10月下旬、札幌市中央区狸小路6丁目のアーケードに面した建物の2階にある、イタリア料理店「フンギ堂」にお邪魔しました。フンギ Funghiとはイタリア語でキノコのことです。まさにキノコ料理専門店。
1年ほど前に、フンギ堂の近所のイタリア料理店teatro di massaの支配人から、おすすめされ1年越しにお邪魔することができました。
アーケード街に面した扉の奥の階段を昇ったところにお店の入口があります。店内は通りから奥側にオープンキッチンの厨房があり、厨房の隣にサーヴィス担当のソムリエールさんに面したカウンター席、通り側にテーブル席が数卓あります。
メニュー
カウンターの真ん中のサーヴィス担当の素敵なソムリエールさんの前の席に案内されました。シェフはキノコの収穫と料理を担当されています。
料理は、アラカルトもありますが、せっかくなので、きのこに特化したコースにしました。
グラスワイン
イタリア中心のグラスワインです。
サッポロクラシック生
最初に道内限定のサッポロクラシック生で喉を潤します。缶のサッポロクラシックは青森市内でも手に入りますが、生や季節限定は手に入りません。
前菜 ルリイロハツタケのグリル バーニャカウダソース
ハツタケはいろいろな色の種類がありますが、瑠璃色のハツタケ。香ばしくグリルし、バーニャカウダソースがよく合います。
白ワイン
イタリア ピエモンテ州 フラテッリ ポンテ ロエロ アルネイス 2021 D.O.C.G
あのグラッパでおなじみのロマノ レヴィ氏のイラストがかわいいです。
前菜 香茸とじゃがいものガレット
シェフが収穫した道産の天然香茸。独特の香りがワインによく合います。感動しました。
自家製パン
パンも美味しいです。
ロザート
イタリア シチリア島 ラムーザ クスマーノ 2020 D.O.C
前菜 真ダチのパン粉焼き タマゴタケのソース
今年の初物。タマゴダケと真鱈の白子の組み合わせは斬新です。ロザートによく合います。
前菜 カマスと椎茸のグリル 赤玉ねぎのアグロドルチェ
写真が無くてすみません。カマスと椎茸の組み合わせも素敵です。ロザートをもう一杯いただきました。
プリモ いろいろな天然きのこを詰めたアニョロッティ ダル プリン
大好きな手打ちパスタ。セージの風味がきのこによく合います。
赤ワイン
ルーマニア アリラ フェテアスカ ネアグラ 2015 A.O.C
果実味もありタンニンもあり肉料理に合いますね。
余談ですが、ローマ史の授業で、ルーマニアはローマ人の国から由来する国名と習った記憶があります。古くからワインが醸造されている歴史ある国です。
セコンド
牛ほほ肉とアカヤマドリのマルサラ煮
アカヤマドリの香りが赤ワインにとてもよく合います。
ドルチェ
栗プリンとポルチーニ(ヤマドリタケ)のジェラート
ポルチーニのジェラートは初めていただきましたが、癖になりますね。
食後酒
イタリア サルデーニャ島 オルゴーゾロ リクォーリ カル ミルト
リモンチェッロなどもありますが、今回は、ソムリエールさんおすすめのミルトベリーのリキュールです。今回は、ロックでいただきました。ミルトベリーには、消化を促進してくれる効果があるそうです。とても素敵な時間をありがとうございました。また、お邪魔したいです。
フンギ堂
札幌市中央区南3条西6丁目10-4 2F
月曜定休、不定休あり
ランチ 12:00~15:00 (14:00L.O)
ディナー 18:00~23:00 (22:00L.O)
(参考)