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こないだの歯磨き剤のお話の補足記事になります!
▶白く健康な「歯」を維持するために…『歯磨き粉』の化学成分と正しい選び方(その①)
▶白く健康な「歯」を維持するために…『歯磨き粉』の化学成分と正しい選び方(その②)
今日は上の記事の「その②」で解説した、
「薬用ハイドロキシアパタイト」についてもう少し詳しいお話をしたいと思います。
◎「薬用ハイドロキシアパタイト」と「フッ素」の効果の違い
前の記事で「虫歯予防成分」として薬用成分に認可されているのが
【フッ素(フッ素化合物)】と【薬用ハイドロキシアパタイト】の二つだという話をしました。
ただ文字数の関係的にこの辺をかなりざっくり書いてしまって、
この両者の性質についてあんまり詳しく書けなかったんです(^_^;)
今日はここからもう少し踏み込んで説明していきますね。
まずフッ素と薬用ハイドロキシアパタイトは承認されている効果は「虫歯予防」という同じ作用なのですが、
実際にはかなりの効果の違いがあります。
まず「薬用ハイドロキシアパタイト」は、
ここに書いてあるように
①むし歯の原因となる歯石を吸着除去、お口をすっきり。
②目に見えない傷を埋めて、歯を滑らかにし、歯石や着色汚れをつきにくく。
③エナメル質から溶け出したミネラルを補給。初期むし歯を再石灰化します。
というような作用があります。
これは「薬用ハイドロキシアパタイト」がそのまま歯表面の主成分(エナメル質)と同じ成分であることと、
薬用ハイドロキシアパタイト自体がエナメル質の微粒子であることで、
そのものが歯と合体して傷を埋めたり、歯石を削る研磨剤的な働きをすることに起因します。
また「再石灰化」というのは、酸によって溶け出したエナメル質を再補填することなのですが、
薬用ハイドロアパタイトはそのまま歯表面と合体できるのでこれだけで再石灰化となります。
イメージとしては薬用ハイドロキシアパタイトは「歯と同じ成分の微粒子で磨くことで歯と合体して補填する」という効果になります。
対して【フッ素】は、当然ながら歯と同じ成分ではありません。
効果としては↓こんな感じです。
①歯の組織に浸透して歯質を強化する。
→フッ素が歯に作用すると、歯質は「フルオロアパタイト」という非常に安定した結晶構造を持つようになり、歯質は強化され酸に強い虫歯になりにくい歯になります。
②酸産生の抑制(抗菌作用)。
→フッ素自身が抗菌作用を示すため、虫歯菌(歯垢)の出す酵素によって酸が作られる過程をブロックする。
③再石灰化を促進する。
→唾液中のカルシウムやりん酸を歯にくっつけてくれます。
(参考→http://www.okayama-kyoritsu.jp/shika/toku/husso_zen.html)
というわけで薬用ハイドロキシアパタイトと同じようで実は違うことに気付く方もいるかもしれません。
イメージとしてフッ素は「抗菌・耐酸性のフッ素バリアを歯表面に生成する」という作用です。
フッ素はそのものが結構な毒物(苦笑)なので、微生物に対して抗菌性を示します。
だからフッ素を入れるだけで多少の菌類の繁殖や活動を抑制出来てしまいます。
またフッ素は歯の表面と同化するのではなく、合体することで「フルオロアパタイト」という特殊な物質に変化させます。
まぁフッ素コートみたいなものを作っていると考えてください。
実はエナメル質そのもの(ハイドロキシアパタイト)よりもフルオロアパタイトの方が強度や耐酸性は上です。
だからコーティングとしてはフッ素の方が強いと考えて良いと思います。
ただ「再石灰化を促進する」という点については、
そのものが合体して「再石灰化する」薬用ハイドロキシアパタイトの方が効果は上でしょう。
(サンギさんが比較データも出しています。→資料p.13より)
以上から、
- エナメル質の補填と傷の修復、及び研磨作用→薬用ハイドロキシアパタイトが優勢
- エナメル質の補強&耐酸性と抗菌効果→フッ素が優勢
という感じになるので、
一見同じ作用が認可されているからと言って、
薬用ハイドロキシアパタイトだけ(もしくはフッ素だけ)を使えばそれで全ての効果を得られるとは言えないわけです。
結局いずれの成分も得意不得意があるので、
両方併用や用途に応じた使い分けをした方が良いということになります。
ちなみに併用する場合の使用順序のオススメとしては、
エナメル質を補填してからフッ素コートした方が良いと思うので
薬用ハイドロキシアパタイト→フッ素の順で使うのが最も効果的だと思います。
ただし最後のフッ素系歯磨剤に研磨剤が入っているとせっかく補填したエナメル質を剥がしてしまう懸念があるので、
最後のフッ素コーティングに使う歯磨剤は無研磨のものが良いと思います。
無研磨のフッ素コート剤は有名なものだと【ジェルコートf】などがありますね!
