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先日から大きく反響を頂きましたこちらの記事、
▶僕が「ニキビ&アトピーは皮膚科へ行け」という意見に手放しで賛同できない理由
すでにブログでは40件以上も実際の経験者様を含めた色々な意見を寄せていただいてます。
かずのすけ@kazunosuke13僕自身がアトピーで辛く悩んでいた時のことを重ねてしまって、「ニキビ&アトピーは皮膚科へ行け」という情報を見る度に胸の奥がぎゅっとなるんです。その理由について書いてみました。 僕が「ニキビ&アトピーは皮膚科へ行け」という意見に手放… https://t.co/gdCb5MOKuE
2019年12月22日 19:30
Twitterではさらに本職の皮膚科の先生も含めた多くの方より貴重なコメントを頂きました。
小林智子【皮膚科医】@kobatomo_1これ読んで色々考えさせられました 特に皮膚科は「5分診療」と言われるくらい患者さんに対応する時間が短い傾向にあります。医者の治療の腕というよりも、医者がスキンケアや生活習慣含めた細かい指導が(したくても)できていないという保険診… https://t.co/HFluW8f6y5
2019年12月22日 20:12
日野皮フ科医院@hinohifuka多くの方々にあるモヤモヤ感を言語化してくださってます。逆に医者も胸がギュッとなります。医者と患者さんが共通の目標を持つことは、やはり大切なのだと改めて学ばせていただきました。 https://t.co/gBEmEymhfH
2019年12月23日 00:11
はなふさ皮膚科 花房火月@新刊『ぜんぶ毛包のせい。@hizukihanafusa1「皮膚科で必ず治るならば、民間療法や悪質商品は横行しない」 この言葉、我々、皮膚科医も重く受け止めるたいと思います。皮膚科医も生活があるのでなるべくたくさんの患者さんをみないといけない。どうすればいいか、いろいろアイデアを出し合っ… https://t.co/4TXcDOSTAY
2019年12月23日 12:44
肌のクリニック高円寺・麹町 院長@hadacliこちらについてですが、コメントをいただいたため、返信を書きました。長文になったため、noteを活用しています。 かずのすけさんへのニキビと皮膚科治療についての返信|肌のクリニック高円寺院・麹町院 @hadacli #note… https://t.co/wmapZu4nnR
2019年12月23日 21:24
Dr.T@hataraki_wm@kazunosuke13 内科医ですが、アトピーやニキビの患者さんには薬を処方するだけでなく、使用しているスキンケアを逐一聞いてその場で成分を調べ、肌質に合っているか確認します。かずのすけさんの本やブログも勝手ながら診療の参考に… https://t.co/OYMiiLEQwZ
2019年12月23日 00:14
頂いたコメントの大部分は僕のいいねなどでご覧頂くこともできますので、
良ければそちらも見てみて頂けると良いと思います。
とても貴重な意見交換ができたと思います…!!
もちろん、すべてが肯定・賛成意見ばかりではないし、
僕の伝えたかった内容が100%は伝わらなかったのかなという方もいらっしゃったのでそこは仕方ないところですが、
少なくとも、これまで「単なる医者批判」として切り捨てられてきた僕や多数の治療失敗経験者の方々の複雑な想いが
多少なりは現場の先生方に届いたのかなと感じております。
これは今までには本当になかったことで、
今までは僕自身未熟で書き方や伝え方が良くなかったんだなと反省するばかりですが、
こういった意見を真摯に受け止めてくださる先生が実際にいらっしゃったということが素直に嬉しいです。
これを期にこういった事情を踏まえた診察をしてくださる先生が増え、
少しでもニキビやアトピーに悩む人が減っていったら良いなと思います…!!
