トトロの森のある場所は 〜多摩湖のほとりを歩いたら | かんながら

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旅の記録です

12年ぶりにコンタクトしてしたヨギの治療師の招き(さて、次は。 〜旧七夕から旧盆からみえてきたものは
でご縁ができた航空基地関係が集まる(地図を見ると、入間、横田、なども含めて集中している)このエリア。
 
 
いつもはJR線から北上していくのだが、今回はいつも乗換検索で推奨されてくる駅から徒歩30分のルートの経由駅、西武球場駅経由。
西武球場は、友人に連れられて一度来たことがある。
周りに町があった印象はない。
ポツンと球場だけある駅の印象である。夕方や夜にひとりで歩くには勇気がいる。
 
道を知らないんだから、うっかり湖にでも落っこちたら大変である。
 
 

 

駅前の狭山不動尊は、コロナの影響で早くに閉門してて入れなかった。

本尊は不動明王。宗派は天台宗。

 

山口千手観音は真言宗豊山(ぶざん)派。

 

真言宗豊山派といえば、先日行った(都をつなぐ旅 〜オーサカからトーキョーへ 護国寺から靖国神社へ(その2))護国寺もそうだ。

 

 

豊臣秀長公によって奈良の 長谷寺 はせでら に招かれた専誉僧正は豊山派をおこし、長谷寺は学山として栄えました。豊山派の派名は長谷寺の山号「 豊山 ぶさん 」に由来します。

江戸時代、五代将軍 徳川綱吉 とくがわつなよし 公の生母である 桂昌院 けいしょういん が音羽(現文京区)に護国寺を建立し、豊山派の江戸の拠点として末寺を増やしました。
  現在は、全国に3,000カ寺、僧侶数5,000人、檀信徒数200万人をほこる、真言宗有数の宗団となっています。

真言宗豊山派のHPより引用)

 

とあるから、元は、つい最近ようやく参拝が叶った(都をつなぐ旅 2(その2) 〜いにしえの都に帰る旅(平家の里にあったもの編))談山神社のある奈良・桜井なのである。

 

奈良・長谷寺はなにわの審神者(さにわ)の担当。護国寺は伊勢平氏おじさん担当、そこを繋いでいるような立ち位置のわたし。

 

おじさんはこの夏、「豊臣秀吉は、徳川と繋がっている」としきりに言っていたが、もしかしたら本当なのかもしれない?

大阪の人間にすれば、「太閤さんの天下を奪ったって思ってる徳川さま」が、太閤さんと通じていたなど信じがたいことであるのだが。

 

wikiによると、

金乗院は、真言宗豊山派に属し、山号は吾庵山、寺号は放光寺。本尊は千手観音山口観音とも称される。

この寺は、古くから観音信仰の霊場として知られ、観音像や観音堂は寺伝によれば奈良時代の僧行基によって弘仁年間(810年 – 824年)に開かれたと伝えられ、この寺はその別当寺であった。鎌倉時代末期新田義貞鎌倉を攻めた際には、この寺に祈願したという。 本堂にまつられている本尊千手観音は秘仏で、33年に一度開帳される。近年では開創1200年を記念して平成29年(2017年)4月29日から5月1日に開帳された。

 

とあるので、奈良時代ということで(わたしのイメージでの東京のお寺では)結構古い。

 

実際この辺は古墳とかあって、ずっと昔に人が住んでいた気配がある古い土地のように感じる。

 

勢至堂(住吉大明神)

天女稲荷大明神(蚕祖神)

 

勢至菩薩は住吉大明神なのか。一切衆生が地獄・餓鬼界に落ちないように救う、と書いてある。

瀬織津姫みたいだ。皆の罪穢れを引き受けて海に運んできれいにしてくれる神様。

 

天女稲荷大明神(蚕祖神)。

太田道灌の家臣により奉納され、五穀豊穣・万民豊楽を祈念す。主に農業・医療・水に関わる商人に霊験あらたか。

天女。織姫。秦氏?

お蚕さんといえば、オシラ様、見えてくるのは「白山(しらやま)菊理媛神」。

 

太田道灌は、新宿(やはり呼ばれた西新宿 〜十二社(じゅうにそう)熊野神社・淀橋)でも見かけた。摂津源氏の流れをくむ、江戸城を作った人。

とにかくわたしが歩かされる場所には、太田道灌の足跡がある(初午は、箭弓(やきゅう)稲荷神社へ (追記あり)続・答えあわせの東京さんぽ(会社員時代編) 〜思い出の地をもう一度 本郷・湯島・箭弓稲荷神社)。

埼玉県東松山市の保食神が、男の武神として祀られている箭弓稲荷神社での祭礼が執行せられたのも太田道灌、根津神社の社殿を作ったのも太田道灌。

 

どうもお江戸の至る所に仕掛けを施しているようである。

太田道灌なにものなのだろう?

とにかく彼の何かに関わると、クルクル連れ回される。

なにわの審神者(さにわ)が、「明治神宮のデンデンムシをアツメル!」という謎の指令を送ってきた(約束の地、國吉に祀られていた神は 〜372年ぶりの日蝕夏至の日に)のもお江戸を巡回させられた時である。

あれは夏至だったのか。少なくとも、お江戸の中心から、少し郊外へと、ウズは大きくなってきているのかもしれない。

しかも、当時「入間(航空)基地」のそばまできて、行こうと思ったけど、行けなかった入間基地。

 

 

入間基地のすぐそばにちゃんとあった、稲荷山。
あると思ったんだよね、なぜあるのかはわからないけど。
わたしの中でセットなのである。
航空隊と物部、そこにある妙見、そして妙見と稲荷。

 

