女子大生会計士の事件簿 DX.1 ベンチャーの王子様 著:山田真哉
女子大生会計士の事件簿
- DX.1 ベンチャーの王子様
著:山田真哉- 角川書店 ISBN:4-04-376701-3
- 2004年10月発行 定価500円(税込)
ビジネス書とミステリー小説の融合を果たした、小説。短編7作品+事件の後日談を描いたおまけ。そして、専門用語の用語集も巻末に収録。
子大生会計士・藤原萌実と入所一年目の新米会計士補・柿本一麻が監査の先々で出くわす奇妙な事件。
ライトノベル感覚、キャラクター小説のような軽いテイストでありながら、財務会計の知識みたいなものが身に付き、さらに…ちゃんとミステリー小説の醍醐味まで味わえてしまうから、著者のセンスの良さが伝わってくる。一応、商業高校卒業なので…内容は理解しやすかった(笑)
7本目、表題にもなっている“ベンチャーの王子様”事件など…失踪事件まで発生し、よりいっそうミステリー色が強く感じる。そして、綺麗にオチも決まり…構成力の上手さを感じた。
個人的採点:70点
それにしても…リニューアル後は、使い辛くなってしょうがない。
スパイ-ハイ エピソード1 著:A・J・ブッチャー
ゲーム会社のカプコンが、はじめてゲームに関係のない書籍を出版したということでも話題になった、イギリスの小説。シリーズ第一弾「フランケンシュタイン・ファクトリー」。
西暦2056年、政府の無力化、テクノロジーの発達と共にハイテク化する犯罪に対抗すべく、慈善家・ジョナサン・ディヴァロー博士は、スパイ養成学校“スパイ-ハイ”を創設した。育った環境も、性格も全く違う、スパイ-ハイの現役生徒6人の男女、ボンドチーム…個々には卓越した才能を持ち合わせているのだが、チームワークに問題があった。
007とハリー・ポッターを生んだイギリスからやってきたエンターティメント小説…007というよりは「スパイキッズ」or「エージェント・コーディ」+「ハリー・ポッター」といったところか?
著者がマーヴェルコミックのファンということで、おまけに「X-MEN」の要素も掛け合わせてみました。 物語の冒頭から、クライマックス顔負けの展開で畳み掛けるなんていう…お約束な007っぽさ。後半、アメコミチックになってしまうので、好き嫌い別れそうだなぁ。
それなりに楽しめた作品。続きを探したいが…古本屋にあるかなぁ?
個人的採点:65点
さみしさの周波数 著:乙一

乙一:著
角川書店 ISBN:4-04-425303-X
2003年1月発行 定価480円(税込)

乙一は、他の作家とのアンソロジー集で、短編を1作品読んだことがあるだけだったのだが…なるほど最近の若手作家と呼ばれる人の中では、確かに筆力がずば抜けている。人気があるのはうなずけます。今回も短編作品だが…収録されているどの作品をとっても物語の独創性・構成力、キャラクター創作、人物描写…とっても秀逸。何よりも物語に引き込む文章、語り口の上手さに長けているのが一番のポイントか?短編なのと、上手すぎる分、オチが分かりやすいということが挙げられるが…とにかく面白かった。
「未来予報」
未来を予測する同級生に「お前ら、いつか結婚するぜ」と言われた、幼馴染の男女。友だちのインチキくさい予言がずっと心のどこかにひっかかる、思春期から大人へと成長していく少年の物語。
この作品の主人公と10歳近く年が離れているのだが(作者ともけっこう年下だし)…境遇などにかなり共感できてしまった作品。周りに置いてきぼりにされるような間隔…この虚しさ。物語の内容も結末も非常に切なかったのだが…主人公の紡ぎだす言葉が、自分が言われている言葉のように感じてしまったほど、ちょっと痛かった。
「手を握る泥棒の話」
旅館に泊まっている金持ちの伯母から、大金入りのバッグを盗もうと…外の壁に穴をあけて、バッグの締まってある押入れに手を突っ込んだら…なんとつかんだのは人間の手だった!?
あらすじだけ読むと…ホラーっぽいものなのかと思いきや、マヌケな犯罪サスペンスだった。オチも綺麗に決まって…4作品の短編の中で、一番、エンターティメントとして単純に楽しめた作品。
「フィルムの中の少女」
少女の死体が見つかった場所で、撮影された大学の映画サークルのフィルムに…女の幽霊が写っていた?
“私”という大学生らしき女性が、怪談めいた話を作家に語っていくという一人称の構成。ホラー的な怖さもあり…少女殺しの犯人を探すというミステリー的な要素も含まれている。
「失はれた物語」
交通事故に遭い、身体は動かせず、視覚・聴覚・味覚なども失ってしまった男と妻の物語。唯一、残った右腕の感覚だけを頼りに…コミニケーションをとっていくという内容。
夫婦感の情というものが、どういうものかよく描けている。若手作家の書くような内容じゃないよね…と感心しながら、読んでしまった。
短編中心の執筆が多いようだが…長編作品をぜひとも読んでみたい。個人的には、一番はじめに収録されていた「未来予報」と、「手を握る泥棒の物語」がお薦めかも。
個人的採点:75点
シェルター 著:近藤史恵

