柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(前編) | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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さて今日はですね、、

 

市販の衣類用柔軟剤の『柔軟成分』を比較してみよう!!

 

という企画です!

 

 

 

画像にありますように古今東西(?)の『衣類用柔軟剤』を片っ端から購入いたしまして、

 

成分をずらっと比較して柔軟剤の主成分である『陽イオン界面活性剤』について語ろう・・・

 

という内容になります。




・・・しかし、、、

 

 

かずのすけ本日この作業をはじめたのが昨日の午後14時くらいからで、

(商品は数日前からちょっとずつ集めました)

 

そこから写真撮りや成分の表作成や文献調査や裏付け情報の検索やなんやらなどの事前準備をやっておりましたら

 

なんといつの間にか日をまたいでしまっていました!!;;

 

 

 

 

恐るべし柔軟剤・・・。。。( ;゚─゚)ゴクリ

 

 

 

とりあえず何か書かないと今日は寝れないぞと思っていますが、、泣

 

 

 

 

ただ思ったよりも長編になるなぁというのは既に覚悟してまして

 

今日は各柔軟剤の成分を見るまでになりそうかな・・・という感じですかね。

(ちなみに一日仕事で作った表などは後半戦でやっと登場します・・・;)

 

 

気を取り直して頑張ります(;^o^)ゞ

 

 

 

 

 

まずこれまで柔軟剤に関してはいくつか既に記事を書いております!



カチオン界面活性剤の毒性と刺激性について

 

「香りブーム」に潜む危機!? ~香料の有毒性と「香害」について~

 

柔軟剤や香水・芳香剤が『においテロ』になる時代

 

香り付き柔軟剤にも健康リスク!?(『ハレタル』掲載コラム)

 

 

まだ読まれていない方は出来れば最初にこれらの記事にもざざっと目を通して頂けると嬉しいです(^^)ゞ

 

 

 

ただ、

 

実は柔軟剤って成分の情報が洗剤ほど詳しく出回っておらず、

 

というか柔軟剤の成分自体かなり謎に包まれておりまして、

 

僕自身「柔軟剤の成分の話はかなり難しいな・・・」とずっと詳細を語るのを避けてきたところがあります。

 

 

 

 

しかし上記記事でも書いているように、

 

柔軟剤というのは敏感肌やアトピーの方にはとても重要なものであり、

 

さらにはヘアケアのトリートメントやリンスを語る上でもとても重要な話題なのです。

 

 

 

ここをしっかりまとめると皆様の今後の柔軟剤選びについてはもちろん、

 

肌荒れに困っている人やヘアケアの参考にもなります。

 

 

ですので内容的には少し難しい話もはさみますが是非ご一読頂けると幸いです!

 

 

 

 

というわけで、まずは基本的なところからおさらいしていきますね!

 

 

 

 

◎柔軟剤の主成分は「界面活性剤」?!

 

 

 

 

洗剤に関しては「主成分は界面活性剤だ!」というのは古くから言われている話で、

 

大抵の方々が

 

「洗剤=界面活性剤」

 

という認識を持っていると思います。

 

 

 

ですが実は『柔軟剤』の主成分も洗剤類と同じく【界面活性剤】なのです。

 

 

↓このように、柔軟剤の裏面記載の成分欄にはハッキリと『界面活性剤』と記載されています。

 

 

 

 

 

では洗剤と柔軟剤、全く同じもので洗浄と柔軟をやっているのか?

 

と言われたらもちろんそうではありません。

 

 

 

洗剤と柔軟剤は界面活性剤としては「真逆の性質」を持つ成分という違いがあります。

 

 

洗剤と柔軟剤は以下の図に記すように、

 

 

■洗剤   

▶▶陰イオン界面活性剤

 

■柔軟剤 

▶▶陽イオン界面活性剤

 

という風に成分の特性が大きく異なっています。

 

 

陰イオン界面活性剤は別名として「アニオン界面活性剤」と呼ばれていて、

 

洗浄した相手にマイナスの静電気を与える性質があります。

 

 

『イオン』とは化学的には『静電気』を表す言葉と言って過言ではないので

 

 

マイナス(陰)の静電気=陰イオン(アニオン)

 

 

ということでこの名前が付いています。

 

 

 

対して柔軟剤は洗った対象に「プラスの静電気を与える」ため、

 

プラス(陽)の静電気を与える界面活性剤=【陽イオン界面活性剤】

 

と名付けられています。

 

 

陽イオン界面活性剤は別名【カチオン界面活性剤】とも呼ばれていて、

 

「~カチオン」と言われると、陽イオン性の成分なのだと判断できます。

 

 

 

 

ざっくり言えば、

 

洗剤(陰イオン界面活性剤)で繊維を洗うとマイナスの静電気を帯びてゴワゴワの質感になるため、

 

柔軟剤(陽イオン界面活性剤)でプラスの静電気を与えて中和することでふんわり質感にしています。

 

 

 

マイナスになっちゃったからプラスのものを与えてバランスを取っているということですね!

