ロシア・ワールドカップのグループリーグ第3戦で日本はポーランドに0-1で敗れましたが、同組でコロンビアがセネガルに1-0で勝ったため、Hグループの2位でグループリーグを突破しました。日本はセネガルと勝ち点4で並び、得失点差も総得点も同じでしたが、フェアプレイ・ポイントの差で日本が2位となりました。

 

2戦目のセネガル戦から中3日ということで、日本は先発メンバーのうち6名を入れ替えてポーランド戦に臨みました。

 

中盤では長谷部に代えて山口を起用したことで効果的なパスを出せる組み立て役が柴崎だけになり、日本はコロンビア戦やセネガル戦と異なり、思うように攻撃を組み立てることができなくなります。

 

しかも、乾に代えて宇佐美、原口に代えて酒井(高)と、中盤の両サイドの選手を入れ替えたことも、日本の攻撃が機能しない要因となっていました。宇佐美と酒井(高)は、パスを受けるためのポジション取りができていなく、相手ディフェンダーの裏に抜けるような動きもないため、日本はパスの出し所が少なくなり思うような攻撃の組み立てができていませんでした。

 

また、山口、宇佐美、酒井(高)はゾーンディフェンスのポジショニングができていなく、彼ら3人が空けたゾーンを他の選手がカバーしなければいけなくなり、ディフェンスにも穴が開くことがことがしばしばありました。

 

この日の日本の内容では、勝つのは難しく引き分けでグループ突破をするしかないかと思っていたところ、後半14分にセットプレーからポーランドが先制します。グループHのもう1試合のコロンビア対セネガルは、この時点で0-0でしたので、このままだと日本はグループ敗退という状況になります。

 

但し、時間はまだ30分くらいありましたので、点を取る必要がありますが、それよりもまずは2点目を失わないことが大切でした。しかし、日本はカウンターやセットプレーなどからピンチを迎え、ヒヤっとする場面がありました。

 

すると、後半29分にコロンビアが先制して、このままいけば日本はグループ2位になります。そして、後半37分にFWの武藤に代えて長谷部が交代で入ります。その後は日本がボールを保持すると、日本は1点を返して同点に追いつくことよりも、2点目を取られて得失点差でセネガルを下回ることを避けることを選択しました。

 

もし、セネガルが点を入れて同点になれば、日本は再び3位になってしまうので、西野監督は他力本願でグループ突破をすることを選びました。但し、アディショナルタイムを含めれば、まだ10分近くありましたから、日本が攻めないようにするには少し早いと思いました。

 

日本ボールになると、ポーランドも1点リードしていますからボールを奪いに来なくなり、日本がゆっくりパスを回してボールをキープします。結局、0-1で日本は負けますが、コロンビア対セネガルも1-0で勝ち、日本は2位でグループリーグ突破を決めました。

 

日本が負けているにも関わらず攻めに行かないことに対して、賛否両論あるようです。セネガルが点を取るかもしれないというリスクはありましたが、日本はポーランド戦の勝敗よりもグループリーグ突破を優先した選択をしただけです。ポーランド戦を含めてグループリーグの各試合はグループリーグを突破するために戦っています。グループリーグ各試合の勝敗よりも、グループリーグを突破することを優先するのは当たり前のことです。

 

英国など海外メディアでは、日本を批判しているところがありましたが、それは当事者ではないからです。例えば、批判していたメディアの国の代表が日本と同じ立場だったとしたら、自国の代表が点を取りに行きカウンターで2点目を失ったとしたら、日本を批判していたメディアはその戦い方を物凄く批判をしたでしょう。批判していた海外メディアやコメンテーターは、自分たちは高みの見物をして安全なところにいたから、無責任で勝手なことを言っていただけだと思います。

 

そして、日本のメディアの中にも海外メディアの批判に乗っかって、日本代表の戦い方がフェアではないと非難しているところがありますが、実に浅はかで単に日本を貶めたいだけではないでしょうか。当事者である日本のメディアが批判するのであれば、コロンビア対セネガル戦の試合結果に命運を託したことか、日本が攻めに出なくなった時間が少し早かったのではないかということだと思います。

 

 

グループリーグを突破したとはいえ、日本のポーランド戦の内容は酷いものでした。ただ、コロンビア戦やセネガル戦で疲弊していた選手を何人か休ませたうえでグループリーグを突破したのは、次戦を考えると非常に大きかったと思います。

 

セカンドラウンドの初戦の相手はG1位のベルギーです。ベルギー戦は中3日で行われますので、ポーランド戦で選手を何人か休ませることができたことで、体力的にはある程度フレッシュな状態で臨めると思います。ベルギーもFIFAランキング3位と格上の相手ですが、ワールドカップ初のベスト8を目指して欲しいですね。

 


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