近藤史恵:著
祥伝社 ISBN:4-396-63236-3
2003年9月発行 定価1,470円(税込)

思わず同じタイトルの作品が続いてしまったが、まるっきり内容は違う。この作品では、もっと大雑把に、人々が救済を求める場所、逃げ道のことを指しているようで…人間は一人では生きていけない、他人に依存していかなければならないみたいなことを、タイトルで表しているようだ。
接骨院の受付嬢として働く江藤恵は…職場にも、一緒に働く妹にも“旅行へ行く”と嘘をつき家を出た。そんな彼女は…都会の片隅で、金も持たず、誰かから逃げようとしている美少女と出会い、一緒に生活するようになるのだが…。一方、恵の妹…歩は彼女の家出が心配になり雑誌編集者の恋人や雇い主である整体師の合田力に相談をもちかける…。
巻末の解説を読むと、どうやらシリーズものらしい。近藤史恵の小説は過去にいくつか読んでいるのだが、このシリーズは初めてだ。ただ、解説にも書いてあったが…過去の作品では触れられていない主人公の姉妹の秘密に、一歩踏み込んでいるので、これから読んだほうが、他の作品が理解しやすくなって、いいよみたいなことが書かれていた。
ミステリー、推理ものと捉えるとイマイチ弱い読み物だが…相変わらず女性作家らしい視点で、女性の心情が繊細に綴られていく。逆に出てくる男たちは、ユーモアがあり、男らしさがあり、重たい作品に、どこかホっとさせる役割を担っている。
傷ついた人間を、見守り、支える、家族、仲間たちの存在…その暖かさが、読み終わった後にジワリと感じられるような…作品。
個人的採点:60点
シェルター 終末の殺人 著:三津田信三

三津田信三:著
東京創元社 ISBN:4-488-01706-1
2004年5月 定価1,785円(税込)

「ホラー作家の棲む家」の三津田信三作品。その後の講談社ノベルズのヤツも一応全部持ってるのだが…「作者不詳 ミステリ作家の読む本」がやたらと分厚くて、まだ読んでいない。そのくせ、一番新しい「シェルター」を読み始めてしまうなんて…。
小説の取材で、三津田信三は、ある小説家が所有する核シェルターの見学に訪れていた。他の5人の見学者と共に、シェルターの入り口にたどり着いたときに“空に巨大な閃光”が!もしかして核爆発が実際に起こったのか?あわてて、シェルター内へ逃げ込んだ見学者たちは、シェルター内での生活が始まる。しかし、限られた空間、限られた人数しかいない…極限状態で、不可解な連続密室殺人が起きる!?
「ホラー作家の棲む家」は、作者のホラー、ミステリに対する造詣の深さ、大量の薀蓄も文章の上手さが手伝い…非常に作品の構成に生かされていて、ホラー小説として正直、面白いと感じた。この作品も…やはり大量のホラー映画、小説などの薀蓄が出てきて、作品のキーにはなっていたのだが、ややくどく感じてしまった。
三津田作品はまだこれを入れて2冊しか読んでないのだが…今回はホラーよりも、本格推理小説の王道のような印象が強い。折原一、綾辻行人のようにどことなく違和感を感じながらも…読み進めていくうちに“やられた!”という気分は味わえるのだが…最後に、スッキリしない嫌な余韻が残るのが、三津田信三らしさなのかもしれない。
自分の周りでは「作者不詳~」の方が評判がいいので、ぜひ次の機会に挑戦してみよう(持ってるんだから、早く読もうよ)
個人的採点:65点
アンクスの海賊〈クレギオン3〉 著:野尻抱介

野尻抱介:著
早川書房 ISBN:4-15-030752-0
2004年3月発行 定価630円(税込)

