「どうしてあの人はわかってくれないの!」と

怒りたくなることありませんか~?

 

長女と次女が話している時に

人が本当にわかってもらえた!と思うことは、

自分の状態なのかも知れない

と思った話です。

 
 
長女がお昼ご飯のパンを食べ終わり、
そのまま椅子に座って、
スマホをいじっていた時のこと。

長女の正面に座って
パンを食べている次女が一言。

「あのさあ!
嫉妬しているから言うけどさあ!
お姉ちゃん、
スマホばっかり見てるよね!」


長女「え?う、うん…。ハイ…。」

次女「(満足)(^^♪」

私「??!!(゚Д゚≡゚Д゚)゙?」
 
普段なかなかない会話だったので、私はビックリしたんですよね。
 
わかってもらえた~♪

 
 
なぜこのやり取りでケンカに発展しなかったのか、
心理的に解説してみます。
 
 
次女の言葉の中には

「あなたが私よりも
スマホが大事って思っているように感じて、
私は、スマホに嫉妬しています」

っていう意味が含まれていますよね。


でもそれを、ただ
「スマホばっかり見ないでよ!」
と言うと
長女は責められた感じがして
「はあ?!別にいいでしょ?!」
と反撃をしがちになります。

逆に
「あのさ、お願いがあるんだけどスマホ見るの止めてくれる?」
と下手に出て言ったとしても
「は?ヤダ。ウザ。」
と言われるのもオチ。


なぜなら

これらの関わり方はどちらも
「相手の行動を変えて欲しい!」と
こちらがお願いしていて
自分の状態を伝えていません。



お前が蹴るなよ! お前こそ蹴るなよ!!


こうやって
「私(の状態)が(一方的に)嫉妬しているんです」
と伝えると、
相手は責められた感じは受けにくくて、
長女のような「そうなんですか…」
という反応になる可能性がアップします。
 
すると自然と
「じゃあどうすればいいかな?」
と考える機会が出来ますよね。
 
 
人間は空白ができると埋めようとするので
「どうすればいいだろう?」
と思ったところで
「スマホを止めてほしい」
と伝えれば、
相手は何をしたら良いかがわかりやすくなっていきます。





因みに長女に「どう思った?」って聞いたら

「あ、次女はそうなんだ。
スマホに嫉妬しているのか。と思っただけ」

と言っていて
だからどうこうってこともなくて
スマホを見るのを止めようとか
一緒に遊ぼうとかにはならなかったけれど

面白かったのは、

次女は「わかってくれた!」と
満足したらしいんです。


本当は長女に
スマホを止めて欲しいわけでもなくて
自分に構ってもらいたいわけでもなくて

その奥にある本当の理由は

「あなたが私よりも
スマホが大事って思っているように感じて、
スマホに嫉妬しています」と
 
私が思っていることを
知って欲しい。
受け止めて欲しい。

ただそれだけ。

「どうしてそれで満足なの?」
って聞いたら

「え?別に『そうなんだ』って言ってくれたでしょ?
わかってもらえたら、それでよくない?」


とのことでした。





私、嫉妬しています!


なんて伝えるのは恥ずかしいけれど
その恥ずかしさを伝えると
今まで以上にわかってもらえた
安心感があるが生まれますね。
 
 
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