2次予選の各グループの首位8ヶ国と各グループの2位の中で成績上位4チームの計12チームが、最終予選に進出することになっています。日本は次戦のシリア戦に負けてグループEの2位となったとしても、各グループの2位となる可能性のある国の中で日本を上回る可能性があるのが3チームしかないため、例え2位となっても成績上位4チーム以内になるので、最終戦を待たずに2次予選突破が決まりました。
ここで、各グループの戦績を見てみましょう。日本の他に2次予選突破を決めたのは、サウジアラビア、カタール、タイ、韓国です。グループFで、タイがイラクを抑えて1位になったのは意外でしたが、他はほぼ順当だと言っていいでしょう。
■は2次予選突破確定チーム、■は2次予選敗退が決定したチーム。
オーストラリアとウズベキスタンも2次予選を突破する可能性が高いでしょう。イランはオマーン戦に負けて勝点で並ばれても、得失点差が大きく開いているので1位を譲ることはないと思います。
次に、各グループ2位以上の可能性が残っているチームで、5位チームとの対戦を除外したものをまとめた表を見てみましょう(2位チームの中で上位4チームを決める時は、5位チームとの成績は除外するため)。
注2)■は2次予選突破確定チーム、■は暫定1位だが2次予選突破が決まっていないチーム、■は敗退が確定したチーム。
現在グループ2位で、かつ2位チームの中で4位以内にいるのは、シリア、アラブ首長国連邦、ヨルダン、北朝鮮です。これらのチームは、最終戦に勝てば2次予選突破を自力で決めることができます。
ボーダーラインにいる北朝鮮は最終戦の相手がフィリピンですので、勝って2次予選を突破すると予想しています。シリア、アラブ首長国連邦、ヨルダンは、最終戦がグループ首位の強豪が相手ですので、負けて勝ち点を取れないと逆転される可能性があります。
イラクは最終戦がベトナムですから確実に勝ち点3を取ると思うので、逆転で2次予選を突破する可能性が十分あります。仮にイラクがオマーンに負けると、イラクはイランとオマーンよりも勝点で上回るため、2次予選を突破することになります。
中国は厳しい状況に変わりはありませんが、グループ首位のカタールに勝てば、アラブ首長国連邦やヨルダンを上回る可能性があります。
最終予選には12チームが進出しますが、残り1試合の時点でも7チームがまだ決まっていない混戦となっています。
最終予選にどこが出てくるのかというのは、マスコミではほとんど報じられませんが、日本にとっては非常に重要なことです。日本は2次予選突破を決めましたが、どこが最終予選に出てくるのかに注目すると、2次予選の最終戦が興味深いものになると思います。
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