肌と衣類に1番優しい衣類洗剤はどれ?いろいろな【おしゃれ着洗剤】を比較してみた | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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では新年最初のメイン記事を書いていきますね。

 

今日は年末に書いたこちらの記事の続きということになります!

 

無添加&ナチュラル系洗濯洗剤の成分を比較してみよう!-石けん系・非イオン系などの選び方-


ナチュラル系や石鹸系の洗剤はなんとなくイメージ的に衣類や肌に優しいと思っている消費者も多いのですが、

 

実は成分的に見ると特に肌や衣類に良いとは言えないものが多いです。

 

 

 

特に陰イオン系や石鹸系の洗剤の場合はアルカリ性や負の静電気を帯びるなどの性質上、

 

衣類には洗う度にダメージが残りますし、成分が残留すると皮膚刺激になってしまうことも多いです。

 

 

では『実際に最もお肌や衣類にダメージになりにくい洗剤は何か?』と聞かれた時に、

 

かずのすけがお勧めしているものは何なのかというと…

 

 

ズバリ、【おしゃれ着洗剤】です。

 

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おしゃれ着洗剤の多くは

 

『ポリオキシエチレンアルキルエーテル』『ポリオキシアルキレンアルキルアミン』などの

 

「非イオン界面活性剤」というタイプの洗剤を使用しています。

 

これは洗っても繊維が静電気を帯びないタイプの洗剤で、

 

繊維ダメージが非常に低くデリケートな衣類も洗えます。

 

また残留したとしても皮膚刺激がありません。

 

 

さらに、通常の石鹸や陰イオン系洗剤と比べてかなり低濃度で洗浄力を発揮するので

 

使用量が比較的少なくて済む=環境負荷が少ないと考えられています。

 

 

また、個人的に一番嬉しいのは洗い上がりがごわつかないので柔軟剤が必要ありません

 

 

柔軟剤は皮膚刺激の強い成分(陽イオン界面活性剤)が使われているため、

 

肌が弱い人は出来れば使わないに越したことはありません。

 

柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(前編)


 

 

繊維ダメージがほとんど無いので「ウール」「カシミヤ」「シルク」などの脆い繊維も洗浄可能です。

(ただし形が崩れやすいものは専門店でドライクリーニング推奨です)

 

繊維が傷みにくいことから同じ衣類をより長く使えるというメリットもあります。

 

 

 

 

しかしデメリットとしては、

 

・油脂や角質(タンパク質汚れ)への洗浄力はあまり高くない。

 

・殺菌力が一切無いので陰イオン系などに比べてカビやニオイが出やすい。

(石鹸系よりは大分マシ)


の二点が挙げられれます。


ただし日常の汗や普通の汚れ程度であれば問題なく落とせますので、

きつい汚れ物は陰イオン系や石鹸系で予洗いをすればOK。

 

 

二つ目についても、ドラム式乾燥機で乾燥をかけると菌類は死滅しますし、

 

週に1回くらいの頻度でワイドハイター等の漂白剤で除菌すると問題なく使用できます。

 

 

 

肌着・下着・タオル類・シーツ・枕カバーなど、

 

肌に直接触れる衣類や繊維製品は極力おしゃれ着洗剤で仕上げると肌の悩みが改善しやすいです。

 

僕は身体のアトピーがこれでもの凄く改善したので是非身体の痒みなどに悩んでいる方は試してみて欲しいですね!

 

 

 

 

あとは類似の性質の成分で『アルキルベタイン』などの「両性イオン界面活性剤」を使用しているものも稀にあります。

 

こちらも同じようなメリットとデメリットがあります。

 

 

 

おしゃれ着洗剤はデリケートな衣類だけでなく

 

肌が弱い人の衣類や、赤ちゃんの衣類(あまり汚れていないもの)を洗う際にも大変活躍します。

 

 

メーカーも積極的に宣伝していないので意外と知られていませんが、

 

非常に便利な衣類洗剤なので是非活用しましょう!

