【5】より続く。
今回は連載の中休み…
望んでいた形ではなく、
失意の、二度目の休憩。ここでは隧道発見後、歓喜の昼休憩となるはずだったのだが…。
正直、1時間20分にわたる危険な斜面の登り降りに、ちょっとばかり消耗し、かつ心が折れていた。やはり、いきなり当てずっぽうで見つけられるほど甘くはなかったか…。まあ今回は下見なんだから…と自分に言い聞かせるも、やはり消化不良は否めない。
美しい池郷川を眺めながら、もうひと踏ん張りするか、と気持ちを入れ替えた。なにしろ、不動滝はまだ見えてさえいない。冷静に考えれば、もっと滝の近くにある可能性の方が高いかも。まずは道の続きを探しつつ、滝へと接近していくことだ。
時刻は9時15分。ここからが第四のフェーズ。これで何もなければ、下見と割り切って今日は諦める。探索開始からは3時間20分が経過していた。
上流側を再度よく見れば…
正面の赤マルのところに…何か見える。
おそろしいほどの巨岩がうずたかく積もってるのは、滝壷?
非常に水が少ないが、あれ滝だよな?凄い眺め…。
でも確か、不動滝ってあんな滝じゃなかった。あのもうちょい奥かな…。そんなことを考えながら進んでいくにつれ、
何かが見えてきた。
これまた、
立派な滝の滝壷だ。でも、これも記憶にある不動滝の姿ではなさそう。
まったく水は流れていないが、雨の後なんかはドドドっと見応えある滝が現れるんだろうな~。
そう思い、どこから水が落ちてくるんだろう…と何気なく視線を上げ…
呼吸が止まった、まさに。
【7】に続く。