って書いていたが、ヨギの治療師の拠点のこの辺りも、まさにそれっぽい(さて、次は。 〜旧七夕・旧盆からみえてきたものは)。

ヨギの治療師のところを訪ねた初日に、七夕のことを何気なく書いているけど、蚕といえば機織りに繋がり、そのさきは「織姫」で、七夕であろう。ここにちゃんと祀られているではないか。

 

 

 

 

朱塗り。

丹生の神様、牛頭天王(素戔嗚尊)。

 

 

龍がいる。

なんか、詳しい資料がなくて、ネットの記事で見たところによると、いろんなところから集められたお堂で構成されているらしい。

テーマパーク的ノリでちょっと高野山っぽい。

 

 

 

 

中国っぽいというか、なんとも不思議な空間だった。

 

 

そして多摩湖。

 

こちらは、東京都が増える人口に対応するために作った人工の湖。

かつては隣の狭山湖と名前がテレコだったという話も。

そして狭山湖のほとりには、「トトロの森」がある。

 

そして、通りがかった多摩湖は工事中。

龍神さんも大変そう。

 

ほとりには、「ダイダラボッチの像」がある。

そして例年は秋に、ダイダラボッチの祭りがあるようなのだが、コロナで中止。

 

今年は全国各地で祭りが中止になる。

街のひとの参加がなく、神職だけで神事はするということだが、その行方はなかなか興味深い。

地元の人に、過去にあったことを知らせる意味もある祭り。

人に見せないで神事だけ、で済ませることができるくらい、祀る力があればそれで良いけど、もし例年と違ってたら、そうじゃないってことだと思う。

 

やっぱり普段は(思い出しさえしないことが多い)神様と人とが交わるのが、祭りの意味だとわたしは思う。

コロナで、(一部の人たちの)人とのリアルな関係が断たれようとしているが、神との関係もまた、同じ状況にあるような気もする。

 

 

 

通り道、小高い丘に厳島神社を発見。

 

 
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀る神社のようにながーい階段の先に御鎮座されていた。
 

 

海の神様。宗像三女神

そういえば、山口千手観音の勢至菩薩も「住吉大明神」で海の神様だった(わたしは根拠はないが女神だとなんとなく思う)。

 

 

 

そして、隣り合わせにあったのは、熊野神社。

しかも隣といっても接してなくて、

わざわざ引き離したみたいに対岸みたいになるところにある。

川を隔てて分かたれたような位置関係。

 


両社ともとても高い場所にある。一柱ずつ、街を見守る。

熊野神社は、増上寺では「ゆや」神社と読む。(続・答えあわせの東京散歩 〜日本七神明宮と美志摩のひみつ

蘇鉄がもたらす福音の予感 〜龍田神社と聖徳太子で久美浜の歴女から寄せられた情報によると、ゆ=製鉄を暗示するのだそうだ。

製鉄といえば物部、天目一箇神(あまのまひとつのかみ)。

 

恋しくて 〜葛の葉をたどる旅 その3 飛鳥・纏向編(前編)

で、なぜか呼ばれた桜井市鹿路鎮座 天一神社。

御祭神は天目一箇命(あめのまひとのかみ)だった。

場所は談山神社から近いエリア(つまり長谷寺からも近い)である。

しかも、鹿。

 

何かある。何か。

 

 

熊野、物部、天目一箇命(あめのまひとのかみ)。

熊野といえば、牛頭天王、そして素戔嗚尊。

それと隣り合うようにいる海の女神。

 

なんだかかつて籠神社の絵馬に書かれてた男女の2柱(天照国照彦火明命・市杵嶋姫命)を思い出すけど?

もっと妄想を暴走させたら、ニギハヤヒと瀬織津姫って感じがするけどな(個人の感想です)。

 

そして二柱はいつも分離させられてる。

一緒にいることが叶わない。

 

いつだっけ、卑弥呼の宮殿でそんなビジョンが降りてきたことがあった(飛鳥と卑弥呼と自然農 〜その3 卑弥呼が神殿でみてたもの)。

 

 

五十鈴川のほとりの天照大御神の荒御魂と言われる

滝祭神も、同じ感じがする。とにかく悲しい。

ひとりぼっちで、人の幸せをただ願う。

 

 

 

なんか、この辺り、奥が深い。

ヨギの治療師とはさすが12年も再会するのに時間が必要だっただけある。

豊橋((追記あり)豊橋の瀬織津姫がみせたかったもの 〜五ヶ所湾から豊橋へ そして。(その1))も、練馬(シンクロの重なる場所には、やはり 〜練馬・江古田)も、実はこのエリアさえも。伊勢平氏おじさんと共通点がありすぎる。

 

ここもわたしにとってきっと因縁の場所なんだな。

何が、明らかになろうとしているのか、わたしにはまだわからない。

 

 
 

 

(関連記事)

さて、次は。 〜旧七夕から旧盆からみえてきたものは

都をつなぐ旅 〜オーサカからトーキョーへ 護国寺から靖国神社へ(その2)

都をつなぐ旅 2(その2) 〜いにしえの都に帰る旅(平家の里にあったもの編)

やはり呼ばれた西新宿 〜十二社(じゅうにそう)熊野神社・淀橋

初午は、箭弓(やきゅう)稲荷神社へ (追記あり)

続・答えあわせの東京さんぽ(会社員時代編) 〜思い出の地をもう一度 本郷・湯島・箭弓稲荷神社

約束の地、國吉に祀られていた神は 〜372年ぶりの日蝕夏至の日に

続・答えあわせの東京散歩 〜日本七神明宮と美志摩のひみつ

飛鳥と卑弥呼と自然農 〜その3 卑弥呼が神殿でみてたもの

(追記あり)豊橋の瀬織津姫がみせたかったもの 〜五ヶ所湾から豊橋へ そして。(その1)

シンクロの重なる場所には、やはり 〜練馬・江古田