 

 

 

※具体的には洗剤で洗うと繊維表面がマイナスの静電気を帯びるため、陽イオン界面活性剤の親水基側がその表面に吸着して親油基が外側に配列するので繊維表面が油性の性質を帯びてしっとりなめらかな質感になっています。(つまり陽イオン界面活性剤は吸着して残留しているということ)

 

 

 

 

◎陽イオン界面活性剤の毒性や皮膚刺激性について

 

 

ところで、

 

洗剤については「毒性がある」とか「皮膚刺激がある」とかよく言われているのですが、

 

柔軟剤についてはこれもあまり深く語られることがありませんね。

 

 

 

詳しくは上記の記事▶カチオン界面活性剤の毒性と刺激性についてに載せているので割愛したいのですが、

 

 

実は陽イオン界面活性剤(柔軟剤)は等濃度の陰イオン界面活性剤(洗剤)と比較するとその数倍~数十倍単位で毒性が強いことで知られています。

 

 

 

最も強力な陽イオン界面活性剤(塩化ベンザルコニウム)だと一応毒物指定ですし、

報道に疑問。「点滴に界面活性剤」 実際の毒性等について

 

洗剤って意外と毒物指定されてるものはないのでこの辺で既にかなりの違いがありますね。

 

 

全般的に皮膚刺激性もかなり強めなので、

 

陽イオン界面活性剤を積極的に皮膚に塗布する化粧品というのは基本的にありません。

(一般には洗い流し系のもののみ)

 

 

陰イオン界面活性剤は乳化剤として使われることもあるので刺激性の差が汲み取れます。

 

 

 

 

ただしもちろん陽イオン界面活性剤にも成分の強弱があるので、

 

中には低刺激性のものもあります。

 

 

 

今日は実際の柔軟剤の成分を眺めながらこの『低刺激性の柔軟剤』を探していきたいと思います!

 

 

 

 

◎市販10商品の柔軟剤成分をざざっと見ていくと・・・

 

 

というわけでとりあえず有名商品の柔軟剤成分を見ていきましょう!

 

どんな成分が使われているのでしょうか・・・?

 

 

ちなみに集めた商品は以下のものになります↓

  1. フレア フレグランス
  2. 無添加さらさ
  3. ソフラン アロマリッチ
  4. レノア オードリュクス 柔軟剤 イノセント
  5. ヤシノミ柔軟剤
  6. fabrush 柔軟剤 無香料
  7. ベビーファーファ濃縮柔軟剤
  8. ファーファ ファインフレグランス 濃縮柔軟剤 ボーテ
  9. マイランドリー ホワイトコットンの香り
  10. ランドリン 柔軟剤 クラシックフローラル

各商品の「界面活性剤」に注目してざざっと書き出して行きます!!

 

 

 

いざ!!!

 

 

<フレアフレグランス>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル

 

<無添加さらさ>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

 

<ソフランアロマリッチ>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

 

<レノア オードリュクス 柔軟剤 イノセント>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

 

<ヤシノミ柔軟剤>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩、アルキルイミダゾリン型カチオン

 

<fabrush 柔軟剤 無香料>

界面活性剤・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

 

<ベビーファーファ濃縮柔軟剤>

界面活性剤・・・アルキルイミダゾリン型カチオン

 

<ファーファ ファインフレグランス 濃縮柔軟剤 ボーテ>

界面活性剤・・・第四級アンモニウム塩


<マイランドリー ホワイトコットンの香り>

界面活性剤・・・アミド型アルキルアミン塩

 

<ランドリン 柔軟剤 クラシックフローラル>

界面活性剤・・・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

 




というわけで、出てきた成分をざっと書き出すとこんな感じになりますね。

 




まぁこうやって見ると、

 

・エステル型ジアルキルアンモニウム塩

・ポリオキシエチレンアルキルエーテル

・アルキルイミダゾリン型カチオン

・第四級アンモニウム塩

・アミド型アルキルアミン塩

 

という5つの成分しかありませんね。

 

 

ちなみに界面活性剤についてちょっと知っていれば

 

「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」が非イオン系の洗浄成分であることが分かると思うので

 

単なる柔軟剤を流しやすくするための洗浄助剤なんだろうなということが分かります。

 

 

つまり重要なのはその他の4成分ということになるでしょう。

 

 

 

実はこの中には、

 

自他共に認めるあの柔軟剤嫌いのかずのすけでも

 

「これなら使ってみようかな??」と思えるものがあります!!\(゜□゜;;;)/





・・・さてそのアイテムとは一体どれなのでしょうか。

 

 

 

 

 

気付けばやっぱりとても長くなってしまいましたので、

 

柔軟剤に用いられる『陽イオン界面活性剤』の成分を読み解くための具体的な方法については

 

次回に続くということにしたいと思います!!



柔軟剤の柔軟成分【陽イオン界面活性剤】を比較してみる(後編)




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