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穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

連載お疲れ様でした~(自分に・笑)。10回以上続くような連載を中断なしで書いたのって、もしかして初めてかいな?

 

 

さすがに今宵は、なんも考えずに書けるネタを…と思ってたら、無性にこのバンドを聴きたくなりましてね。

はい、実は以前にも一度記事にしてるんですが、GO!GO!7188(ごーごーなないちはちはち)でございます。あっ、日本のバンド(鹿児島産)ですよ~。

 

メンバーはユウ(G・Vo)、アッコ(B・Vo)、ターキー(Ds)、女子2人と野郎1人のトリオっていう珍しい編成でありました。

うけっこう前に解散してしまってるバンドですが、パンクロック×昭和歌謡+α的サウンドは、おっさんにも刺さりましてね。2000年代前半、よく聴いてましたね~。1stアルバム「蛇足歩行」、2ndアルバム「魚磔(ぎょたく)」、いずれも好きな作品でございます。これを書いてる日曜の昼下がり、アルバム2枚ハシゴしてしまいましたわ(笑)。これ以降追いかけそびれたので、未聴でして…。

 

 

 

 

解散してるだけにYouTubeの公式チャンネルもなく、取り上げたくとも見つからない曲が多くてね~。見つけられた中でこちら、“あぁ青春“。2nd「魚磔」収録でございます。ほんとは1stから“西部”を紹介したかったんですけどね~。

ある意味、このバンドのパブリックイメージにもっとも近いナンバーのひとつかも。最高。

 

 

 

 

 

 

以上、肩ひじ張らない音楽ネタ(笑)でした。

 

 

 

 

 

【9】より続く。今回はおまけみたいなもんでございます。

 

 

 

去り際に、坑口から振り返り。

こうして見ると、川の流れとしては左曲がりになる不動滝方向に対し、まっすぐの方向に隧道が穿たれていることがよくわかる。いかにもこちらのほうが木材を流しやすそうだ。

 

 

 

 

 

この洞内を見ながら、

改めてその光景を想像し…実際にもし見ることができたなら、さぞかし凄いスペクタクルだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

そして、ここから…

ドドドッと吐き出されて落ちる、と。

 

素朴な疑問だが、こういう高いところから流れ落としても、木材が傷む(商品価値を損なう)ことはなかったんだろうか。まあ今の状況と違って水のある滝壷に落ちるんだから大丈夫なのか。

 

 

 

 

 

 

さて、せっかくここまで来たのだから、この隧道戻りを動画で記録した。

魅惑の洞内を、貧弱な照明で(笑)。

 

でも強がりでなく、明るすぎる照明よりこのくらいが好きなんすよね~。まあ記録にはいささか不向きなのは認めるが。

 

 

 

 

 

そして当然、

こいつを通らにゃあ帰れないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

よせばいいのに、これも動画を撮った。

これはちょっと反省してるかな。こんなん撮って喜んでる場合じゃなく、もっと慎重に行動すべきだった。

 

 

 

 

 

撤収を始めて20分後には、

こうして改めて下から眺めていた。1時間10分前とは違った心持ちで。

 

さっきも書いたが、あそこから水と材木が噴き出してくる様、スペクタクルだったでしょうな~。そういえば、滝壷を写しこんだ写真ってこれが初めてだっけ。

 

 

 

 

 

そして三度目の川畔休憩で、今度こそ

お食事(笑)。

 

 

 

 

 

 

大いなる達成感と共に、

桃源郷のような池郷川の流れを愛でた。至福~。

 

 

 

 

 

 

10時32分、帰投作戦へ。

やはり腐れ桟橋には気色悪さを覚えつつも、

 

川の美しさにうっとりとしつつ、

 

 

 

 

さすがに復路は速く、10時52分、

現世へと帰還した。

 

 

探索時間は4時間52分、間違い探しコミで考えれば、まあ想定の範囲内だったが、危険度についてはちょっと…想定を超えてたかな。

 

 

記事を書きながら思い出したことがある。実は以前、ここを攻略した先人の一人であるペッカーさんより、ここの難易度について「クイックさん的には中レベルくらいではないか」という旨の見立てをいただいていたのだが、いやいやいや、買いかぶりも甚だしい(笑)。あんなん上レベルですや~ん。めっちゃ怖かったっすよ。

 

 

 

ここ最近、こういう木材流し含めた「知られざる林業関連隧道」に、改めて興味をひかれている。知らずに書いてたものを含め、これまでに記事にしているのは一雨の水路隧道正体判明篇もどうぞ)と、大鯛木馬道…スケールは違いすぎるが摺子も当てはまるか。いずれも紀伊半島ですな。