まだしばらくはコメント欄は自由に書き込みできるようにしておりますので、
感じたことやご自身の体験などお知らせ頂けると嬉しいです(*^_^*)
というわけで一旦、今日の本題ですが、
上記記事では十分に説明しませんでしたが
標準治療中後の「正常スキンケアへの移行」の重要性について補足したいと思います。
◎標準治療失敗の要因のひとつ…「薬のやめ方が分からない」
これは僕もアトピー時に経験していることなのですが、
医薬品の知識を全く持たない一般人の場合
薬の副作用を意識していないと再現なく薬をずっと使ってしまいます。
アトピーの場合はステロイド、
ニキビの場合は殺菌剤や角質代謝促進剤が処方されますが、
いずれも長期間継続して使用すればするほど副作用が大きくなっていき
「薬をやめると悪化」というのが起こりやすくなってしまう傾向があります。
それを回避するために専門のお医者様や薬剤師さんが適切にアドバイスを行う必要があるのですが、
それがうまく行かない現状があるというのは前記事でも指摘した通りです。
理由としては上記で紹介している先生方のツイートなどに
皮膚科診療の現状について触れていらっしゃる部分もありますのでご覧になってみてください。
ニキビもアトピーも症状を改善するだけなら薬を使用すればいっときは症状を抑えることができますが、
再発を繰り返す場合はそれを何度も使い続け、
「薬の使用をやめる」ということが出来ない、いわゆる医薬品に依存した状態に陥ってしまうわけです。
これが僕も同じく経験したケースで、
「皮膚炎が発症したらステロイドを塗る」という単純な作業を継続して繰り返した結果、
薬を使うのをやめると必ず悪化→薬を使う…というループにハマってしまうのです。
◎症状を抑えたり治療するのは薬の役目、再発や悪化を防止するのはスキンケアや生活改善の役目
そこで絶え間ない悪化と改善の繰り返しの中で僕が悟ったのは、
「薬では症状を抑えられても、再発を防ぐことはできないんだ」
ということです。
医薬品はほとんどの場合対処療法で、疾病を薬の力で抑えているに過ぎません。
症状の発生原因そのものを取り去っているわけではないため
それを放置しておけば基本的にまた同じ症状が現れることになります。
つまり、原因に対処しないまま同じ薬をずっと使っているだけではその薬をやめるという状態に達することはなかなか難しいということです。
例えば僕の例でいえば、
アトピーというのは結局のところ外的な皮膚刺激に肌が負けて炎症を起こしているため、
(僕の場合食物アレルギーは全くなかったが、人によってはアレルギーが原因の場合など様々)
この皮膚刺激要因になっているものをすべて回避すれば炎症が起こりにくくなるはず!と考えて実践しました。
それこそ洗顔料、ボディソープ、シャンプーなどの洗浄剤系を低刺激なものに見直すところから、
洗濯洗剤、衣類の繊維、柔軟剤、保湿化粧品その他の多くの接触要因をチェックしました。
一番効果的だったのは何度もお話している通り洗浄剤類の変更ですが、
最後のひと押し的な感じでその他のアイテムもとても大切でした。
化粧品も、あれこれ塗り重ねるよりも低刺激なものを最低限使用した方が肌の調子が良いことが分かりました。
そういうのを見直したことで、明らかに皮膚炎の発症頻度が低下しました。
ただし、長年アトピーで薬を使い続けているため、接触刺激を極限まで低下させても
肌が擦れたり、汗や皮脂など回避しようがない微妙な要素で肌荒れてしまう状態です。
最初は「脱ステ」といってステロイドを一切使わない方法をやろうと思ったのですが、
当時身体には最強クラスのステロイドを使用していた僕は猛烈に炎症が悪化したため
結局これは無理だと判断して、
代わりに薬のパワーを少しずつ弱くして、塗布頻度を徐々に落とすという方法を選択しました。
(掻き壊す前に少しでも痒くなったら塗る→接触刺激を極力避ける→…というのを繰り返す。プロアクティブに近いけど、一部我流です。)
あまりに長く色んな皮膚科に行っていたので、効力の様々な抗炎症薬を色々持っていました。
洗浄剤や使用する化粧品等を見直したことで、
明らかに炎症の頻度は低下していき、症状の弱い部分は1年程度で、
一番ひどかった部位は大学時代の3年ほどを擁して完全に薬を使用しなくてもいい状態に持っていきました。
(このときの方法が、かずのすけの提唱するオフスキンケアの基本理念になっています)
結局、薬は症状を抑えるために重要な役割を果たしていたので
僕はこの薬の使用自体を否定するつもりはありません。
むしろ症状を一時的に抑えるための薬が必要なので、まず皮膚科には行っておくべきです。
しかし、原因対策に努めず薬だけ使用し続けるのでは結局状況が悪化していくだけという場合があるため、
(それだけでも改善する人は多いそうですが、長年悩んでいる人は↑このパターンがほとんどかと思います)
完全に薬を使用しないようにするには、
原因に対応して「正常スキンケアに移行する」というフェーズを経由する必要があるのです。
これはニキビ治療においても同じことで、
徐々に使用頻度を減らすなどして正常ケアに移行していかなければ完治とは言えないと思います。
