スパイ-ハイ エピソード1 著:A・J・ブッチャー
ゲーム会社のカプコンが、はじめてゲームに関係のない書籍を出版したということでも話題になった、イギリスの小説。シリーズ第一弾「フランケンシュタイン・ファクトリー」。
西暦2056年、政府の無力化、テクノロジーの発達と共にハイテク化する犯罪に対抗すべく、慈善家・ジョナサン・ディヴァロー博士は、スパイ養成学校“スパイ-ハイ”を創設した。育った環境も、性格も全く違う、スパイ-ハイの現役生徒6人の男女、ボンドチーム…個々には卓越した才能を持ち合わせているのだが、チームワークに問題があった。
007とハリー・ポッターを生んだイギリスからやってきたエンターティメント小説…007というよりは「スパイキッズ」or「エージェント・コーディ」+「ハリー・ポッター」といったところか?
著者がマーヴェルコミックのファンということで、おまけに「X-MEN」の要素も掛け合わせてみました。 物語の冒頭から、クライマックス顔負けの展開で畳み掛けるなんていう…お約束な007っぽさ。後半、アメコミチックになってしまうので、好き嫌い別れそうだなぁ。
それなりに楽しめた作品。続きを探したいが…古本屋にあるかなぁ?
個人的採点:65点