 

 

 

 

…しかし!!

 

 

 

 

「おしゃれ着洗剤」と書いてあればなんでも良いのか?というと、

 

実はそうとも言い切れません。

 

 

 

意外とおしゃれ着やデリケート衣類用とあるのに、成分がそれに見合わないものもあるので…

 

今日は色々有名な商品を取り寄せてみたので実際に成分を見ていきましょう!




◎価格に見合わないぼったくり洗剤!?『ザ・ランドレス ウールアンドカシミヤシャンプー』



今日はね、あまり良くなかったやつから順に紹介していこうと思います(;^^)b

集めた中でのワースト1位はこれでした。(なんだかすいません…)

 

『ザ・ランドレス ウールアンドカシミヤシャンプー』

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オシャレ系の雑誌などでも紹介されているこのアイテム。

 

特筆すべきはその価格で、こちらは衣類用洗剤なのですが474ml入りで3,024円(Amazon調べ)

非常に高額の洗剤となっています。

 

 

「ウールやカシミヤも洗える!」ということで有り難がって愛用している人も多いようですが…。

 

 

成分を見てみましょう。

 

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かずのすけ、てっきり非イオン系のおしゃれ着洗剤だと思って購入したら

こちらの主成分は『ラウレス硫酸ナトリウム』という成分になっています。

 

これは前回の記事でも紹介している「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム」と同じ成分で陰イオン系の界面活性剤です。

 

 

ラウリルグルコシドは非イオン系で、コカミドプロピルベタインは両成イオン系なので後ろの2つは良いのですが主成分が良くないですね…。

 

 

 

ぶっちゃけ、主成分だけ見れば市販の300円くらいのウルトラアタックネオとかとそう変わりません。

 

まぁ酵素とかは入っていないので若干優しくはなっていると思いますが…。

 

それにしたって3000円は高すぎると思います。

 

 

全成分が公開されていないので詳しくは謎ですが、

 

これだったら市販の500円くらいの普通の髪用のシャンプーの方が大分良い成分かもしれませんね。

 

 

 

一応中性であればラウレス硫酸Naなどの陰イオン系でもウールやカシミヤ(カシミヤもウールの一種)は洗えます。

 

だって皆さんが普段使っている髪用シャンプーは陰イオン系ですから

(ラウレス硫酸Naは市販シャンプーの主成分に最も汎用されている成分)



しかし静電気を帯びるのでトリートメントを必要としますよね。

 

このランドレスも柔軟剤を使わないと静電気を帯びやすくなると思います。

 

また、洗浄時にも繊維ダメージが多少なり生じますので、非イオン系を使うより長持ちしません。

 

(ちなみにこれはシルクは洗えませんが、普通のおしゃれ着洗剤は一応シルクも洗えます)


というわけで非常に申し訳ないのですが、

 

こんな高い洗剤を使わなくても市販の数百円のおしゃれ着洗剤の方が全然良い成分です(^_^;)

 

 

 

◎一応非イオン系だけど謎の成分多数…『ドライニング』

 

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冒頭の写真には載せ忘れた商品ですが、

 

残念ながら下から2番目かな~、、という感じでした。

 

まぁランドレスがダントツ最下位なのに対してここからはそんなに差はないんですけどね。

 

 

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成分を見ると、

 

17%(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸カリウム塩)とありますね。

 

ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは何度も書いてますが非イオン系です。

 

一応主成分は非イオン系のようです。

 

ただ、「脂肪酸カリウム塩」というのは「石鹸」のことになります。



つまり非イオン系-石鹸混合タイプの洗剤になってしまっています。

 

 

とはいえ液性は中性なので弱アルカリ性好適の石鹸がそんなに稼働するかというと多分そんなに稼働しないと思います。

 

なのでそもそも入れる必要があるかどうかという話になります。

 

 

また本品はスーツやダウンなども洗えるという風に言っているのですが、

 

