2023年初夏の

ストックホルムとデンマーク一人旅シリーズです。

まだ過去記事をご覧になっていない方は、こちらからどうぞ!

 

北欧一人旅① 『ストックホルムで白夜を満喫』

北欧一人旅②『ストックホルムで、シナモンロールの朝ごはん!』

北欧一人旅③ ストックホルム散歩『高台の散歩道から街を一望、そして中央駅へ』

北欧一人旅④ストックホルム散歩『ガムラスタンの街歩きとスウェーデン王宮』

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旅先では、ギュウギュウに予定を詰めるのが苦手で

1日1イベント、くらいのユルさで過ごすのですが

今回の旅は3泊4日。

内2泊3日がストックホルム、

有名どころの観光スポットは訪れたことがあったので

時間に余裕がありました。

 

ということで、2日目のメインイベントは

ヴァーサ号博物館のみ。

 

世界一周の旅に出た後輩がパリに立ち寄った時

北欧で一番面白かった場所として挙げた博物館で

前回ストックホルムを旅した際に、唯一足を運べず

宿題(次回のお楽しみ)となっていた場所でした。

 

入口から入るとすぐに、船体がお出迎え。

 

1628年の初航海で沈没してしまった豪華戦艦・ヴァーサ。

バルト海の水温や海洋の特性から

木造船が朽ちることなく泥の中で保存されていたことが判明し

333年後、20世紀後半に引き上げられ

今日まで研究が重ねられてきました。

 

17世紀の木造船で、98%まで復元されており

現存する木造船の中では世界最古とも言われています。

 

 

船体に沿って、テーマ別展示などがある階層が設置されていて

様々な高さから、船体のあれこれを観察できます。

 

展示テーマは船一艦のみ。

 

私は軍艦マニアというわけでも、

海のロマン!というタイプでもなく

お勧めだったので、予備知識ほぼゼロで訪れたこの博物館。

 

そんなにいろいろ見るところ、あるかしら?

…なんて思っていたのですが

 

結果、とーーーっても長居しました。

 

一番のお気に入りは、この獅子像。

 

当時は、このようなカラーだったようです。

 

船首にあると、船の大きさからサイズ感がバグりますが…

地上で見ると、こんなにも大きいのです。

 

船尾も、この豪華さ。(最上階からの眺め)

一つ一つの像は、とても細かい細工と色付けがされていました。

 

例えば、こんな感じ。

神話などがテーマなので、リアリスティックというよりは

デフォルメされていますが

この一面が全て、カラフルな彫刻で装飾されていた姿は

それはそれは豪華だったのだろうなと思いました。

 

高さ52m、全長69m、重量1200t の船体。

 

あの大きさ、圧倒される存在感。

ブログの写真なんかじゃ、全然伝わらない重厚感。

 

ぜひ一目みていただくことをお勧めします。

 

 

ヴァーサ号博物館

Galärvarvsvägen 14, Stockholm

 

ちなみにですが、船の保存状態を保つため

館内、夏でもけっこう冷えています。

この日は快晴、30度の屋外から入ったので気持ちが良かったですが

羽織りものがあるといいかな、という温度設定です。