一日一回のランキング投票にご協力ください。
↓クリックで投票完了↓
今日は、先日アップした
▶優しい石けん教えます。【低刺激性・泡立ち・コスパ・洗浄力】優秀な石けんを見分ける裏ワザ!
こちらの記事のご感想で、
「牛乳石鹸はどうですか?」
というご意見をいくつか頂きまして、
【牛乳石鹸】といえば、最近SNSでもかなり話題になっていたと思いますので
色々商品や成分とかを見てみたんですよ。
そしたら、僕の勝手なイメージで牛乳石鹸といえば固形石鹸(赤箱・青箱)しかないと思っていましたら、、
思いの外色々なアイテムを展開していたので、、
今回は
有名なアイテムにはじまり、あまり認知されていない隠れ名品まで
その製品特徴等を色々解説してみたいと思います(*^o^*)ゞ
◎【牛乳石鹸】カウブランドの石鹸&洗顔料について
ネットで「牛乳石鹸」と調べると、
真っ先にヒットするのはこちらの
【赤箱】と【青箱】
が一般的に非常に有名だと思います。
日本人ならば誰もが一度は見たことがあるであろうというくらいに広く利用されている固形石鹸で、
『牛乳石鹸』
と一言で言うとまずこのどちらかをイメージする人が多いのではないでしょうか。
しかし、実はこちらの赤箱や青箱を手掛けている『牛乳石鹸供進社株式会社』さんでは、
同じ「カウブランド」シリーズとして
この他にも様々な洗顔料や石鹸を展開しているのです。
まぁカウブランドというとこちらにもある「無添加シリーズ」や、クレンジング剤なども非常に有名です。
洗浄系アイテムにはとても定評のあるブランドになっています。
最近はスキンケア系もかなり強く、大人気で欠品騒ぎにもなった「赤缶ビューティクリーム」など
最近ぐんぐん知名度をアップさせている印象があります。
まぁ一般にはやはりこの赤箱や青箱のイメージが強くて他の洗顔料があまり知られていないので
今日はその紹介も含めて解説していきたいと思います!
◎実は【無添加石けん】じゃない!?カウブランドの洗顔料の特徴
最初に全般的なカウブランドの製品の特徴について触れていきますね。
まず、カウブランドは「無添加シリーズ」が人気ですし、
商品のど真ん中に「無添加」とデカデカと書いてあるので
パッケージには書いていない赤箱や青箱も含めて
全体的に「無添加石けん」だと思っている人が多いです。
しかし、これは誤解で、
カウブランドシリーズの石けんや洗顔料は、
赤箱青箱含めてその全てが「無添加石けん」ではありません。
【無添加】っていうのはよく使われる方式としては
①旧表示指定成分をすべて配合していないことを大きく「無添加」と言っているケース
②特定の成分を任意に指定してそれを配合しないことで「無添加」と言っているケース
があります。
カウブランドさんはこの②のパターンで、
全部上の段に「着色料・香料・防腐剤・品質安定剤・鉱物油・アルコール」と書いてあって、
この成分が無添加ということなんですよね。
だから他の成分は色々入っています。
僕が考えている「無添加石けん」というと、
水か石けん成分以外何も入っていない
というものがそれに当たると思います。
こういう無添加石けんは石けん業界では結構多くて、
例えばミヨシ石鹸さんの「白い石けん」は全成分が「石けん素地」のみです。
他にもシャボン玉石けんさんの「無添加フェイシャルソープ」など。
これも水とカリ石けん素地のみなので無添加石けんです。
石けんって別に他の成分を入れなくても製品としては十分成り立ちますし、
一般的に石けん業界では「無添加石けん」というと「石けんのみ」という暗黙の了解があります。
そういう意味では牛乳石鹸は「無添加石けん」というわけではない、ことには注意した方が良いかもしれません。
本当の意味での無添加石けんを探している場合は牛乳石鹸は該当しません。
◎「赤箱」や「青箱」が愛される理由…【無添加石けん】よりも肌に優しい!?
しかし、
じゃあ牛乳石鹸は良くないのか!?
…というと、それは違います。
実は、石けんなどの洗顔料は、
石けん成分のみの【無添加石けん】よりも
色々成分を除去したり、保湿成分を加えたり、油分を添加したり、
様々な加工を施した化粧石けんのほうがお肌に優しくなるのです。
これは、前回記事でも解説しているように、
▶優しい石けん教えます。【低刺激性・泡立ち・コスパ・洗浄力】優秀な石けんを見分ける裏ワザ!
