池郷川不動滝の隧道訪問記【序】 (奈良県吉野郡下北山村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2021年4月22日に敢行した、紀伊半島・念願叶ったり叶わなかったりツアー。

 

 

 

この日のターゲットは大きく二つのみ。まずは最初のターゲットへとアプローチすべく、

ここに車を停めた。

 

 

 

今回目指すは、長年にわたって想い続けた憧れの物件。なのだが、ろくすっぽ情報がない。

 

「池郷川になんか隧道があるらしい?」ってことを知ったのははるか昔、「日本の廃道」(ORJ)さんで各号の内容を見ていた時。第78号に掲載された「池郷川口軌道」のところにあった、「奈良県下北山に「隧道のあるトロッコ軌道がある!」と聞き、絵葉書画像を手に駆け付けた筆者。待ち受けていたものは…?」という概要文を見た時だった。そしてその絵葉書自体には隧道は写ってなかったのだが、その号の表紙がまさにその物件…と思われた隧道の鉄板の構図のやつ。

 

近年になってようやくわずかな先人の記録で、同じような写真は見たのだが、細かいアプローチや場所、ロケーションなどわからないことだらけ。

ぜひ行っては見たかったものの、紀伊半島に行ったら、腰を据えてどこかを探索というよりはできるだけあちこち回りたいという貧乏性的な習性もあって、ずーっと手をこまねいていた次第だった。

 

「なぜとっととORJを購入して詳細を知ろうとしない!?」との指摘は甘んじて受けるが、なんていうか、まず自分で訪ねてみてから読みたかった、っていうのはある(笑)。なので、この連載が終わったら、購入してみて自分の中での答え合わせをしてみるつもりだ。

 

 

 

これじゃあいつまでたっても攻略できない、ってことで、ようやく腰を上げたこの日は一応下見というスタンスでやって来ていた。なりゆきで、あわよくば攻略も、的な。

 

 

 

 

 

 

で、申し訳ないのだが、わたくしもここまでの慣例に従い?(そんな慣例あるのか)、地図の掲載は控えておくことにする。

本気で興味のある同好の士ならば写真のみでピンとくると思うし、逆にそうでない人は近付かない方がいい。そんな物件なので。

 

 

ちなみにわたくし、以前あることがあってから、墓地の前には決して車を停めないことにしている(謎)。

 

 

 

 

 

身支度を整え、5時55分、探索開始。

 

さて、まずアプローチについて、

ここしか考えられない。

 

 

 

【1】に続く。