高萩市は住宅公社解散で47億円を起債
読売サイト茨城ページが6月18日に掲出した「住宅公社解散の関連予算を可決 」は、高萩市の定例市議会が17日、市住宅公社の解散に伴う負債額相当の約47億円を起債発行する補正予算案を全会一致で可決し、閉会したと報じる。議決を受け、市住宅公社は理事会を開き、解散を正式に決定し、裁判所に破産手続き開始を申し立て、法的整理による清算を行うと記事は伝える。公社解散については、5月の臨時議会で第3セクター等改革推進債を活用できる破産法によって解散する市住宅公社改革プラン案を可決しており、公社理事長を務める草間吉夫市長は解散の責任を取り、給与をこれまでの13%削減に17%を上乗せした30%削減、1か月とする条例改正案を提案していたが否決されたとか。草間市長は閉会後、「(市住宅公社の解散決定は)市にとって歴史的なものになる」と述べる一方、給与削減案の否決に関しては「大変残念。今後、供託または市長退任時の自主返納などを顧問弁護士と検討していきたい」とコメントしたとのこと。
就職安定資金融資制度の悪用
東京新聞が6月15日に掲出した「失業者融資悪用、不正疑い4億 逮捕者10府県、実態調査へ 」〔共同〕は、仕事も住まいも失った人を対象に、賃貸住宅に入居するための敷金・礼金や生活費を貸し付けている国の「就職安定資金融資制度」の悪用が相次ぎ、約4億3千万円がだまし取られた疑いがあると報じる。融資窓口の全国労働金庫協会(東京)と厚生労働省が明らかにしたもので、昨年夏ごろから詐欺事件が相次ぎ、逮捕者も静岡、愛知、大阪、大分など10府県で出ているとか。回収できなければ国の負担となり、長妻昭厚労相は15日の記者会見で「調査をし、どういう対応をするのかを決めていきたい」と述べ、制度の見直しを示唆したとか。制度はリーマン・ショック後の20年12月に開始され、全国労働金庫協会や厚労省によると、今年5月末までに総額約93億円が融資されたが、暴力団関係者が関与したとみられるものや詐取目的が明らかなものが365件、計約4億3千万円が融資されており、うち94件については既に警察に通報したり、被害届を出したりしたとの由。
老齢加算廃止を違法とした高裁判決が登場
東京新聞が6月14日に掲出した「生活保護の老齢加算、廃止は違法 福岡高裁で原告初勝訴 」〔共同〕は、国の生活保護制度見直しで、原則70歳以上の高齢者に支給されていた「老齢加算」を廃止したのは違法として、北九州市に住む74~92歳の男女39人が、市の生活保護変更決定の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁が14日、請求を棄却した一審福岡地裁判決を取り消し、全員の減額処分を取り消したと報じる。判決理由で裁判長は「廃止は、裁量権を逸脱しており、『正当な理由』のない不利益変更」と述べ、生活保護法に違反すると判断したとの由。原告の逆転勝訴判決となったが、全国8都府県の原告が争っている一連の訴訟で勝訴判決は初めてとか。同様に廃止された母子加算は、昨年の政権交代後に復活しており、今後の政府の対応が注目されると記事は評する。判決理由で裁判長は、取りまとめを受けた厚労省の廃止決定について「受給者が受ける不利益を具体的に検討した減額幅が決定された形跡はなく、生活水準に配慮をするべきだという指摘も検討されていない。考慮するべき事項を十分検討していない」と批判しており、老齢加算廃止による減額幅が、単身世帯では20%近くになることなどを挙げ「評価が明らかに合理性を欠き、社会通念に照らしても著しく妥当性を欠いた」と述べた。
疑問を上司に報告する職員がいて横領が発覚
東京新聞が6月11日に掲出した「生活保護費を不正支出か 虚偽入力、大阪府高槻市 」〔共同〕は、大阪府高槻市の前生活保護課長(60)が、電子システムに虚偽のデータを入力し、市に生活保護費を不正に支出させた疑いのあることが市への取材で分かったと報じる。市の調査では、支出は18年5月ごろから約1千万円に上っており、市は刑事告発も検討しているとの由。高槻市の調査に対し、前課長は不正処理を認め、「正規の手続きでは救済できない生活困窮者を助けるためにやった。現金はホームレスらに渡した」と話しているとか。不正とみられる支出の多くは、「敷金等」「布団代」など長期入院から退院した受給者への住宅補助費の体裁をとっていたが、少なくとも29世帯を対象にしており、受取人が架空のものもあったとか。受給者データの一部が電子システム上から消えているのを同課職員が見つけ、今年5月中旬に上司に報告し発覚したとの由。
公共事業費の削減は目標を既に達成
毎日jpが6月10日に掲出した「11年度予算:国交省、概算要求方針固める 公共事業費、削減せず 」〔寺田剛〕は、国土交通省が9日、23年度予算の概算要求の同省の公共事業費について、削減をせず、22年度予算の水準(4兆8585億円)以上を求めていく方針を固めたと報じる。民主党が昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた「4年で1・3兆円」との削減目標をすでに前倒しで達成していることが理由で、前原誠司国土交通相もこの方針を支持しており、歳出抑制を進めたい財務省との間での激しい攻防も予想されると記事は評する。民主党は昨年の衆院選マニフェストで、1・3兆円の公共事業費を、25年度までに削減する方針を表明しており、これを受けて、国交省は22年度の公共事業費を前年度比で15・2%減となる8739億円分削減し手いるとの由。政府全体の22年度の公共事業費は同18・3%減の1兆2970億円削減しており、マニフェストの公約は政権交代1年ですでに達成したことになるとか。