大御所が採り上げたやつを始め、半島各地に点在するようで、まだまだ未知のものもあるんだろうと思う。情報お持ちであれば、ぜひご教示願いたい。

 

 

 

 

これが探索の顛末。長年憧れていた隧道を、ついに、そして無事に攻略することができた。5時間弱の間に喜怒哀楽全ての感情を味わった気がする、とても印象的な探索となった。

 

 

 

 

 

以上、完結。

 

 

 

【8】より続く。

 

 

 

 

洞内中央近く…になるのだろうか、

尋常でないほどの段差が現われた。…伝わるかなあ。

 

 

 

 

 

 

高さは、

1mほどもあったんじゃないかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

それを乗り越えると、まるでそれに呼応するかのように

天井がドーンと高くなった。

 

これはもしかして…両側から掘った結果の、坑道の不一致の痕跡なのか?上下にずれてしまったために、無理くり掘り下げて合わせたから?

 

真実はわからない。そもそもこの立地で、両側から掘り進めること自体が至難なことだったとも思うし、果たして。

 

 

 

 

 

 

そこからは、大口径の…

いや、かな~り縦長の断面が坑口手前まで続いてるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

振り返りだとよく伝わると思うのだが、

なんだこの穴!?

 

とんでもないな…。これもう、天然の洞窟といわれても納得しそうな感じ。ちなみに中央付近に見えているのは、入ってきた方の明かり…の反射。

 

 

 

 

 

 

 

そしていよいよ…

奥地側の景が見えてきた…が、この隧道、これだけでは終わらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

最後に待っていたのは、

ほぼ洞床全面にわたる、えげつない深さの…水たまり。

 

これもう、プールと呼んでも差し支えないだろう。深さは、長靴など余裕で死ねるレベルで、たぶん股下くらいまであるんじゃないかなあ。

 

最初からこうだったのか、あるいは長年の水流によってこうなったのか。そう、やはりここは人を通すことを主目的とした隧道じゃないようだ。本当に通していたのは水流と、そして…。

 

 

 

 

 

 

 

奥地側、鉄板の構図。

さて、果たしてどのような景が待ち受けているのか?

 

 

…の前に、最後にもうひと転がりあったんだな。

 

 

 

 

 

まさに坑口の位置、左側壁に

非常~に意味ありげに穿たれた刳り抜き穴が。

 

最初のひとつに気づいた時は、何かを置いていたスペースなのかと思ったが、上下に二つあった。

 

 

 

 

 

 

 

むむむ!?と反対側(右側)を見てみれば、

やはり二つの刳り抜き穴。

 

しかもこちらには、外側(写真だと穴の左側)に、なんらかモルタル?セメント?三和土?的なものが残っていた。これは…なんだろう。

 

穴については、なにかを差し渡すためのものだったのかな?一方モルタル的なものはどういう由来なのか、気になる。

 

 

 

 

 

 

 

ようやく抜けましての、振り返り。

いや~、非常に刺激的な隧道だった。延長は…どうだろう。70mくらいかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

で、抜けた先の景は、こういうものだった。

すぐそばに池郷川、すぐ上流に立派な堰堤。

 

隧道到達で大満足のわたくし、あの堰堤にさえも行かなかった。せめてあそこまでは行ったら良かったな~と今さらながらに思ったりはしている。

沢屋さんたちはあの堰堤も軽々と越えて、ドンドコ遡上して行かれるようだ。ちなみにあれ、登れるようには見えないだろうが、左右に巨大なステップがあって、そこから登れるのである。それもけっこう怖そうだけども。

 

決死の思いで断崖絶壁をへつってきたのに、こちらは川面までこの近さ。その意味するところはひとつ。パスしてきた区間に大きな滝があるということだ。それこそが不動滝である。

 

 

 

 

 

 

上の写真で視線を右へと移していくと

ギュッとすぼまったゴルジュ、そしてその先が、不動滝の落ち口に違いない。

 

見てお分かりのように、とてもわたくしの装備では行けない。結局不動滝をこの目では見ることはなかった。残念ながら。

 

 

 

さて今回の隧道、何度か書いているように、どう見ても人車の通行のための隧道ではない。どうやらこの隧道、林業盛んな時代に上流域からの材木搬出のために使われたもののようである。上の写真の狭いゴルジュと不動滝をパスするため、恐らくは川をせき止めて水をこの隧道に導流し、そこに材木を流したものと思われる。

 

そうなると、隧道まで辿ってきたあの死亡遊戯的な道は、どういう道だったんだろう。元々は隧道掘削のための作業道だったんだろうか。あれがなけりゃ、そもそも掘り始められなかっただろうし。隧道完成後は、筏道として使われたとか?

