構図の理論。DNAレベルで人間が美しいと感じる「三分割法」
構図には理論があります。
デザインの世界では有名な黄金比。
自然界の美しさの比率だから、
自然とバランスがいい。
これを写真に応用するのが、構図です。
黄金比とは?
黄金比についてWikipediaで調べてみると、
黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、
の比である。近似値は1:1.618、約5:8。
線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つ(第1貴金属比)。
と書かれています。
よくわかんないと思いますが(私もよくわかんない)
人間が最も美しいと感じる比率が「1:1.6」ということ。
(※正確な黄金比は「1:1.618033…」と小数点以下が限りなく続きます)
なぜ黄金比には美しいと感じさせるバランスがあるのか?
一つの解釈としては、
『自然界のDNAに組み込まれている比率』だから。
よく例に出てくるのが
オウムガイとか、ひまわりの種とか、台風とか。
自然界の美しさの比率だから、
自然とバランスがいいのです。
黄金比が使われているもの
この考え方の起源は紀元前古代ギリシャからありました。
黄金比を用いた代表的な歴史的建造物や美術品には、ミロのビーナス、パルテノン神殿、ピラミッド、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザ、パリの凱旋門、サグラダ・ファミリア大聖堂などがよく挙げられます。
こちらのHPから、画像をお借りしました。
現代もAppleのロゴやGoogleロゴが黄金比で構成されています。
こちらのHPから画像をお借りしました。
黄金比で作られたモノをみると
私たちは、「すてき!」って思っちゃいます。
自然界の美しさの比率だから、
自然とバランスがいいのです。
これを、利用しない手はない。
ということで、
黄金比を写真に取り入れます。
しかし、いかにもな黄金比はくるくるして難解。
簡略化して使いたい。
それが、三分割法。
最も美しい分割比といわれる黄金比と
とても近いのです。
三分割法とは
縦横3分割した線の交点に、被写体を配置する。
たったこれだけ。
ほんの5ミリカメラを動かすと、
安定して、バランスのいいフォトジェニックな写真になります。
4つある交点のうち、どこに被写体を配置しても良いです。
おんぶしている子どもが主役なので、左上の交点に配置。
縦の写真でも同じです。
今回は右下の交点に配置。
自撮りでも使えます。
人間を撮る時は、目が主役。
目がだいたい交点になるようにー。
交点に配置する、
たったこれだけなのに、
黄金比に極めて近い。
お得な気がしませんか?笑
三分割構図はオールマイティに使える構図です。
ぶっちゃけ、私の写真の95%くらい三分割法です。
あと、だいたい交点のそばになっていればOKです。
厳密に三分割する必要はありません。
あとから三分割法に微調整しても
撮ったあと、フォトショップや、アプリで切り抜く時も
この三分割法のガイドラインがでてくるはずです。
そのときに、交点を意識して切り抜きするといいですよ。
こんな中途半端な写真は
三分割法にのっとるだけで、バランスがよくなりますね。
自然と美しく感じるのが黄金比。
それに近いのが三分割法。
だから、三分割法で撮った写真は
自然とバランスが良く感じます。
ぜひぜひ活用してください!
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