刷新相は特会に取り組む
毎日jpが6月10日に掲出した「蓮舫行政刷新相:特別会計も仕分け 参院選後に着手 」〔青木純〕は、蓮舫行政刷新担当相が9日の記者会見で、国会の監視が届きにくく「省庁の第2の財布」との批判が出ている国の特別会計について「いろいろと疑いを持たれるような不透明なお金の処理があるので、丁寧に見ていきたい」と述べ、「事業仕分け」第3弾の対象にすることも視野に改革に取り組む考えを示したとか。夏の参院選後には着手したい考えと記事は伝える。特別会計について、蓮舫氏は「本来の趣旨を逸脱し、埋蔵金をため込んだり、使い勝手が悪くなったりしている」と指摘しており、各省庁が進めている見直し結果を受けたうえで、「事業仕分け」の手法で無駄の洗い出しに取り組むことを検討するとか。蓮舫氏はこれに先立ち、前任の枝野幸男民主党幹事長から引き継ぎを受けており、引き継ぎ書類に署名した蓮舫氏は、会見で自身の役割について「とにかく税金の浪費を無くす、行財政全般を見直すということ。そこは国民の皆さんが願っていると ころと合致すると思う」と語ったとか。
東日本高速が減収減益
MSN産経ニュースが6月8日に掲出した「東日本高速、1000円乗り放題で減収減益 交通量は13%増 」は、東日本高速道路(NEXCO東日本)が8日に発表した2010年3月期の連結決算は、売上高に当たる営業収益が前期比7.4%減の8084億円で、昨年3月から始まった「土日祝日1000円乗り放題」で料金収入が大幅に減少したと報じる。最終利益も前期比5.6%減の72億円で、減収減益だったとか。1000円乗り放題やガソリン価格の下落の影響などで普通車を中心に交通量は13.3%増と大きく伸びたものの、割引サービスの利用で料金収入は5735億円(単体ベース)となり、前期に比べて1004億円も減少したとのこと。2011年3月期予想は、営業収益が0.6%減の8033億円、最終利益が50%減の36億円と減収減益を見込んでいるが、前期は日並びが良かった秋の大型連休がないことに加え、交通量やサービスエリアの利用客数を固めに見積もったとか。6月末から社会実験として一部で実施する無料化の影響は織り込んでいないが、業績への影響は軽微にとどまる見通しと記事は伝えるだ。
国がプログラムミスによる損害賠償請求を起こす
MSN産経ニュースが6月7日に掲出した「国、日立に7900万円求め提訴 高卒認定プログラムミス 」は、大学受験資格が得られる高校卒業程度認定試験(高認)で採点ミスがあり、受験者約1800人の合格判定が遅れた問題で、国が採点プログラムを改修した日立製作所(東京)を相手取り、約7920万円を求めた損害賠償訴訟を東京地裁に起こしていたと報じる。同日の第1回口頭弁論で日立側はプログラムミスを認めつつ争う姿勢を示したとか。訴状によると、平成17年度にそれまで行われていた大学入学資格検定(大検)から高認に移行する際、日立がプログラムで採点方法を間違って設定しており、19年度までに計6回の試験で採点ミスが発覚したとの由。文部科学省はその後、受験者に和解金約7194万円を支払ったほか、わび状発送費用など約725万円の費用がかか ったとしているとか。
阪神高速道路が海外事業を開始
MSN産経ニュースが6月4日に掲出した「阪神高速が初の海外事業 タイでコンサル業務受注 」は、阪神高速道路が3日、タイ・バンコク首都圏の高速道路のコンサルタント業務を海外事業として初めて受注したと発表したと伝える。国際協力機構(JICA)の事業として技術社員2人を派遣するとのこと。期間は同日から10月8日までで、受注額は1350万円となっており、タイ高速道路公社(EXAT)と同国運輸省に対し、情報通信やETC(自動料金収受システム)の技術、騒音や環境対策などで協力し、現状把握やODA(政府開発援助)の可能性などを調査するとか。EXATは約210キロの有料高速道路を運営し、1日約130万台が利用しており、今年1月にETCが導入されたばかりとか。阪神高速は同国や中国・上海、カンボジアなどとも技術協力を締結しており、今後も海外事業の受注を目指すと記事は伝える。
日航は赤字路線を廃止する
毎日jpが6月4日に掲出した「名古屋空港:9路線「維持は困難」 日航、県に回答 」〔加藤潔〕は、会社更生手続き中の日本航空が愛知県営名古屋空港(同県豊山町)に就航する全9路線の廃止を発表した問題で、日航が3日、同県に対し「赤字路線を維持することは困難」と、改めて路線廃止方針を書面で説明したと報じる。県が提出していた質問書に回答したもので、日航は廃止基準について「赤字路線を全廃する」としたうえで、「将来の経済成長を前提とした黒字化を見越しての維持は困難」との考え方を示したとか。