あと1か月ほどで夏休みですね。
娘の学校では、先日、実力テストなるものが実施されました
この実力テスト、5年生までは年1回だったのですが、6年生は、3回実施されます。
具体的には、1学期に、国語・算数の2教科。
2学期に国語・算数・理科・社会の4教科。
3学期に、国語・算数・理科・社会の4教科。
普段の単元ごとのテストとは違って、範囲は、今まで学習してきたことがすべて。
娘の学校の学習範囲は、検定教科書以上中学受験未満といった感じなので、小学校のテストといえど、それなりに復習をしておかないといけません
私も、今まで学習した内容の問題のコピーを取ったり、苦手部分の復習や丸付けを手伝ったりしていたので、結構バタバタしておりました。
さて、中学受験をするご家庭は、今の時期、夏期講習の申し込みをしたり、お支払いをしたりする時期でしょうか。
5年生、6年生と、学年にかかわらず、この時期、中学受験の撤退を決断されるご家庭もいらっしゃることと思います。
私も先日、お友達ママから「うちは、中学受験撤退したわ~」と報告を受けました。
撤退理由を根ほり葉ほり聞いたわけではありませんが、そのママも、色々と複雑な気持ちを抱えた状態だったようです。
そして、撤退を決めた後も、「続けた方がよかったかな…」という、後悔のような、未練のような、複雑な想いがたまに頭をかすめる様子でした。
でも、完全部外者ですが中学受験経験者の私が声を大にして言ってあげたいと思ったのは、
まず、撤退を決めて行動に移したお母様お父様は、その「決断」をした自分を自分でしっかり褒めてあげてほしいということです。
本当に、勇気ある行動です。
中学受験に限らず、仕事でもなんでも、勇気ある撤退より、惰性による継続の方が、圧倒的に楽なんですから…。
目をそらさずに、撤退することを決断したご自分を、「よく決めた、自分」と褒めてあげてほしいです。
そして、これ、とっても大事なことですが、今まで頑張ってきた中学受験用の勉強は、どれも、決して無駄にはなりません!
お金も時間も無駄だったわー、っておっしゃる方が多いので…
その証拠に、私たち、中学受験をしない私立小学校内部進学組だって、中学受験の特殊算を勉強したり、中学受験用の国語の読解問題を解いたり、社会ではSAPIXのコアプラスを使って地理や歴史の暗記をしてるんですから。大学受験にむけて…
お子さんが、中学受験を撤退したことで「勉強無駄だったわー」というモードに入っていたら、中学校の参考書などを見せて「どれも無駄じゃないんだよ」ということを教えてあげてほしいです。数学とか、解き方は違っても、似たような問題いっぱい出てきますからね。
むしろ、みんなよりリードできてるから、中学校に入ってから役に立つよくらいのことを言ってあげてほしいくらいです。
そして、最後に、今後のことを含めてアドバイスをするとしたら、撤退理由には色々あると思いますが、「勉強の習慣」—これだけは、継続してほしいと思います。
徹底することを決断されるくらいですから、お子さんも親御さんも、精神的に疲れてらっしゃると思います。
なので、友達と遊んだり、習い事を再開したり、のびのびとした時間を取り戻してもらって全然いいと思います。
でも!
宿題以外で、毎日机に向かう習慣、これだけは継続できるようにサポートしてあげてほしいと思います。
中学受験のお勉強を何だかんだされていたお子さんは、普通のお子さん以上には勉強する習慣ができていると思います。それを完全に0にしてしまうのは非常にもったいないです!!
そして、これ、撤退を決めた皆さんが意外に気づいていない気がするのですが、子どもも親も毎週行われる塾のテストで評価されることには疲れているかもしれませんが、勉強することそのものには疲れていないことが多いんじゃないでしょうか。
特に、そういうお子さんは、勉強は、絶対継続できます。
中学受験から撤退したのですから、負荷は思いっきり減らしても良いんです。
毎日の「計算」「漢字」など簡単なものでもいいです。
でも、自主学習(家庭学習)を継続すること、それだけは、死守してほしいです。
メニュー(何をするか)とスケジュール(いつするか)を、一緒に考えてあげてください。
中学生になってから、また0から習慣を作るのは、反抗期もやってくるので、ほんと大変です!!!
あとは、欲を言えば、落ち着いたら、英語をスタート。
それだけで、ぐーーーーんと高校受験にむけて、いいスタートが切れると思います