 

 

ところで、上の写真をもう一度よく見ていただきたいのだが、対岸の岩盤にもいくつか、刳り抜き穴が見られる。あれもすっごく気になる。川のせき止めに関連するものか、もしかして古の筏道、木製桟橋の痕跡だったりするのか…。

 

 

隧道と道を含め、とにかく情報に乏しいこれら一連の遺構。唯一の頼みは、【序】で書いたようにORJのみ。連載が終わったら早速購入して読んでみたい。
 

 

 

 

 

 

 

堰堤側から引きで見た隧道。

反対側とのギャップが凄い。

 

 

 

 

【10】に続く。

 

さて、これ以上何を書くというのかね?(笑)。

 

 

【7】より続く。

 

 

 

 

爆上がりで、ケダモノのように斜面をよじ登ってきたそのテンションはどこへやら、

こりゃあ参った。すぎる。

 

まず怖いのは、この目前の部分。桟橋上に上から流れてきた土砂が堆積して平らな路面がない…どころか、激しく断崖絶壁に向けて傾斜している。わずかなワンミスさえ許容しなさそう。

 

そしてある意味それよりも怖いのが、桟橋そのもの。

一体いつからメンテされてないのかわからないし、現に探索最序盤、腐れて穴だらけという「絶対的信頼度の低さ」を目に焼き付けちゃっているしなあ。

ましてやここ、これまでとは段違いで堆積物が多く(耐荷重的に心配)、そしてこれまでとは段違いにたっかい高い、まさに「落ちたらゼッタイ死ぬ」そのものな局面だ。

 

 

 

 

なんて思いながら、さらにイヤなことに気づいてしまった。

あそこの支柱、上だけじゃなくて下部もひん曲がってねえ?でかい落石でも直撃したか?

 

気づきたくなかった~。ヤダ~。

 

 

 

しかし、ここまで来て断念することは有り得ない。

 

まず目前の危険な傾斜をチェックしてみた。幸いなことに、湿った腐葉土的な土はグリップは充分、少なくとも足を滑らせて転落することはなさそうで、しっかりと慎重に足を運べば問題なさそうだった。つまり、高さへの恐怖心の問題であり、それだけならわたくし的にはなんとかなる。

桟橋についても、あと人ひとり分の荷重くらい加わっても大丈夫だろう…と信じきれば、そして足の置き場を確認しながらならば、まあ行けるかなと。

 

 

要は、根性と度胸頼みという、わたくしには不向きな局面(笑)。しかし、ここは引けない、断じて。

 

 

 

 

 

 

つうわけで、

やったったぜ。よくやった、ヘタレなわたくし。

 

そんなわたくしがいるのは、もはや憧れの隧道の坑口そのものだ。時刻は9時45分。探索開始から3時間50分が経過していた。

 

 

 

 

 

 

あぁ、そうそう。先に書いとくが、

隧道の前を通り越して、さらに先へと延びる平場があることには気づいていた。

 

あれをさらに辿れば、不動滝を圧巻のアングルで拝める位置へと行ける…のだろうと思ったが、わたくしごときにはとても無理。なんの装備も技術もなしに、これ以上の危険を冒す気にはなれなかった。つまり、行ってない。心残りでないといえばウソになるが、後悔はしてない。

 

 

 

 

 

 

さあ!さあさあさあ!

キタよ!10年ごしの、憧れの隧道が。もう感無量だ。

 

サイズとしては人道レベル、洞床まで含めて完全素掘りで入洞地点からは明かりは見えない。どうなっているのかは、進んでいくしかない。

 

 

 

 

 

 

 

その前に、

苦労して辿りついた隧道、鉄板の構図。沁みるぜ。

 

既に何度もご覧頂いているとおり、断崖の只中にぽっかりと開口しているため、ドローンでもなけりゃ正対写真は撮れない。

 

 

 

 

 

 

 

さて、では…。

参りましょうかね。

 

 

 

 

 

 

 

この洞床の感じからして、

交通のための隧道って感じがしないし、きっと違うだろう。だってこの隧道こそが「滝」を生み出しているんだから。

 

つまり今は明かりは見えないけど必ず貫通しているはずだし、水が溜まっているのも当然だ。その先の光景もなんとなく予想がついた。

 

 

 

 

 

 

20mちょいくらいは入ってきただろうか。

ここで坑道はぐぐっと登り勾配を増しながら右カーブして…

 

 

 

 

 

 

 

見えた!