オレンジ油に含まれるリモネンや助剤として配合されているグリコールエーテルは溶剤なので、一応ウールやシルクなどのタンパク質繊維には問題ありませんが、

 

ポリエステルなどの合成繊維は多少溶けてしまう可能性がありますね。

 

これも入れる意味あるのかどうかは謎です。苦笑

 

 

また「ドライニング」という名称からドライクリーニングみたいなことが出来ると思ってしまう人も居ないとも言えない気もします。

 

普通に水洗前提の洗剤ですのでご注意ください。

 

 

ちなみに、これで洗えるものは全部市販のおしゃれ着洗剤で普通に洗えます。

 

 

 

◎「LAS」「脂肪酸塩」などの添加が懸念点…『アクロン』

 

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これはライオン社の一般向けおしゃれ着洗剤ですね。

 

この辺は順位は付けにくいのですが、肌への優しさという意味ではあまり良くない成分が添加されているのでイマイチな商品ということになります。

 

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これも非イオン系で液性中性、主成分ポリオキシエチレンアルキルエーテルで一見良さそうなんですよね。

 

でも公式ホームページで公開されている全成分表を見ると、

 

 

 

「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸」という成分が添加されているんです。

 

これは前の記事のでも説明した『LAS』と呼ばれている成分で

 

残留すると皮膚刺激になりやすい洗浄成分として知られています。

 

恐らく1%程度ですが、できれば無い方が良いと思います。

 

あと「脂肪酸塩」は石鹸のことなんですが、これも蛇足成分ではないかと思います。

 

 

繊維負荷や肌への優しさを考えると不要な成分が多いと思います。

(ただこれは、後述しますが「肌への優しさを優先した別商品」があるから棲み分けとしてこういう成分にしている可能性もありそう)

 

 

 

◎『緑の魔女』…弱アルカリ性でデリケート衣類は洗浄不可

 

 

次はエコ系洗剤として結構有名な「緑の魔女」さん。

 

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成分は非イオン系の「ポリオキシアルキレンアルキルエーテル」が主成分です。

 

35%と結構濃度高めなのでコスパは比較的良いかも。

 

 

ただ問題としてはこちらは『弱アルカリ性』で、

 

シルクやウールなどは洗えない設計です。

 

 

ここが中性だと繊維負荷がなくて良かったのですが。

 

ただ洗浄力はこっちの方が高いので、

 

洗浄力を求める場合は悪くないと思います。

 

 

あとこれは不確定な情報なのですが、

 

通販サイトでは

 

成分・・・界面活性剤(35%ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エタノールアミン)、水軟化剤、安定化剤、生分解促進剤

 

全成分が上記のように書いてありまして、

 

「アルキルエーテル硫酸エステル塩(ラウレス硫酸ナトリウム)」が添加されている可能性があるようです。

 

製品には書いていないので、

 

もしかしたらリニューアルで抜いたのかもしれないし、

 

1%以下成分で商品背面には記載していないのかも。

 

この辺が不安点です。

 

 

 

 

◎『ラボン シャレボン』…抗菌剤&柔軟剤成分によってはイマイチかも?

 

 

これは比較的新しいおしゃれ着洗剤ですね。

 

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これも中性の非イオン系なのでウール・シルク洗えます。

 

ポリオキシアルキレンアルキルアミンとポリオキシエチレンアルキルエーテルが主成分です。

 

繊維負担などは少ないので、悪くないと思います。

 

 

ただこの商品は全成分を開示していないので、

 

添加されている「柔軟成分」や「抗菌剤」が何か分からないのがネック

 

 

低刺激性の第三級アミン塩などなら良いですが、第四級アンモニウム塩とかが入っている場合は

 

皮膚刺激なども懸念しなければなりません。

 

成分開示をいち早くお願いしたいところ。

 

 

 

 

◎『ウタマロリキッド』…珍しい「両性イオン系」!でも全成分は不明

 

 

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『ウタマロリキッド』は中でも珍しい「両性イオン系」のおしゃれ着洗剤です。

 

