見たままの色を写真で撮るには?

 

 

 

 

色のお悩みの多くは「明るさ」

 

「見たままの色がどうも撮れない」

ととても多く相談を受けます。

 

 

初心者さんから色の相談をされて見ると

「明暗」が原因のことが多いのです。

 

色が変になる」悩みの9割は「色」ではなく「明るさ」の問題。

 

 

まずは、↑をチェックしてくださいね。

 

それをマスターした中級者さんは、色をもっと楽しんでもらえたらと思います。

 

 

 

 

見たままの色とは?

 

「見たままの色がどうも撮れない」

実は深ーい質問なんですよね。

 

なぜ写真で見たままの色が出ないかというと、

カメラの見ている色と、私たちが見ている色にズレがあるから。

 

 

 

カメラがズレていると思ってしまいそうですが、

 

私たちの見ている色のほうが違うのかも

と考えたことがありますか?

 

実は、カメラのほうが正しい色ってことも多いんです。

 

 

 

 

 

例えば、キャンドルのようなオレンジの光を灯して

ディナーを食べるとします。

 

そんなときでも、

私たちの目は白いお皿は、白く見えています。

 

でも、写真に撮るとこんな感じ。

お皿の色はオレンジの光に影響されて、オレンジに写ります。

 

 

私たちの目は、色付きの光に対応して補正してくれるんですよね。

 

 

 

 

 

あと、メーカーごとの色の表現もあります。

よくカメラマンがオタクトークをするときに上がるネタです。笑

 

 

よく言われるのが

 

・Canonは記憶色、鮮やか、ポートレートに向いている

・Nikonは記録色、自然な色味、風景に向いている

・SONYは爽やか、若干青みがある

・オリンパスは鮮やか 「オリンパスブルー」と言われるほど青がいい

・パナソニックは、ナチュラルな仕上がり

・富士フイルム:フィルム風 透明感 ポートレートに向いている

 

 

iPhoneは、鮮やかで、青(というか空)をやたら強調してくれます。

見た目以上の青空が表現されます。

 

ほぼ同じ時間、同じ場所で、撮った海の写真。

これが一眼。

 

 

こっちがiPhone。

 

 

もはや空は捏造なのでは?

 

実際は、ちょっと薄曇りの日でした。

思い出補正もあり、青空で記憶が塗り替えられそうでした。笑

 

 

 

空はiPhoneで撮った方が綺麗ですよねー。

 

 

 

 

 

 

色の差はどうしても出る

 

さらにはパソコンで見たとき、

スマホで見たとき、

プリントしたとき、

色にズレが生じます。

 

他の人のパソコンで見ても色が違いますよね。

 

 

正しい色を出すためには

キャリブレーションという調整をしていくのですが、

私はそこは詳しくないので割愛します。

 

 

 

 

 

カメラの場合はホワイトバランスで調整

 

カメラはホワイトバランス(WB)で色を修正します。

この値を変えることで、

写真を「青っぽく」したり、「赤っぽく」したりすることができます。

 

 

そもそも、ホワイトバランスは、その名の通り「ホワイト(白)」の「バランス」をとります。

 

基本的な使い方は、光に影響されずに、白を白く写したい!ってとき。

 

オレンジの光に影響されずに撮りたいと考えたら、

ホワイトバランスを「白熱電球」等にします。

 

 

キャンドルの光がオレンジなので、打ち消す青を足して撮るとこんな感じ。

 

 

お皿の色は、ちゃんと白くなりましたね。

ほら、ホワイトのバランスが取れましたよー、って・・・

 

味気なくなりました!

 

 

 

ので、ホワイトバランスって、本当に白を白く写すためには使わないんですよね。

 

自分の色の表現を探していくのがホワイトバランスの楽しさです。

 

 

 

 

※今回のサンプルはPhotoshop上でやりました。

 

 

 

 

 

 

夏の青を写したい場合は

 

夏の青空や海の青が出ない、という方は

ホワイトバランス(WB)を「白熱電球」等に変えてみてはいかがでしょうか?

 

それでも合わない・・・という方は、マニュアルで色を変更できるので、自分の機種の「ホワイトバランス」をチェックしてみてください。

 

before

 

after

 

 

 

 

 

 

時間をコントロールできる

 

ホワイトバランスのおもしろいところは、青っぽくしたら早朝、赤っぽくしたら夕方をイメージさせる写真が撮れるところ!!!

 

色で時間がコントロールできるって、楽しいですよね。

 

 

 

この写真を青っぽくすると、早朝に撮ったみたいになります。

 

 

赤っぽくすると、夕方に撮ったみたいになります。

 

 

 

 

 

 

写したい『白』は人それぞれ!

 

白を白く写すのがホワイトバランス。

 

ですが、私のおすすめは、カラーフィルターのように使うこと。

 

もっと青っぽくしたいなーとか、そんな感じでホワイトバランスを使うようになると楽しいですよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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