2025年6月。
今月のPSA測定結果は「0.008以下」。
測定限界以下のこの数値は、これで26ヶ月連続となりました。2年以上安定すると、うっかり自分が癌である事を忘れてしまいます。今一度、気を引き締める意味で、自分が行っている治療や日々の取り組みを振り返ってみようと思います。どなたかの参考にもなれば幸いです。
いま、私が行っている治療
【保険診療による標準治療】
- イクスタンジ:80mg/日(現在は週に1回休薬日を設定←自己判断)
- リュープリン:3.75mg/月
- ランマーク:現在は中止(自己判断)
標準治療においても、私は“自分の体と対話する”ことを第一に考えています。特にホルモン療法に用いられるイクスタンジについては、副作用との付き合い方が大きなテーマです。
減薬という選択:体が語る声に耳を澄ます
現在、私はイクスタンジの服用を、「160mgから80mgに減薬」、更に「週一の休薬日」を設けて調整しています。ランマークは完全に中止しました。
この減薬の背景には、自分の身体からの“声”があります。
ホットフラッシュはいつの間にか消え去り、今は多少の倦怠感・便秘・高血圧といった副作用が主な課題です。ただ、森林浴や断食を組み合わせることで、これらの症状が改善する兆しも見られており、現在は日々の体調を記録しながら、検証を続けています。
主治医にはイクスタンジの更なる減薬(週4回服用など)を相談してみましたが、やはり難色を示されました。医師の立場からすれば当然だと思います。しかし私は、「薬を入れすぎることは、身体にとって決して自然なことではない」と信じています。
私が信じる“自然療法”と生活習慣の力
標準治療と並行して、私は次のような生活スタイルを軸にしています:
【自然療法・独自の実践メニュー】
- 朝食抜き(半日ファスティング)
- 週1回の24時間断食
- 西式甲田療法の実践(少食・菜食中心・様々な運動・木枕、平床)
- 森林浴トレッキング:週2回
- 筋トレ:週3〜4回
特に最近は、「腸の調子」と「精神の安定」が身体全体に与える影響を実感しています。
便秘を感じた日は、意識して腸を休ませ、深呼吸をしながら森の中を歩く。これだけで、不思議と血圧も落ち着き、便秘解消(デトックス)に効果があるように思います。
“がんと闘う”ではなく、“がんと生きる”
私の心の中には、「がんと戦う」という言葉はもう無くなりつつあります。
代わりに、「がんと共に、自分らしく生きる」という言葉が根を下ろしはじめてます。そのためには、食べすぎず、悩みすぎず。身体も心も“シンプルで軽やかに”生きることが、何よりの治療だと感じています。そもそも癌が悪い訳ではなく、癌になってしまうような過酷な生き方をしてきた自分自身に問題があるはずです。
最後に
PSA値の連続記録が意味するのは、単なる「数値の安定」ではありません。
これは、“自分で選び取った生き方”の結果でもあります。
薬の力を完全に否定するつもりはありません。
しかし、薬を使うのは「必要最小限に」、その分、自分の免疫力や自然治癒力を信じるという選択も、私は大切にしていきたいと思います。