これをアドバイスできる皮膚科というのが本当に少ないし、
自分である程度知識をつけて対応しないと他人任せではとても難しい部分です。
◎「ニキビに効く化粧品」や「アトピーに効く化粧品」は存在しないが、「化粧品の使い方」次第で再発や悪化を防止することは可能
我々美容専門家は、医師ではないのでお薬を処方したり診断をすることはできません。
「これでニキビ(orアトピー)を治せるよ!」と言って化粧品を勧めることもできません。
そもそも化粧品では「使うだけでニキビやアトピーを治す化粧品」というものは作れないです。
一応「医薬部外品」には「ニキビを予防する」とか「抗炎症作用」のアイテムもあります。
ただ、僕の考え方としては医薬部外品の薬用アイテムも有効成分の薬効効果によって症状を緩和するメカニズムなので、
極弱い医薬品のようなものと考えており、これを使っても結局根本的な解決にはなりません。
(そもそもそれより強力な医薬品を継続している時点で効果はほぼ見込めない)
だからニキビやアトピーに効く化粧品なんてものは無いと言って過言ではないでしょう。
でも、ニキビやアトピーをまたたく間に治す化粧品はないけど、
「化粧品の使い方」次第ではニキビやアトピーをできるだけ再発させないようにしたり悪化を防ぐことは十分可能です。
例えば、さっきも言ったようにアトピーであれば、
極力低刺激な成分のものを選んで、優しく洗浄するようにして、保湿は最低限のものにしておく…
など。
ニキビであれば、
毛穴を閉塞しやすいメイク用品を避けたり、クレンジング剤を見直したり、洗顔を適度な洗浄力のものにしたり、油分が豊富なスキンケアは避けたり…
など。
別に薬用化粧品の効果でそれを抑えろ言っているのではなく、
現状のスキンケアを見直して、今後再発しにくいようなスキンケアを考えることなら僕らにも出来ます。
スキンケアとは言いますが、もちろん「化粧品」に限らず食事内容や生活習慣、洗濯洗剤とか柔軟剤とかそういったものの変更というのも視野に入ってきます。
逆にこれらが原因になっているのにそれに全く対応しなければ、
当然延々再発を繰り返してしまいますよね。
つまり「治す」ことは医薬品にしかできませんが、
治った後にできるだけ症状が出ないようにケアすることは医薬品じゃなくてもできます。
むしろ、
「健康な状態を維持して、より美しく保つ」ためには、
生活の改善や化粧品をうまく使いこなすことはとても大切です。
そうして再発しにくい土台を作っていくことができれば、
いずれは薬を使わない正常スキンケアに移行することもできるはずです。
◎「医療」と「美容」が互いに支え合える未来が来ることを願って
だから、僕はニキビやアトピーの改善においてスキンケアは絶対に見過ごせないものだと考えていますし、
実際スキンケアの方法を見直したことで僕と同じように薬の使用ループから抜け出せたという方も多く知っています。
皮膚科での標準治療は自分では対処できない肌荒れの最初のステップとしてまず受けることが第一。
これは間違いありません。
ただ、その治療中やその後には、必ず医薬品を使わなくても良い土台を作っていく必要があるので
できればそれも指導してもらえる良質なクリニックを探して欲しいと思います。
重症度の高い症状を保険外で特別に対応してくれる専門クリニックもあります。
しかし、もしもそういったアドバイスが貰えない環境の場合は、
やはり患者自らがある程度自身の状況を見直してスキンケアなどの土台を整えていく必要が出てきます。
僕も普段からニキビができにくい化粧品や食べ物、その方法などについて記事を書いていますし、
優秀な美容専門家は今や数多くいますので、そういった人にアドバイスを仰いでもいいと思います。
(理想的なのは自分で賢くなって臨機応変に対応できるようになることだと僕は思っています。)
というわけで以上、先日の記事では書ききれなかった部分です。
こういった美容知識に基づく予防対策というのはニキビ治療のガイドラインのように確固たるエビデンスが存在するわけではないですし、
個々に原因は様々過ぎて一概に「こうすれば良い!」といえるものでもありません。
今回紹介した僕がアトピーを完治させた方法や、例示した対策法もあくまで一例であり、
眉唾と言われても強く反論はできません。
ただ、実際にそれで結果を出している人が相当数いらっしゃるのも事実ですので、
その辺りのことをもっと医療関係者の方々が理解してくださると嬉しいです。
古くは「医療」と「美容」は対立の関係にあるように言われていて、
未だに医療関係者には美容を軽んじるような見方をする方も多いのですが…
最近はスキンケアや化粧品の利用も重要であると考えられているお医者様も増えてきているようですので
今後はもっと「医療」と「美容」が支え合って、
互いに足りないものを補っていける未来が来ると良いなぁと思っています。
今回の話題が、その未来実現のための小さな一歩にちょっとでも繋がれば良いのですが。
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