貫通の明かりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで再度、振り返り。

うむ、この感じはやはり…水路隧道のテイストだ。

 

 

 

 

 

 

 

向き直れば、さらに増す勾配と、

尋常ならざる段差が登場。

 

 

本気、出してきた?

 

 

 

【9】に続く。

久々の2ケタ連載、確定っすな…。

 

 

 

【6】より続く。

 

 

 

 

時刻は9時19分。

 

実際にはほんの2~3秒ほどのことだったのだろうが、

そこに見たものに、呼吸が止まった。

 

 

 

 

 

 

断崖絶壁の上にあったのは滝の落ち口にあらず、

今度こそ見間違えようもない、「穴」だった。

 

雄叫びこそ上げなかったものの、心の中では吠えていた。デストラーデ式ガッツポーズと共に(笑)。このとき絶対におくちポカーンだったはず。

 

 

 

 

 

 

そして、これこそが目指してきた隧道であると悟った。なぜならば…

穴に至る「道」がある。

 

あれこそ、二度にわたり見失った「あの道」の続きに違いない。つうことは、先ほど諦めずにもう少し粘っていたら見つけられていたのかも。にしても…

 

なんという恐ろしい道なんだ、あれは…。

 

 

最後は、みたび登場の桟橋にて隧道に至る…か。隧道には逢いたかったが、桟橋にはもう逢いたくなかったのに…(笑)。

 

 

 

 

 

 

とか考えながらも、

身体は勝手に動いて、早くも斜面を登り始めていた。怖さよりも興奮が勝った。

 

とにもかくにも、当てずっぽうだけでここまで来たにもかかわらず、遂にめぐり逢えたことが嬉しかったし、そのファーストコンタクトはゾッとするほどに魅惑的だった。とても落ち着いてはおられない。少なくともここ数年では最高にテンションが上がったひと時だったかも。

 

ここまで、だいぶ抑えて書いてるつもりなんだが、たぶんダダ漏れ状態になっちゃってるんだろうな(笑)。

 

 

 

 

 

 

ハイテンションに任せて、えげつない斜面をガシガシと登ってゆくと、

間もなく「道」が見えてきた。

 

むろんこのあたりに、踏跡などは皆無だ。我がどんくささゆえにわたくしはあの見上げによるファーストコンタクトとなったが、先行の探索者たちはちゃんと「正規ルート」でここに至ったのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

息を切らしながら登ること7分で、

桟橋の直下へと辿りついた。えげつね~道だ。

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちらは、

隧道へと向かう方向。

 

桟橋と桟橋の間のわずかな区間には、最初のぶった切れ地点などで見たような石積み土留めが見られた。

 

 

 

 

 

 

改めてこの道、

いつごろに付けられた道なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

そして、どう見ても桟橋なしではクリアできないこの立地、

最初からこの鉄製桟橋だったのだろうか。そうは思えないが。それにしてもこの写真、怖すぎる。

 

 

 

 

 

 

ホントにあんな道を通って(渡って)、行こうとしてるのか?

あそこに!?

 

いやまあ、行くんだろうな…。逝きたくないけど。

 

 

 

 

 

 

 

なんだかんだで、路盤に(桟橋に)登れるポイントがあまりなく、

この、石積みの端をステップ代わりに使わせてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

グッと身体を引き上げ…

今、最終パートの路盤上に立った。多少時間はかかったが(笑)。

 

ここから先ほど断念したところとは、数十mしか離れていないはず。さっき書いたように、諦めずに進んでいたらここに至っていたのかも。でも、それだとあの衝撃的なファーストコンタクトは得られなかったはずで、まあ結果オーライとしよう。

 

つうか、どっから見たってこの隧道のファーストコンタクトは衝撃しかないとは思うけどね。

 

 

 

 

 

 

そしてさりげなく、

この日撮った中で最も怖い写真を、さらっとね。状況伝わるかな?

 

これは下からではわからなかった。いや~さすがに、一旦現実逃避していいレベル(笑)。先ほどまでのハイテンション、引き潮のように後退していったよ…。

 

 

 

 

 

 

 

つうわけで現実逃避として、まずは

引いてみた。隧道までの残り距離は、わずかに30m…ほどか?

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、もう手を延ばせば触れられそうなところまで来ているのに。

ここを通れ(渡れ)と?

 

 

 

 

 

【8】に続く。