ブルターニュ行き列車の発着駅である

パリ・モンパルナス駅周辺は

カルティエ ブルトンなんて呼ばれるくらい

ブルターニュ色が濃いエリア。

 

近くの道には、見渡す限り

クレープとガレットのレストランが並んでいます。

ここに写っているテラスはすべて、クレープリーのもの。

お天気がイマイチな日に撮影したのでガラガラですが

太陽が出ている日は、それはそれは賑わっています。

 

 

そんなカルティエ ブルトンでは、毎年5月の終わり頃に

ブルターニュのお祭り

Gouel Breizh Montparnasse が開かれています。

 

今年は、Covid以来規模を縮小していたこのお祭りが

数年振りにフルバージョンで戻ってくるということで

お天気だった5月末の週末に

散歩がてら覗いてみることにしました。

 

この日の会場は、パリ15区 区役所前広場。

 

モンパルナスは14区と15区にまたがっているせいか

上記のクレープ通りはもちろんのこと

1週目の週末は14区の区役所、2週目は15区の区役所で

2週末にわたり、イベントが行われていたのでした。

 

 

特設ステージでは、バンドがブルターニュ音楽を奏で

周囲には、物産販売やガレット&クレープの屋台が出ています。

 

 

晴れた日に、屋外でガレットランチ…ときたら

もちろん、こうなります。

生樽シードル!

とにかく飲みやすい、すっきりした味。

 

 

青空をバックに。

この日は晴れていて、シードル日和でした。

 

 

いくつか出ていた屋台から

パリではちょっと珍しい、でもブルターニュではメジャーな

ソーセージのガレットをチョイス。

 

燻されながらけっこう待ちましたが、

奥にはちゃんとテーブルなんかもあって

座って楽しむことができました。

美しいレースができている、蕎麦粉のガレット。

向かって左のソーセージ がワイルドに焼かれた(焦)ものが

1クレープに1つずつ入っています。

 

ソーセージ ガレットは総じて

味濃いめのジューシーなお味。

マスタードをつけるのがおすすめです。

クレープ屋台はどこも、とっても混んでいたので

デザートクレープは諦めて、ステージエリアへ戻りました。

 

 

冒頭の写真(下記)を拡大してみたら

ブルターニュの伝統衣装を着ているマダムを発見!

 

黒っぽいロングワンピース+白、または明るめな色のエプロン、

白いヘアピースが基本形のブルターニュの伝統衣装。

こちらのマダムは控えめなヘアピースですが

まるで烏帽子のような、コック帽を細くしたような形状の

レース状のヘアピース 

La coiffe bigoudène (ビグゥデン)が有名です。

 

伝統的なお祭りでは、この衣装を着て

輪になってフォークダンスを踊ったりもします。

 

 

実は前週の14区のイベントでは

フォークダンスを教えてくれるアトリエがあったり

区役所のホールでみんなで踊る、なんていう

面白そうなパーティーがあったのです。

 

こちらは、ブルターニュで行われているお祭り

Fête du blé (et des vieux Métiers) 、麦祭り(2019)からの一枚。

伝統衣装を着たダンサーによる、

ブルトンダンスのステージがありました。

 

15区のイベントでも、数人でくるくる回りながら

フォークダンスを踊ったりしている人もいましたが

私はまだブルトンダンスはデビューしていないので

遠巻きに眺めるのみ。

 

いつか、アトリエでダンスを学んで

輪に加わって踊ってみたいと思っています。

 

 

Gouel Breizh Montparnasse

(リンクは、MISSION BRETONNE - TI AR VRETONEDという

 ブルトン アソシエーションのものです)