夏至の神鍋高原で、陽のエネルギーと祈りに包まれる一日
6月21日、夏至。一年で最も昼が長く、夜が短い日。この日は太陽が最も高く昇り、自然界に満ちる陽のエネルギーが最高潮に達すると言われています。2025年は、その瞬間が11時42分。古来より夏至は「切り替え」「浄化」「願い」に適したタイミングとされ、スピリチュアル的にも意味深い一日。私はその瞬間を、兵庫県の神鍋高原で迎えることにしました。話題の地・神鍋高原へ神鍋高原は、いまネットでも密かに注目を集めている場所です。というのも、YouTubeなどでは「7月5日に大きな災害が起きるかも?」という予言的な話とともに、全国から人々が集まり世界平和を祈るイベントが計画されています。そして何より興味深いのが、この地の由来。「神鍋」という名前は、「神が乗った鍋」=UFOを見た先人の言葉が語源だという都市伝説まで。伊勢神宮と出雲大社のちょうど中間地点にあるとも言われ、どこか不思議なパワースポット的な空気が漂っています。噴火口へ、そして神鍋神社へ車を「道の駅神鍋高原」に停めて、そこから約30分のトレッキングで山頂へ。道中は穏やかな林道を進み、やがて開けた視界の中に噴火口が現れました。思っていたよりも迫力があり、まるで大地のエネルギーが息づいているようです。そこから火口の縁を歩いて、神鍋神社へ向かいます。この神社、なんと見た目がまるでピラミッドのような形をしていて、とてもミステリアスな雰囲気が漂ってます。夏至の瞬間、太陽が語りかける神社の周辺には、自然と人が集まってきていました。ざっと見たところ50人ほど。イベントではないのに、皆、夏至のエネルギーに導かれるように集っているようです。私もその場の空気に導かれ、瞑想のように静かに目を閉じてみました。UFOを探して空を見上げている人もチラホラ。どこか静謐で神秘的な時間が流れています。そして、いよいよ11時42分──曇っていた空から突然太陽の光と熱が差し込み、一瞬にして体感温度が上昇。「暑っ!」思わず声が出るほどの変化。真上に昇った太陽を見上げながら、私は心の中で強く願いました。「癌の克服」今年こそ、寛解という結果を出す。この夏至のエネルギーに乗せて、心に誓いました。癒しのキャンプとUFO観察その日の夜は、久しぶりのキャンプ。選んだのは「神鍋高原キャンプ場」。森の静けさと風の音に包まれながら、心身ともにリラックス。UFOは残念ながら現れませんでしたが、自然の中で過ごす時間そのものが、何よりも大きな癒しです。空を見上げながら、「願いを宇宙に放つ」ような気持ちで、夜を迎えました。おわりに特別な日、特別な場所、そして特別な願い。神鍋高原で過ごしたこの夏至の日は、自然との深いつながりを感じ、自分自身とも向き合える大切な時間となりました。次に来る7月5日、世界がどんな日を迎えるかは誰にもわかりません。でも、恐れではなく希望と祈りをもって、またこの地を訪れたい──そんな思いを胸に、神鍋をあとにしました。