会うと気が重くなるくらい苦手な子と、
一緒に遊びに行くようになった話。
なぜそのような変化が起きたのでしょうか。
心理的に考えてみました。
もう!いやになっちゃうわねっっ!!
長女が高学年の頃、
どうしても苦手な子がいました。
会えば気が重くなるし、出来れば関わりたくない相手。
でも、この一件で、
「相手が悪いわけではなくて、
自分と情報をキャッチする感覚が違うだけなのだ」と学んだ長女。
ある日、学校から帰ってきてこう言いました。
長 「今日、体育で待っている時間にね、Aちゃん(仮名)と隣同士で座ったんだ。」
私 「そうなんだ。」
長 「いろいろ話していたんだけど
『実はね、私、Aちゃんのこと嫌いだなって思ってたの』って言ったの。」
私 「…ハイ?」
長 「そうしたらね、『あ!私も!!』って気が合ってさ~!!
お互い『こういうところが嫌なんだ』って言い合ったの!」
私 「お…おう…」
長 「そしたら、『わかる~!!』ってなってね、
今度の土曜日に一緒に遊びに行くことにしたんだ♪」
私 「よ…よかったね(汗)」
さて、
なぜこのような展開になっていったのでしょう??
嫌いだけど、嫌いじゃないかも!!
お互い能天気だから?
お互いもともと好きなんじゃない??
いろいろな見方があると思いますが心理的に考えて見ると
この4つの理由があると私は思いました。
①長女の苦手意識が緩んでいた
人は相手に対する思いが強ければ強いほど、イメージが変わりにくくなります。
この件で苦手だと思っていたのは、
「あの子が」ではなく「自分と違う感覚が」苦手だとわかったことで
苦手意識が緩んだと考えられます。
②嫌いなのを知って欲しい目的が告白にある
人は責められると思うと防御したくなりますよね。
嫌い!なんでこうしてくれないの!!と相手を責めると、相手も攻め返したくなるのが人。
ですが
嫌い!って思っているよ!あなたは?と相手に聞いているので、私も!と返しやすい。
責めるのとは伝えた目的が違います。
責めたいんじゃなくて、知って欲しかったのよ。
うう…苦手…。
③共通点があると仲良くなれる
例えば、初対面の人でも、好きなアーティストが一緒だったり、最寄駅が近かったりすると、
相手とちょっと打ち解けた経験ありません??
人は共通点があると安心する生き物です。
嫌い、という共通点が見つかったので、それがきっかけに意気投合したのでしょう。
一見ネガティブなことでも共通しているので、安心感が生まれるんです。
いい雰囲気にしたい時はこちら!
相手とちょっと話しやすくなるよ!「共通点探し!」
④あまり嫌いなことが悪いと思っていない
これは、お互いになのかも知れませんが、嫌い=悪いことだと思っていると
「自分が悪いんだ」と捉えて、どちらかが怒ったかも知れません。
でも、嫌いは嫌いでお互いが受け止められたことも、良かったのかも知れません。
嫌いと言えば?お互いあまり嫌なイメ―ジではなかったのかも知れませんね。
結局、2人は本当に遊びに行き、嬉しそうな笑顔でプリクラまで撮っていました。
この出来事は1回だけでしたが、
それでも捉え方が変わると、これだけイメージも変わり、関わり方も変わった!
という体験は、嫌いな人も嫌いじゃなくなる可能性がある!とわかって
これからの人生にも活かせる大事なできごとになったと思います。
イメージを図解で説明しています
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200518/15/purumeria-honu/5d/f5/p/o0560031514760633390.png?caw=800)
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