石けんは刺激になりやすい脂肪酸を除去したり、
肌に良い油脂成分で作ったり、油分を添加したり、
いくつかの石けん成分を組み合わせるなどの工夫をした方が上質な石けんになる
ということをお話しています。
「無添加石けん」というのは良い意味でも悪い意味でも無添加ですので、
石けんの悪い部分もダイレクトにお肌に伝わってしまいます。
そこをうまく工夫して低刺激になるように作っているほど、お肌には優しい石けんになるわけですね。
ちなみに、牛乳石鹸「青箱」の成分はこんな感じ↓。
主成分は石けん素地で、
特徴的なのは「牛乳石鹸」の名前の由来である「乳脂」の配合ですよね。
これは牛乳原料の乳脂を使っているそうです。
この乳脂の添加があるので、通常の無添加石けんよりはマイルドな使用感になると思います。
あとは洗浄力を上げるステアリン酸、石けんの白さを保つ酸化チタン、
そして「キレート剤」のEDTA-4Naの配合が見られますね。
キレート剤というのは「金属封鎖剤」といって、
水道水中の金属成分を失活させる成分です。
無添加好きの人には嫌われがちの成分なのですが…
僕は敏感肌の人が石けんを使用する場合は非常に重要な成分だと思っています。
通常の無添加石けんは、水道水の金属成分と合体することで【金属石鹸】というものを作ります。
ただの石けんを水に溶かすと白く濁るのですが、これが金属石鹸の粉末の色です。
これは顔や体を洗っても発生するので、
もし無添加の石けんを使うと、この成分がお肌に残留することが知られています。
肌に残った金属石けんは、お肌の突っ張り感や、汗などに溶けた際に刺激要素になることが多く、
敏感肌には避けるべき残留物質です。
しかし
EDTAなどのキレート剤を配合しておけば、金属石けんの発生を防いでくれるため
敏感肌の場合は、
キレート剤が入っている石けんのほうが相対的に肌刺激などは低下すると考えられます。
石けん系の洗顔料だったら結構当たり前の工夫ですが、意外と大事です。
ちなみに青箱よりも人気の「赤箱」は、
さらに「スクワラン」という油分を添加していますので、
この分青箱よりもさらにマイルドな洗浄力になっていると予想できます。
これが、沢山の人に牛乳石鹸が好まれる理由のひとつなのかなと思います(^-^)
◎「青箱」「赤箱」も敏感肌・乾燥肌向けとしてはイマイチかも…?
しかし、このような工夫のある青箱や赤箱も、
敏感肌や乾燥肌の人が使うには、まだまだ洗浄力が高かったり、
刺激とかもちょっとあるのではないかな?と僕は思います。
主成分の石鹸素地の原料油脂も、牛脂の他に「ヤシ油」を使っているので、
刺激になりやすい脂肪酸(ラウリン酸)もある程度残っているはずです。
そもそも、青箱は基本的に身体の洗浄用で、赤箱も「一応洗顔にも使えるよ!」というニュアンスの商品です。
普通の無添加石けんよりは良いかもしれませんが、
かと言って低刺激な石鹸で敏感肌にもオススメ!というほどでもないんですよ(^^;)
特に「赤箱」なんかはSNSで話題沸騰でバク売れしてますが、
普通に結構ガッツリ洗ってくれる石鹸なので、
脂性肌とかかなり肌が強めの方には合うと思いますが
乾燥肌や敏感肌の場合はやはり合わないケースも多そうです。
あと、香料もかなりしっかり配合されているので、
この香りが苦手な人も注意です。
(僕は合わないようで、今とても目が痒いです。泣)
しかし、
カウブランドではこの青箱や赤箱以外にも沢山の洗顔料を展開していて、
敏感肌向けにもかなり考えられた処方のものが他にもいくつもありました。
そちらも順に見ていきましょう!
◎セラミド配合!刺激成分も除去!カウブランドの洗顔フォーム
カウブランドさんには固形石鹸じゃなくて、こういうペースト系の洗顔フォームもあるのですが
まず青い方の「カウブランド無添加洗顔フォーム」の成分を見てみると…
ミリスチン酸系のカリ石鹸が主成分。
肌の刺激になりやすい「ラウリン酸」という脂肪酸を完全除去しているのが特徴です。
あとアミノ酸系のココイルメチルタウリンKや、両性イオン系のステアラミンオキシドなども添加して
比較的敏感肌向けの構成となっています。
香料や様々な敏感肌に不向きな成分も無添加の処方です。
キレート剤成分としてクエン酸も入っていますね。
これだけでも赤箱・青箱に比べるとかなりの低刺激の工夫が見られます。
次に、ピンクのチューブ「カウブランド無添加うるおい洗顔」では、
こちらも同じく「ラウリン酸」を完全除去で、
石鹸のベースはほぼ同じですが、
肌のバリア機能成分である「セラミドNG」が追加配合されています。
より敏感肌ケアに適した構成になっていますね。
青いほうが120gで定価600円、赤いほうが110gで定価550円と、いずれも非常にお買い得です。
いずれもラウリン酸無添加ですが、
凄く弾力のある良質の泡が出来るのでかなり良いと思いました!
◎固形石鹸なら「なめらか泡の洗顔せっけん」がオススメ!
