまり良くないものが多いのか?
というと、
…それはなんとも言えません。笑
以前も言ったように、表記が「石けん素地」とか「カリ石けん素地」だけだとどんな工夫がされているのかほとんど把握することができません。
なので、成分から分からない様々な工夫が凝らされている可能性もあるので
一概には何とも言えないわけです。
もしかしたらすごく良質なものもあるかもしれませんよ!
◎②③の場合…「ラウリン酸」「ステアリン酸」の少ないものを選ぶ
次に②・③の表示の場合なのですが、
これは有名な話でよく言われているものですが、
「ラウリン酸Na」や「ラウリン酸K」、
「ラウリン酸」などの成分が少なめのものを選んだほうが
より低刺激の石けんになります。
この「ラウリン酸」というのは石けんの主原料になる【油脂】に含まれている『高級脂肪酸』というものの一種なのですが、
この高級脂肪酸は「ラウリン酸」「ミリスチン酸」「パルミチン酸」「ステアリン酸」と「オレイン酸」の5つが石けんにはよく使われています。
そして、この中でも「ラウリン酸」は最も皮膚刺激が生じやすい高級脂肪酸として知られており、
最近の洗顔石鹸では極力除去されていたり、配合量が少なく設定されることが多いです。
ラウリン酸が上位に表示されている石けんは注意したほうが良いということですね。
ただし、ラウリン酸石けんは「泡立ち」に関しては上記の高級脂肪酸の中で最も良好のため、
完全に除去はせず少量残しているというケースも多いですね。
さらに、
【石けんの皮膚刺激】は一般に「ラウリン酸>ミリスチン酸>パルミチン酸>ステアリン酸」の順に強いと言われていますが、
実は【石けんの洗浄力】はこの逆で、
「ステアリン酸>パルミチン酸>ミリスチン酸>ラウリン酸」の順で強いです。
石けんは元々洗浄力がかなり高めの洗浄剤なので、
洗浄力の高いステアリン酸は控え目にした方がよりマイルドな石けんになります。
というわけで②と③の表示の場合は
「ラウリン酸とステアリン酸が少なめの石けんを選ぶ」と、
比較的低刺激で洗浄力がマイルドなものを選びやすいですね。
ちなみに動画で説明している「ビオレ」や「専科」は
ラウリン酸は少なめで皮膚刺激は優しめですが、
ステアリン酸は多めなので洗浄力は少し高いかもしれません。
「ロゼット」と「ダヴ」はミリスチン酸メインで、ステアリン酸とラウリン酸は控えめです。
もしより低刺激でマイルドなものを選ぶ場合は、
ラウリン酸やステアリン酸は完全除去のものを探しても良いと思います。
泡立ちは弱くなりますが、よく泡立つ泡立てネットを使用すれば問題ないと思います。
◎④の場合…「ヤシ油」以外の油脂が主成分のものを選ぶ
次に④の表記の場合は、
この↓【ヤシ油】という成分に注目です。
できるだけ【ヤシ油】が主成分のものではなく、
「オリーブ油」や「馬油」や「コメヌカ油」など、
その他の油脂が主成分のものがお勧めです。
なぜかと言うと、
こちらはウィキペディアから拝借してきた「ヤシ油」の脂肪酸組成なのですが、
このヤシ油という成分は油脂の中でも特に「ラウリン酸」を多く含むことで有名です。
つまりヤシ油ベースだとどうしてもラウリン酸が多い石けんになりがちです。
さらにヤシ油はとても安価な油脂なので、
市場の石けんにはかなり頻繁に用いられています。
(安価なものはだいたいヤシ油ベース)
お勧めとしては、
ヤシ油をあまり含まない「パーム油」が比較的お求めやすく、
やや高額になりますが、
「オリーブ油」や「アルガンオイル」など不飽和脂肪酸のオレイン酸などを多く含む油脂をメインに使うと
肌に優しく上質な石けんになる場合が多いです。
【ビオメディ エッセンスモイストソープ】は、
主成分がコメヌカ油で、ヤシ油も一応入っていますが
比較的上質な石けんとなっていると思います。
ベルガモットとローズマリー精油がしっかり香る石けんです。
【KIRYU SILK SOAP FACTORY 生絹手練り石けん】
も、オリーブ油が主成分になっている石けんです。
泡立ちのためにヤシ油も混ぜているようですが、ヤシ油主成分のものと比較するとマイルドな使用感になるでしょう。
◎成分はあくまで目安!実際の使用感は使って確かめよう
というわけで、石けんの4つの成分表示ルールと、
その表示における「優しい石けん」を選ぶための注目ポイントについて解説してみました!
簡単にまとめると、
・「カリ含有石けん」系が一番無難
・「ラウリン酸」と「ステアリン酸」が少ないものを選ぶ
・「ヤシ油」以外が主成分のものを選ぶ
というのが、
手っ取り早く優しい石けんを選ぶコツとなります!
少しでも参考にしていただけると嬉しいです…!!
ただ、「石けん」は通常の化粧品と比較すると、
その成分の特性を成分表からは把握しにくいです。
①の表記ではほとんど分からないことの方が多いですし、
その他の表記でも分からないことだらけです。
そのためこうやって予想をつけて購入したけど、
実際の使用感はちょっと違った…というケースもかなり多く、
やはり成分はあくまで【目安】としておおまかに捉え、
本当の使用感は実際に商品をお試し頂くのが一番良いでしょう。
ぜひご自宅の石けんの成分もチェックしてみてください(*^_^*)ゞ
ちなみに、石けんはこうやって選んだとしても全般的に洗浄力は高くなりがちです。
アトピーや乾燥肌の場合肌質的に合わないというケースも多いです。
(かくいうかずのすけも石けんは普段使っていません)
今後、さらにお肌に優しいアミノ酸系洗浄成分のアイテムなども紹介していきたいと思います!
というわけで今日は以上です!
ブログでご覧くださった方は、動画版もぜひご覧になってみてくださいね!\(^o^)/
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