ここしばらく、パリのお話はそっちのけで

北欧の旅のブログばかりになっていましたが

今日はいったん中断、久しぶりにパリの記事をお届けします。

 

 

先日、お花見散歩で初めて足を踏み入れた

プティ パレ。

 

 

正式名称は

Petit Palais, Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris、

プティ パレ、パリ市立美術館といって

パリ市が公開している、無料の美術館です。

 

これまで、何故か行ったことがなかったのですが

アーティストのお知り合いの方と彫刻の話をしていた際

ロダン美術館とブールデル美術館(彫刻家のアトリエ美術館)に触れたら

『それならぜひ、プティ パレへ!』とお勧めされて。

先日、初めて足を運んだところでした。

 


 

前回はあまり時間もなかったので

地上階の彫刻エリアだけをササッと見ただけだったので

とある週末、コレクションをじっくり見るため

再訪することにしました。

 

文字通り、長蛇の列!

 

人混みと並ぶことが苦手なので、

ここで踵を返しそうになってしまいましたが

思いの外、列はスルスルと進んでいって。

 

10分ほどで、館内にアクセスできました。

(荷物チェックのための行列でした)

 

前回訪問時の写真を冒頭に載せたのですが

前回は、平日の午後17時くらい。

 

対して週末の午後半ばに訪れた今回は

前回の10倍くらいの人がいて。

美術館や博物館は、やっぱり平日に限るなぁと実感しました…。

 

 

館内で私が一番キュンとしたのは、

こちらの螺旋階段とアイロン装飾。

 

パレロワイヤル駅のファサードを思い起こさせるシャンデリアは

同じアーティスト、Jean-Michel Othonielのもの。

 

 

螺旋階段は、上から覗いても下から見上げても

それはそれは美しい曲線を描いていました。

 

週末は人が多すぎて、ひっきりなしに人が行き来していて。

『誰もいない写真』が撮れないのです…涙

 

粘って粘って、やっと撮れた一枚。

ピンも構図もイマイチですが、

本当に一瞬しかシャッターチャンスがなくて。

この階段、本当に素敵だったので

また平日にリベンジしようと思います。

 

 

さて、最近までノーマークだった美術館なので

あまり予備知識もなく訪れたのですが

地下階には印象派、後期印象派の作品がチラホラ。

 

ピサロの作品や

 

デュラクロワの作品、そして

 

モネや

 

セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、そしてレンブラントまで展示されていました。

所蔵作品は、こちらから確認できます

 

予想を遥かに超えて充実したビジットとなったのでした。

パリの中心・コンコルド広場やシャンゼリゼ通りからすぐの立地で、

観光の間にも立ち寄りやすいエリア、そして

平日はあまり混んでいないのも嬉しいところ。

 

中庭の回廊も、うっとりする空間です。


 

ここでは、天井を見上げるのをお忘れなく!

 

回廊から眺める中庭も、またいい感じ。

 

中庭の散策もできます。

ちょっとワイルドなガーデニング。

 

 

ポツポツと、椅子やテーブルがあるのは

この回廊が、カフェのテラスとして使われているためです。

 

一番のお目当ての美術館カフェ Cafe 1902は

前回は改装中、今回は臨時休業中で二連敗中。

次回こそは、この中庭を眺めながら

テラスでカフェを!と思っています。

 

 

Petit Palais 

Av. Winston Churchill, 75008 Paris