先日、ニューヨークのサザビーズで、ダイアナ妃が1981年と1983年に着たセーターが110万ドルで落札されました。
今の為替で計算するとざっと1億6千万円!
こちらがそのセーターです。
競売は、19万ドル(3千万円)からスタートしました。
このセーターは、みていただくとお分かりいただけように、羊の模様のセーターです。
でも中に1匹だけ黒い羊(ブラックシープ)がいる。
英語でブラックシープって、みにくいアヒルのこみたいに、自分だけ違って仲間に入れない子という意味があるのです。
これを彼女は、結婚前、チャールズ(当時)皇太子も出場したポロの試合を見に行った時に着たのです。
まだあどけなさが残る少女という感じです。
それから二人は結婚。
続いて彼女は、このセーターを2年後のポロの試合にもう一度着ます。
着こなしも本人も少し大人っぽくなっています。
実はこれには裏話があって、一度めに着たオリジナルのセーターはほころびができ、お修理が必要になりました。
そのセーターを作った小さなメーカーに当時のダイアナ妃の秘書が手紙を書き、お修理をしていただくか新しい同じものをほしいとお願いしています。
きっとダイアナ妃はとても気に入っていたのでしょうね。
これに対し、そのメーカーは新しいものを編み直して、お届けしています。
2年後、すでに結婚した後もこれを着たということは、このブラックシープのメタファーを了解していて敢えて着たと考えていいでしょう。
すでに当初から、自分たちの結婚は何か違う、自分は招かれないところに来てしまったと思い始めていたのかもしれませんね。
面白いのは、サザビーズはロンドンにもあるますが、ニューヨークで競売にかけられたこと。
やはりニューヨークでオークションをすれば、世界中が注目することを想定指定のことなのでしょうか。
今、わたしは、アメリカではMAX(元HBO)でやっているダイアナ妃のインタビューを元に作成されたドキュメンタリーを見ています。
見れば見るほど、胸が痛みます。
まだまだ世界中の人たちの心の中で、ダイアナ妃は生き続けている。
それを象徴するようなオークションだったんだなと感じました。
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・サザビーズのオークションといえば。ジャクリーンケネディの宝飾品は意外でした。