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これは僕はまだ使ったことがないのですが色々情報を頂いて成分を見てみた感じ、
理論的にはとても理想的な内容だと思いました!
(早速購入したので届き次第使ってみます!)
◎「薬用ハイドロキシアパタイト」と「ヒドロキシアパタイト」の違いについて
次に、これも多数コメントを頂いたのですが
実は【薬用ハイドロキシアパタイト】の他にも【ハイドロキシアパタイト】もしくは【ヒドロキシアパタイト】と呼ばれる成分があり、
これらの成分は全て同じものなのか?という疑問があるようです。
例えばこちらの製品『Dr.オーラル ホワイトニングパウダー』には、
【ヒドロキシアパタイト】という成分が主成分として40%も配合されています。
【薬用ハイドロキシアパタイト】と【ヒドロキシアパタイト】は、
化学成分としては同じ物質と言えます。
同じく化学成分としては「水酸化リン酸カルシウム(hydroxyapatite)」のことです。
「Hydroxy」をハイドロキシと読むかヒドロキシと読むかの差で、
場合によって「ハイドロキシアパタイト」と書かれている製品もあります。
しかし。
このホワイトニングパウダーにも薬用ハイドロキシアパタイトと同じ効果があると言えるのか?
というと、
これは「はいそうです」と簡単にはお答えできません。
実際のところ、表面上は「同じ成分ではないから効果は別」と言わなければなりません。苦笑
この辺は非常に複雑です…。笑
元々「ハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)」は単なる研磨剤として使われていた成分で、
ご覧の通り、こちらの研磨剤の表にも載せています。

なので普通に「研磨剤」としてハイドロキシアパタイトが使われている製品は結構あります。
このドクターオーラルホワイトニングパウダーも、研磨剤(清掃剤)としての配合なんです。
対して、
「薬用ハイドロキシアパタイト」は、
株式会社サンギさんが独自開発した特殊なハイドロキシアパタイトです。
これはサンギさんが作っている資料にも載っています。
どのように特殊なのかは詳しくは分かりませんが、
例えば粒径が一定以下のサイズになっているとか(薬用ハイドロキシアパタイトはナノサイズなのでめちゃくちゃ小さいです)、
普通のハイドロキシアパタイト(ヒドロキシアパタイト)とはちょっと違うようなのです。
「薬用有効成分」として認可されるにはそれなりのデータを厚労省に提出して承認される必要があり、
これは非常にハードルが高いです。
ですので、
「薬用」という冠詞が付いていないハイドロキシアパタイトは、ただの研磨剤という扱いになり、
厚労省からの効果承認はなされておらず、実際にむし歯予防効果があると言うことも出来ません。
ここは注意すべき点だと思います。
ただし。
ここだけの話ですが、
結局のところ「ヒドロキシアパタイト」も「薬用ハイドロキシアパタイト」も化学成分としては同じものなので
全く効果がないか?と言われると…
恐らくですが、僕的には多少はあるんじゃないかな?と思います。
ただその効果立証や公の第三者機関からの承認はされていないので、
結局のところは神のみぞ知るところになってしまいます(^_^;)
効果が全くない可能性も十分あると思います。
ちなみにヒドロキシアパタイトが40%も入っているならば、
1番強力な効果はやっぱり研磨作用でしょうね。
エナメル質と同じ成分なのでエナメル質自体を過度に削る懸念はなく、
非常に理想的な研磨成分であることは確かです。
そういう意味でも優秀な製品であることは間違いないと思いますので
これを継続していて調子が良いと感じている場合は無理にやめる必要は決してありません。
その点はご安心くださいね!
というわけで、
歯磨きネタの補足記事ということなりました!
今後も歯磨き系のお話はちょくちょく入れていきたいと思っていますので
もし何かご質問や気になることがあれば色々調べてみますのでお気軽にコメントください!(*^_^*)ゞ
(歯磨き関係ないものでも記事に取り上げて欲しい内容があれば随時受け付けていますよ!)
では本日は以上です!
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