野尻抱介の“クレギオン”シリーズの3冊目。
またまた間一髪のところで麻薬組織・マフィアの追手を振り切ったミリガン運送の面々…二年毎に課せられるアルフェッカ号の船体検査もなんとかパスし、新たな仕事で原始星系アンクスへ向かったまでは良かったが…なんと海賊に狙われていた!さらに…逃げ切ったと思っていたマフィアまでもが…。
1巻から、影だけは見え隠れしていた、マフィア・クレメントファミリーが本格的に登場。オマケに海賊まで参戦し…いつもよりもドタバタした内容。今回は新米航法士のメイが中心となり…話を盛り上げる。要所、要所にSFテイストを残しながら、ほとんどドタバタコメディになっていた。
とりあえず、ストックしているクレギオンシリーズのラスト。まだ続きがあるのだが、古本屋の100円コーナーで、まだ見つかりません(笑)今日見て来たら、過去に富士見書房から出たバージョンが売っていたのだが…富士見書房の表紙だとあまりにもライトノベル、オ●ク小説っぽくみえちゃうので…どーせなら早川書房の文庫で集めたい。中身、同じなんだけど、妙な拘り。でも、読みたくなったら…富士見書房のヤツを買っちゃうかもしれないなぁ。
野尻抱介は「太陽の簒奪者」を持っているので、今度読んでみよう…。
個人的採点:65点
フェイダーリンクの鯨〈クレギオン2〉 著:野尻抱介

野尻抱介:著
早川書房 ISBN:4-15-030746-6
2004年1月発行 定価672円(税込)

この間から読み始めている、野尻抱介の“クレギオン”シリーズの2冊目。
トラブルを起こし麻薬組織に狙われているミリガン運送の面々…ロイドとマージに、新米のメイを加えた三人は…追手から逃れるためにガス惑星に隠れるのだが、隠れている最中に落雷で愛機のアルフェッカ号が故障してしまった。そんな生命の危機に瀕した彼らを助けたのは、ガス惑星のリング上のコロニーで生活する人々だった。しかし…そのコロニーも政府の推進する宇宙開発で立退きを迫られ、強制執行目前だった!
簡単に言うと…政府と大企業に立ち退きを迫られる下町の貧乏人が…たまたま立ち寄った旅人が助けるみたいな内容。多少、SF用語がちんぷんかんぷんでも、ストーリーは単純なので読みやすい。惑星に未確認の巨大生物が生息しているのではないかなんて方向に物語が進んでいくと…なんとなく小松左京の「さよならジュピター」をイメージしてしまったのだが、作者もあとがきで、「さよならジュピター」の話をしていました。この本が面白かったら、そっちも読んでみるといいでしょうということで。
宇宙とクジラという組み合わせで、昔見たOVAの「マクロス ダイナマイト7」もちょっと思い出す(笑)
個人的には1冊目の方が、面白く感じた。とりあえず、自分がストックしているクレギオンシリーズは、次の3冊目までなのだが、今現在7冊目まで発刊されているらしい…。今回読んだ、フェイダーリンクの鯨だって2004年1月に出た本で、今回は3冊目まで奇跡的に100円コーナーでGETできたが、続きがいつ手に入るか…。とりあえず、残りの1冊も読んじゃうつもりです。
個人的採点:65点
ヴェイスの盲点〈クレギオン1〉 著:野尻抱介

野尻抱介:著
早川書房 ISBN:4-15-030742-3
2003年11月発行 定価630円(税込)

SFシリーズものの第一弾!
社員数僅か二名の零細企業ミリガン運送…社長である中年オヤジのロイドと…女性パイロットのマージは、オンボロ宇宙船+シャトルのアルフェッカ号で、惑星ヴェイスに向かった。船の修理費を捻出するために、水先案内人なしでは突破できないと言われている、惑星軌道を取り巻く機雷原を越えて地表へ降りるという危険な依頼を引き受けたのだが…肝心の案内人が、なんとおちこぼれの新米だった!
著者のデビュー直後の作品の復刊ということで…案外、古い作品なのだが、全然古さを感じさせない面白さが味わえる。コアなSFファンじゃないと理解できないような難解な設定があるわけでもなく、しかし適度なSF的専門用語で雰囲気づくりはバッチリ。話のテンポもよく…物理学的な謎解きを生かして、あっと驚く仕掛けもしてくれる。漫画やアニメでお世話になった「プラネテス」みたいな感じで…手軽に読める、本格的なSF小説といった印象。
このクレギオンというシリーズはたくさん出ているらしいのだが、とりあえず3冊目まで105円で入手してあるので、この調子で続きも読んでみようと考えている。シリーズものだが、それぞれの話は1冊で完結しているみたいだ。
個人的採点:70点
黒娘 アウトサイダー・フィメール 著:牧野修

牧野修:著
講談社 ISBN:4-06-182299-3
2003年9月発行 定価840円(税込)

