震える指

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結婚教育の棚橋美枝子です。



ここ連日、かなりのオーバーワークで、仕事の進捗をスムーズにさせようと事務局もがんばってくれています。



そんな中でも親の老いは待っていてはくれないわけでして、今日は母の病院へ行ってきました。



目的は、お見舞いではなく署名をもらうため(-。-;



実は恐ろしいことに、母が入院したことによりATMなどに触れたこともない昭和の時代に生きる父が通帳などを預かることになったのです。



なんと、その通帳カード類を紛失したことが11月11日にわかりました。



その日は、基礎講座でしたが、途中で退出し銀行の紛失窓口に電話をし届出を完了。
銀行から案内状がようやく届きましたので、委任状をプリントアウトし母の病院へ。



委任状を書かせると指が震えて震えて、うまく字が書けません。



「字へたくそなったなあ」
「ホンマやわ」



めんどくさい雑務が増えたことに少々の苛立ちも覚えながら、母のもとを訪れたのですが、震える細くなった指を見ていると胸がツーンと。



そして、今度は父を連れての銀行回り。
父の通帳やカードも紛失していたので再発行の手続きをすることに。



またまた、父が震える指で、文字を間違いながら書くのです。



郵便番号も電話番号も(   )にはおさまりません。
ユラユラゆれる文字を書く父に何故か苛立つ私。



笑えない私。
なんで、なんで、ちゃんと書いてや。
なんで、なんで、そんなお爺さんになってしもてるの



苛立ちと不安や哀しさは表裏一体となり、私の感情を揺さぶります。



「ごめんなぁ、世話かけて」
ヘヘッと笑いながら、バツが悪そうに謝る父に



「ホンマやなぁ、歳いってからに」
と答え「ご飯食べにいこ」と誘いました。



「高いなあ、俺、安いのでええねんで」
と、遠慮する父。



少し食べたら、ゴホゴホっとむせる父。



「もう、おばあちゃんは退院してリハビリで施設行っても家に帰れないやろなあ」



目を赤くしてポツポツ語る父。



「歳いったせいなんかなあ。なんで通帳みたいに大切なもんやのに失くすんやろかなあ」



きっとしなくても良い反省を私に気遣いながらしているのでしょう。



「まぁええやん、歳いってなくてもそんなことあるある。まぁなんとかなるわ」



明日は、紛失した母の保険証を探しに実家の家探しと病院へ。そして市役所へ。



震える手で字を書く父と母。



こんなんじゃなかったやん。
なぜか哀しく、切なく、駐車場でその時の光景が蘇ります。



知識も情報も教育も太刀打ちができない自分の心。



あんなに嫌いなはずの親なのに、
親の老いに痛みを感じるこんな思いも、いつかきっと誰かの役にたてるのだと自分に語ります。



東京の息子からの「コメタノム」のメールを読み食品をどっさり送りました。



親から子へ、子から孫へ。



命は繋がることを思う夜です。
今夜もほぼ徹夜の夜、がんばります!



親って、子どもって、
命がつながるって、すごいことなんだと思います。



皆さんは、どんな夜をお過ごしですか。