相手とは違うという前提で話をする | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

ボクは、これまで、話し合うことが

大切だと思ってきました。




しかし、どうもしっくりこなかったのです。

そのひとつに、相手に伝わっていないという

問題があることに気づきました。




事実と感情を分け、自分の気持ちを伝えても、

まだ、他にも問題はあります。




そこに至った価値観の背景について

もう一度考えてみたいと思います。




まず、生育歴、経験、知識、環境が違います。



どんな家庭に生まれたのか

どんな育てられ方をしたのか

どんな愛情(虐待)を受けてきたのか

どんな体験をしてきたのか

どんな金銭感覚だったのか

どんな習い事をしてきたのか

どんな本を読んできたのか

どんな文化に触れてきたのか

どんな人とつきあってきたのか

どんな人の影響を受けてきたのか

どんな職場環境だったのか

どんな地域で生きてきたのか




それ以外にたくさんあると思いますが、

それに性格や価値観が反映されて、

人格は形成されていくと思います。




指紋の数ほど、考えや価値観は異なる、

すなわち、みんな違うのですが、少しでも

考えが同じだと、相手も同じであると

勘違いしてしまうことがあります。




なので、前提条件として、

相手とは違う、ということから

出発すれば、腹も立たなくなります。




自分の考えを伝えても、

相手が納得しないのも,あたり前です。




ということは、

やはり、話し合いを大切にすること

考えの奥にあることも伝えること



背景の違う相手との対話を

時間をかけて楽しむ、ことが

必要なのかもしれません。




ポイントは受容するということです。




あなたは、相手が自分の考えと同じと
思っていませんか?