ホラーでもないし…エログロという言葉がピッタリな、鬼畜小説(笑)女性には決してお薦めしたくない、内容です。作者曰く、痛快娯楽小説なんだそうだが…。
長身美女アトムとロリータファッションに身を包む美少女ウラン。二人の去った跡に築かれた惨殺死体の山。そして彼女たちを付け狙う謎の男が一人…。背後には、いにしえから連綿と続く秘密結社の影が!?
雑誌に掲載された連作短編形式の小説を一つにまとめたもので、4章目のみ書下ろしの完結編となっている。1話目の“プッシートーク”がとにかく強烈で、美少女ウランが立ち小便しているなんて描写から、物語が始まるのだ。その後は、素っ裸になって、出合った男を惨殺しまくったり…ここでは書けないような卑猥なセリフを連発し弄んだり、弄ばれたりと、とにかく凄いことになっていく。エロイという描写は通り越してますね、コレは…。
基本的に、どこかコンプレックスを持っているような女性たちが、ストーカーやレイプ集団の餌食になっている現場に遭遇し…結果的に美しき殺人者であるアトムとウランが助けてしまうというような話になっているのだが…話が進んでいくと、それは偶然ではなく意味があるんだよって分かってくる次第だ。
最初の衝撃に比べ…最終章あたりが、無理矢理に話を終わりにさせているような感じで、ややトーンダウンしてしまった。無理に物語を完結させずに…短編のまま続けても面白かったかもしれない。
個人的採点:65点
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 眠り男の棺 著:藤咲淳一
【今回は2月に出た本を古本で300円で入手しました】
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 眠り男の棺
藤咲淳一:著
徳間書店 ISBN:4-19-905149-X
2005年2月発行 定価680円(税込)
小説版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」も3冊目です。いつもは新刊で買ってたのですが…出てたのを知らずに、BOOKOFFで300円で売っていたので、古本で購入しました。古本なんで帯がなかったのが残念…。
人々の義体化、電脳化が進む2030年…新浜市を中心とする近隣都市で相次いで起きた“吸血鬼殺人事件”。愛すべき家族や恋人が突然吸血鬼のように変身し、被害者を噛み殺した後…自分たちも混入したウィルスらしきものにより電脳死している。そしてその加害者たちにも共通して頚部に、何者かに噛まれた後があったのだ…。事件の鍵握る人物を追い…草薙素子は単身、第三次世界大戦で崩壊し、元首都・東京に潜入を試みる。
攻殻機動隊で吸血鬼の話だそうです。藤咲氏は、前に「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の小説を2冊も書いてるのを思い出す(そのうち一冊は読んだ)。だからといって別にホラーにはなりません、あくまで攻殻なんで。
今回は草薙素子が、スラム化した荻窪周辺に潜入するのですが…アニメ版の第2シリーズ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」でも…トグサが新宿や荻窪界隈を調査するというエピソードがあったので、なんだかイメージしやすかったです。もちろんアニメとは全く別の話で、時系列的にも、小説版はアニメの1作目の間の話です。
作者も、今回で3冊目の“攻殻”小説となり…キャラクターの描写、ストーリー展開など、物語としてどんどん上手になっています。すっかりこの世界観に慣れてしまったというのもあるのだろうが…特徴的な専門用語が出てきても難なく読み進めることが出来てしまう。
遠藤明範の小説版“攻殻”も前に読んだが…自分は藤咲淳一の方が好きだなぁ。
個人的採点:70点

藤咲淳一:著
徳間書店 ISBN:4-19-905149-X
2005年2月発行 定価680円(税込)

小説版「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」も3冊目です。いつもは新刊で買ってたのですが…出てたのを知らずに、BOOKOFFで300円で売っていたので、古本で購入しました。古本なんで帯がなかったのが残念…。
人々の義体化、電脳化が進む2030年…新浜市を中心とする近隣都市で相次いで起きた“吸血鬼殺人事件”。愛すべき家族や恋人が突然吸血鬼のように変身し、被害者を噛み殺した後…自分たちも混入したウィルスらしきものにより電脳死している。そしてその加害者たちにも共通して頚部に、何者かに噛まれた後があったのだ…。事件の鍵握る人物を追い…草薙素子は単身、第三次世界大戦で崩壊し、元首都・東京に潜入を試みる。
攻殻機動隊で吸血鬼の話だそうです。藤咲氏は、前に「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の小説を2冊も書いてるのを思い出す(そのうち一冊は読んだ)。だからといって別にホラーにはなりません、あくまで攻殻なんで。
今回は草薙素子が、スラム化した荻窪周辺に潜入するのですが…アニメ版の第2シリーズ「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」でも…トグサが新宿や荻窪界隈を調査するというエピソードがあったので、なんだかイメージしやすかったです。もちろんアニメとは全く別の話で、時系列的にも、小説版はアニメの1作目の間の話です。
作者も、今回で3冊目の“攻殻”小説となり…キャラクターの描写、ストーリー展開など、物語としてどんどん上手になっています。すっかりこの世界観に慣れてしまったというのもあるのだろうが…特徴的な専門用語が出てきても難なく読み進めることが出来てしまう。
遠藤明範の小説版“攻殻”も前に読んだが…自分は藤咲淳一の方が好きだなぁ。
個人的採点:70点