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ウタマロさんは「ウタマロ石鹸」の方が有名ですが

 

ウタマロリキッドも中々の商品。

 

主成分は『アルキルベタイン』という成分で両性イオン界面活性剤の一種です。

 

 

非イオン系同様繊維への負担がなく、柔軟剤が不要な成分ですね。

 

とても低刺激ですが洗浄力はあまり高くありません。

 

 

ただ思いのほか両性イオン系にしては比較的洗える印象で、

 

添加剤が加えられているのでは?と感じています。

 

ただこの商品も全成分は開示されていないので、

 

何が入っているのか完全には分からないのは気になるポイントです。

 

 

 

 

◎『ケアベール』…香料が濃いのと買いにくい点以外はOK!

 

 

ライオンさんが出しているもう一つの「敏感肌向け洗剤」というのがあり、

 

それが「ケアベール」です。

 

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(大分前に購入したやつなのでパッケージが古いですが、成分は変わっていないようです)

 

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綿・麻・合成繊維用と書いてありますが、成分的には非イオン系のポリオキシエチレンアルキルエーテルなので毛や絹も洗えるはずです。

 

ただ、香料が結構きつくて、あと購入が結構めんどくさいです(^_^;)

 

本体価格はオープンで650円くらいで流通しているはずなのに、Amazonだと3000円台とかになってます。

 

あとこれも全成分が開示されていないのは気になりますね。

 

<※ケアベールは現在メーカー廃盤となり在庫限りなので価格が高騰しているようです!>

 

 

 

◎謎の抗菌剤が気になるが「無香料」が嬉しい!『柔軟剤の香り引き立つ無香料洗剤』

 

 

最後の2つは僕のお勧めアイテムで、

 

ひとつはこちら。

 

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ファーファさんの「柔軟剤の香りがひきたつ無香料洗剤」です!

 

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主成分はいずれも非イオン系の2種類。

 

13%とやや濃度が薄いものの1L入っているのでコスパ自体は悪くないです。

 

 

何より嬉しいのはこの洗剤は今までの中でも唯一の「無香料」です!

 

前回の「気になる成分無配合洗剤」との違いは

 

あちらが弱アルカリ性なのに対してこちらは中性なのでデリケート繊維も洗えるということ。

 

 

ただ、公式の全成分を見ると「抗菌剤」が入っていて、これの詳しい成分が何か不明。

 

敏感肌用の洗濯洗剤「ファーファ」「ケアベール」を使ってみた

ファーファ無香料の『抗菌剤』について


抗菌剤どうこうよりも無香料の方が良い!という場合は後述のエマールよりこちらがお勧めです。




◎香料以外はパーフェクト!かずのすけ愛用の『エマール』

 

最後に、かずのすけは以前から「エマール」をずっと使っています。

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詳しいことは以下の記事に書いてありますが、

かずのすけのお洗濯事情 【おしゃれ着洗剤】活用術!


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主成分は非イオン系のポリオキシエチレンアルキルエーテルで、

 

添加剤も非常に少ないのがポイントです。

 

一応柔軟剤成分が微量に入っていますが、アルキルアミドアミン(第三級アミン塩)という低刺激な成分です。

 

どこでも購入できますし、ずっと使ってますが本当に肌に優しいです。

 

 

ただ「香料」が入っているタイプしかないのが唯一の難点ですね。

 

何度も言ってますが無香料を作って欲しいです(笑)

 

 

僕はピンクの方が気にならないですが、人によっては黄色の方が気にならないそうです。

 

お好みに合う香りを使用して頂くと良いと思います!

 

 

 

 

◎おしゃれ着洗剤比較まとめ

 

 

(価格参考:Amazon)

 


というわけで、「おしゃれ着洗剤」と言っても結構色々あります。

 

アトピーでも無ければ多分ランドレス以外は使用感として大差は無いかもしれませんが、

 

お肌や繊維に優しいものを使いたいという場合は是非今回の比較を参考にしてみて欲しいと思います!





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