「家事手伝うよ」の一言だけでは

相手の意図まではわからないよ~。

というお話。

 

 

 

先日、旦那から

「もしさ、俺が『家事手伝うよ』って言ったらどう思う?」
と聞かれました。
 
「なんで?」と聞いたら
どうやらネットに
「『家事手伝うよ』と旦那から言われたら、奥さんはどう思うか」
という記述が載っていたらしいのです。
 
 
その記事によると、旦那さんから「家事手伝うよ」と言われて
 
「私のことを気にかけてくれたんだ、ありがとう!ラブ
 
と思える人もいれば
 
手伝うって何よ!それじゃまるで、
『家事は奥さんが主導で、オレは補佐だから』
って言っているみたいじゃん!
家事は私がやるって決まってないんですけど!ムキー
 
と怒る人もいて、旦那は驚いたんだとか。
 
なるほどね~ と思った私は思い出したことがありました。
 
 
私は昔、旦那に「家事手伝うよ」
自分から言って欲しいと思ったことがあります。
 
 
その時は
「手伝うよ」と言ってくれたら、
私のことを気遣ってくれているのもわかるし、
手伝う意思があることがわかります。
 
だから私もお願いしやすいと思っていました。
 
だから逆に何も言われないと
 
疲れていようが、やりたくなかろうが
家事は誰も手伝ってくれないんだから
私がやらねば!
 
とイライラしながら
お皿をガチャガチャ片付けて、
 
「まったく!手伝う気持ちはないの??
いつもいつも私が家事するんかい!!ムキー
 
とブツブツ文句言っていたのです。
 
 
 
 
その殺気めいた様子を見て旦那が恐る恐る
 
「な、何か手伝うことある??」
 
とご機嫌伺いに来るけど、
もうその時には時既に遅し。
 
 
返す言葉は
 
「は?別にないけど!ムキー
 
と完全拒否!笑い泣き
 
 
我ながら「一体何がしたいんだよ!」って
ツッコミたくなるけれど、
 
もうその時は
完全に拗ね拗ねモードなので
素直に「手伝って♪」とは言えないのです。
 
 
そんな状況になるのは、一度や二度ではなかったので
それでケンカになったこともいっぱいあります。
 
 
 
で!で!
ケンカした後に旦那と
「手伝う」という言葉の定義は何か
を話し合ったことがあって。
 
 
 
旦那は
 
「手伝うよっていうことは、
『あなたに能力がないところをお手伝いしますよ。』
 
というニュアンスが含まれるから、
手伝って欲しいとお願いされればやるけれど、
できるだけ声かけない。
 
特に家事は女の人のやり方や好みもあるだろうから、
できるだけそっとしておくことが信頼。
 
 
 
でも、だからと言って手伝いたくないわけではないから、
言ってくれれば手伝う。」
 
と言っていて、
当時ひっくり返るほど驚いたのですポーン
 
 
まさか「手伝うよ」と言わないことが
彼なりの信頼だったとは…!!!ガーン
 
そんなバナナ!!(古)
 
 
このことを久しぶりに旦那に伝えたら
 
「そうだったっけ~?!」
と忘れていたけれど、
 
「あ、誰から言われるか、でも捉え方変わるかもよ?キョロキョロ
 
とも言っていました。
 
 
どういうことかと言うと
 
旦那の会社では、
 
後輩が先輩に
「仕事手伝います!」と声をかけるのは、
 
『アイツは積極的に仕事している』
 
と評価される
 
 
でも
 
 
先輩から後輩に「この仕事任せるよ。」
と言われたのに後から
「仕事手伝うよ。」と声かけられたら
 
『キミ、思ったよりできないんだね。』
 
という評価されている
 
とオレは捉えるかも…。と言っていたのです。
 
 
そんな~
 
 
 
一方、私が経験したのは
 
後輩が仕事ができないのは当然だから
 
後輩が先輩に「手伝います!」と言うのは
『先輩よりも後輩の私の方が仕事できます。
だから代わりにやりますよ。』
 
という意味で捉えられて
 
やる気があるどころか
「生意気な子!!」
と評価されていました。
 
 
やる気がある評価になるためには、
 
『後輩は何もできないのだから、
大人しく仕事を頂けるのを待つ。
 
言われるまでは何もしない。
 
それまでは先輩を見て学ぶ。』
 
という姿勢が大事でした。
 
 
だから
「手伝うよ!」は先輩が後輩に言う言葉。
そういう暗黙のルールだったのです。
 
 
 
「手伝います!」
の一言にも
いろいろな捉え方があるし
 
職場の暗黙のルールもあって
その言葉の意図まではわかりません。
 
本当にこれが正解!ってないもんだわ~
と思った出来事でしたニコニコ