こちら、なぜかカウブランドの公式サイトには載っていなくて定価が不明なのですが、
Amazonさんでは1個(70g)950円くらいで購入できる固形石鹸です。
↓こういったハート型の可愛い固形石鹸で、
(全成分の箇所が汚くてすいません…。。いつも思うんですがAmazon職員さん、、全成分表にシールを重ねて貼らないでください…。。。)
こちらは石けん素地をベースに
「アミノ酸系洗浄剤」のラウロイルアスパラギン酸Naを添加した石鹸ですね。
さらにセラミドNGがこちらも配合されています。
泡立ちは上記の洗顔フォームと比べると、泡が柔らかいのが気になりましたが、
十分いい泡が立ちますよ!
◎実はアミノ酸系!?「無添加泡の洗顔料」が一番マイルド!
そして、最後がこちらの「無添加泡の洗顔料」なのですが、
これまでのアイテム全部が石鹸主成分だったのに対して、
こちらは「ラウロイルメチルアラニンNa」というアミノ酸系洗浄剤が主成分の泡洗顔。
ココイルグルタミン酸Naやラウロイルアスパラギン酸Naもアミノ酸系。
ラウリルヒドロキシスルタインは両性イオン系です。
もちろんセラミドNGも配合です。
いずれも石鹸と比較すると非常にマイルドな洗浄力の成分で、
かなりの乾燥肌や敏感肌、普段からあまり洗浄力の高い洗顔をしない方、
またクレンジング後のダブル洗顔用などに使うと良いと思います。
泡で出てくるタイプなので、
小さなお子さんやベビー用にもお使い頂きやすいですよ!
ただし、石鹸ですっきりさっぱり洗いたい!という人が使う分には、
かなり洗い心地が優しいので、そこは注意してください(^^;)
ちなみ主成分に入っている保湿剤の「DPG」が目に染みる場合があるので、
多量に目には入らないように注意しましょう。
(石鹸系は全部目に染みるのですが、本来アミノ酸系は実はそんなに染みません)
こちらで200ml:680円。
お求めやすいようにも見えますが、アミノ酸系は原料コストが高いので
実は水で薄めた泡タイプだからこそ出来る価格です。
泡系は結構すぐなくなるので、コスパは見た目ほどは良くないです(^^;)
◎口コミに惑わされず、肌質に合わせて洗顔料を選ぼう!
というわけで以上!
僕のオススメとしては、
石鹸系でマイルドな洗顔料ならピンクの洗顔フォームが結構オススメです!
固形ならちょっとお高いですが、なめらか泡の洗顔せっけん。
そして、かなり乾燥肌・敏感肌の方にはアミノ酸系の無添加泡ソープが良いと思いました(^^)ゞ
SNSでは妙に赤箱とかが注目されていますが、
実際にはメーカーさんとしてもこういうふうに肌質に合わせた沢山の商品を展開しているので
口コミや評判だけに惑わされず、
自分に合ったものをうまく選べるようにしたいですね!
…ちなみにこのピンクの洗顔フォームは、知ってたらこないだの動画で紹介したかったな…。。
ラウリン酸完全除去の洗顔フォームは珍しいので、
石鹸系の洗顔料がお好きな方はよかったら一度お試しください(^^)ゞ
<お知らせ>
ところで、お伝えが遅くなってしまったのですが年内のCeraLaboの発送業務が今日で最終日だったので、本日(27日)以降のご注文分は年始の6日からの発送になります…!!
大変恐れ入りますが、ご了承頂けますと幸いです!!m(_ _)m
吸収剤&酸化亜鉛フリー!最高指数UV下地【セラネージュ ハイエンドカバーUVベース】7/15発売【詳しくはこちら】
敏感肌のエイジングケアに!【セラシエルレッド モイストクリーム】発売!【詳しくはこちら】
オンラインストアURL:https://cores-ec.site/ceralabo/
超ベテランコスメ開発者と手掛ける魂の合作【美肌成分事典】10月19日発売!【詳しくはこちら!】
【秒でわかる!最強の家事-暮らしは、化学でラクになる】発売中! 【詳しくはこちら!】
【オトナ女子のための美肌図鑑】ベストセラー10万部突破!【詳しくはこちら!】
▶メイクも化学で徹底解明 【オトナ女子のための美容化学 しない美容】 大好評発売中!!
▶かずのすけがマンガに!【かずのすけ式美肌化学のルール】の紹介
▶究極の美肌法を徹底収録!【どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア】の紹介
<公式ホームページ> ブログを見やすくまとめています!→詳しくはこちら!
【かずのすけのおすすめ化粧品まとめページ】
かずのすけが実際に使用している商品や四つ星&五つ星の商品をまとめています!
詳しい利用法について→こちら
オススメの解析
かずのすけ
Facebookページも宣伝
かずのすけ公式Facebookページのいいね!もお待ちしてます!
解析依頼はここから
※アメンバー限定です。
【かずのすけのブログ検索】
コメントや古すぎてAmeba検索でHITしないものも検索できます!
(バナー用画像↓ 加工OK!)