2023年初夏のことですが…

 

スウェーデンに住む友人に会うため

ストックホルムとデンマークへ、一人旅に出かけました。

 

『海外、女性、一人旅』と言うと、

何だか大袈裟な感じに聞こえてしまいますが…

 

実は一人で旅をするのは好きで

フランスに移住してからというもの、時々ですが

ヨーロッパを中心に、一人旅をしています。

 

ストックホルムのアーランダ空港にて。

 

 

これまでに一人で旅したのは、ヨーロッパでは

イタリア(ヴェネチア → フィレンツェ → ローマ → ナポリ → カプリ)

フランス(ストラスブルグ、ニース)

スイス(ローザンヌ→ツェルマットにて友人と合流)

ドイツ(シュトゥットガルト、フランクフルト)

スペイン(バルセロナ→途中で知人と合流)

スウェーデン (ストックホルム)など。

 

Covid以前にしていた、出張の多いお仕事では

世界各国での海外出張の際、

帰国日を延ばして何日かエクストラで滞在したり

自由時間に一人でその国の食や街歩きを楽しんだり

出張と出張の間、弾丸でフランスへ帰るチームを横目に

現地に滞在して、一人でゆっくり観光したりしていました。

(延長分の滞在費は自腹ですが、エアチケットは出張の分なので、自己負担ゼロ。

 フランスからはアクセスが良くない、ちょっと遠いデスティネーションなど

 初めて訪れた国では、滞在延長+観光をしました。いい思い出です。)

 

 

2020年は渡航規制や外出禁止期間、

そしてアパート天井と壁に大穴が開けられて

翌日もさらに穴が拡大されて、結果

突然、引っ越しが決まり… 

 

2021年は1月に引越しをして、それからも

ワクチンパスポートや外出規制などで、

ザワザワしていた年。

 

猫連れバカンスを楽しみにしていたものの

我が家は全然関係ない理由で、

2021年夏のバカンスが中止となりました。

 

フルタイムのお仕事を始めたことで

心身ともにぐったり&自由な時間がとりにくくなってしまい…

 

2022年から、以前のような旅を再開したものの

我が家の新メンバーの猫さんに旅行に慣れてもらうため、

まずは国内旅行で、行き慣れた街へ出かけたりしていたので

 

2023年のこの旅が、2020年ぶりの

初飛行機だったのでした。

 

 

今回の旅のお供は、バックパック一つ。

 

ドミトリーを泊まり歩くバックパッカー…

というわけではありませんが

パリ→スウェーデン (ストックホルム)はLCCで、

さらにストックホルム→デンマーク(コペンハーゲン)は

夜行列車(寝台)での旅だったので

できるだけ、荷物は少ない方が

動きやすいかなと思ったのです。

 

欧州では有名なLCC、Vueling。

現在、ヨーロッパのLCCの荷物規制はかなり厳しくて

無料枠は、40x20x30cmサイズまでで

座席下に入れることが求められています。

 

国際線のようなキャリーケースはNGで

長距離線では無料枠の55x40x20 cm、

10 kg の小型旅行バッグでさえも別料金です。

 

LCCなのでね、離れたターミナルから乗り込みます。

この通路、ちょっと監獄感があってドキドキしました。

 

若い皆さんは、本当に軽装!

朝学校に行く、くらいの服装と荷物で

海外へ旅立って行きます。

大陸の人々は、隣国ヘ行くのも

国内旅行感覚というのもあるとは思いますが

それにしても、荷物少な!と驚きます。

 

 

3泊4日の旅、季節も初夏ということで

そんなに荷物が多いわけではなかったけれど

パリよりもずっと北にあって、涼しいはずのストックホルムが

この週はとても暑くて。

太陽から近い北欧なのに、丸腰で挑んでしまったため

びっくりするくらい日焼けする結果となったのでした。

 

 

さて、北欧の夏といえば、白夜!

スウェーデンを旅するのは2回目ですが、

前回は、テラスがない街中のホテルに泊まっていたので

22時くらいまで明るいフランスの夏と近いなぁという印象で

あまり白夜感を感じることがなかったのです。

 

今回は、しっかりと白夜を堪能しようと

船のホテルに泊まることにしました。

 

私が泊まったキャビンは、船のデッキ階にあって

普段はこのデッキ、カフェになっているのですが

カフェの閉店後は、宿泊客オンリーになります。

 

さらにこの時は、デッキ階の宿泊客は私1人。

朝まで、広いデッキを独り占めすることに。

 

白夜観察にぴったりすぎる環境に、期待が高まります。

 

22時

 

 

23:30の空に乾杯!

 

この日のお供は、Brutal Brewingという

スウェーデンのミクロブリューワリーが出している

Mad Canary IPA。

せっかくなので、地元産を堪能。

IPAの割には苦味もしっかり味わえる

ミクロブリューワリーらしい力強いお味でした。

 

さすがに夜は肌寒くなったデッキですが、

夜中の1時、寝る前にもう一度。

少し空が重たい色になっていますが、

やっぱり夕焼け色のまま。

 

 

そして朝4:30。

夕焼け色の空に、朝陽が昇り始めました。

 

疑っていたわけではないけれど

ほんとうにずっと明るくて、

文字通り『夜』がなかった!!!

 

寝ついたらすぐ朝が来てしまったような感覚で

何だかうまく眠れないなぁと思っていたのですが

在住の友人も

『遮光カーテンをすごくしっかり閉めてないと

 夏場は睡眠リズムを保つのが難しい』と言っていたので

人体は太陽に正直ってことでしょうか。

 

普段は夜型ですが、旅先では朝から楽しみたい私は

船内でシャワーをササッと浴びて

朝の散歩とカフェへ出掛けたのでした。

 

つづく。