ボカした写真を撮る方法

 

 

 

ふんわりボカすのは、

写真の醍醐味。

 

目で見ている世界と、

違う幻想的な世界を表現できます。

 

 

「ボカして撮りたい」

これは、一眼レフを手に持つ

大きな理由ではないでしょうか?

 

 

 

私はボカして撮るのが大好きです。

 

日本人はボケている写真が好きみたいで、

ボケの表現は日本発祥。

 

海外でもボケは「boke」

ボケ写真は「Bokeh」と言われるのだとか。

 

 

しかし、ぼかした写真だけが

綺麗なわけではない。

 

そこのバランスもお伝えします。

 

 

 

なんでもかんでもボケてたらいいわけじゃない

 

 

ボカすのを教えるのは簡単なのですが、

 

「どうしてボカしたいの?」

 

が大切です。

 

 

 

 

カメラ初級者さんの写真って、

なんでもかんでもボカして撮りたがります。

 

 

言葉を選ばずに言うと、、、

すごく素人くさいんですね。

 

 

 

 

本人は「ボケたー!」と満足していますが

 

「いやいや、それはボカさないほうが伝わよ」

「ボケ感をもっと調節したら?」

 

という写真も多いのも事実。

 

 

写真が上手いとは、

シーンにあった写真が撮影できているか。

 

ボケも使いようってことです。

 

 

 

 

ボカす5つの効果

 

 

ボカす効果は5つ

 

1、主役を浮き上がらせる

 

2、ふんわりした世界観を作る

 

3、キラキラさせる

 

4、奥行きを出す

 

5、いらないものをボケで隠す


 

 

1、主役を浮き上がらせる

 

背景がボケていると、

主役にパッと目が行きます。

 

 

雑貨でも同じで、背景がボケていると

主役がグッと前に出てきます。

 

 

 

 

 

2、ふんわりした世界観を作る

 

 

背景をボカすと、ふんわりした世界観が表現できます。

 

 

 

3、キラキラさせる

 

 

 

光はボカすことで、キラキラの光の玉(玉ボケ)になります。
 

 

どこにもピントを合わせずに、全部ボカすと

イルミネーションはキラキラに!

 

 

4、奥行きを出す

 

 

奥がボケて、手前がピントが合っていると

ぐっと奥行きを感じますね。

 

 

 

 

 

5、いらないものをボケで隠す

 

あじさいの茎のところを写したくないので

他のあじさいの花で隠しました。
 
主役の前に持ってきてボカすことを
「前ボケ」と言います。
 
 
花がスカスカだったのを
前ボケで隠しています。
 
「ここが見えないほうがいいな」を隠せるので
かなり使い勝手がいいです。
 
 

 

 

ボカさないほうがいいとき

 

まず、ボカさないほうがいい写真は、

 

集合写真

風景写真

 

など。

 

 

集合写真がボケてたら、本当に悲しいですよね。

 

 

 

風景はボケてないほうが気持ちがいいです。

 

 

 

周りにあるものを印象的に使う場合は、

ポートレートでもボカしません。

 

 

 

 

 

 

ボカすための3つの方法(一眼レフ)

 

 

ボケるって、すごく簡単。

方法は3つだけしかありません。

 

 

1、F値を小さくする

 

2、望遠側で撮る

 

3、カメラと被写体までを近く、

  被写体と背景までを遠くする

 

 

どんなに簡単なカメラでも、

50万円するプロ機でも、

この3つしかなんですよ。

 

 

 

1、F値を小さくする

 

F値って、カメラ用語。

レンズの『絞り』をどう調節したいのか、という値。

 

いろいろ説明するとややこしくなるから、結論だけ。

 

F値の数字が小さかったら、ボケやすい。

 

 

これはレンズによってF値の最小値が違うので

自分のカメラをチェックしてください。

 

 

2、望遠側で撮る

 

これもカメラ用語ですね。

 

「広角」が、ワイドで広く撮るとき。

「望遠」が、ズームでアップで撮るとき。

 

つまり、「望遠側で撮る」は、

ズームにして撮るという意味。

 

 

 

3、カメラと被写体までを短く、被写体と背景までを遠くする

 

図で見ると、意味がわかるはず。

 

 

 

 

グッと被写体に近寄って、背景との距離を取る。

 

 

 

 

 

この3つを、組み合わせるとボケます。

機材と状況によって、どうアレンジするかも大切。

 

 

 

 

スマホでのボカし方

 

iPhone、スマホでのボカし方は2つ。

 

1、カメラと被写体までを短く、被写体と背景までを遠くする

上で説明した方法を使います。

ググッとスマホを被写体に近づけます。

 

image

(iPhone13Pro)

 

 

2、ポートレートモード(iPhone)を使う

 
 

 


 

アイフォトグラファー・スマフォトグラファーのテキストより。


 

image

 

 

 

ぜひぜひボカしを魅力的に使ってくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《特に大事なカメラの基礎》

【ボカす】

ボカした写真を撮りたい!ボケの効果とボカし方(一眼/スマホ)

【構図】

構図の理論。DNAレベルで人間が美しいと感じる「三分割法」

【ピント】

スマホで綺麗に撮るなら超重要!ピントをきちんと合わせるためにすること

【明るさ】

「色が変になる」悩みの9割は「色」ではなく「明るさ」の問題。

【色】

見たままの色を写真で撮るには?ホワイトバランスについて

【縦か横か】

縦で撮るのか、横で撮るのか問題の考え方(完全版)

【バックアップ】

Googleフォトの使い方。バックアップから写真の共有までできる無料ツール。使わない選択肢はない

 

▶︎写真の撮り方お役立ち記事【リンク集】

 

 

 

 

 

 

「伝えたいことを、より伝わる」にする写真を学びませんか?

 

写真の初心者さんや、独学で行き詰まっている方(最近こちらが多め)に

撮影前の考え方からテクニックまで。

 

 写真がグッとうまくなる やさしいフォトレッスン

 

7月29日、8月8日、8月19日、8月22日、9月2日、9月12日

 

 

 

 

 

 

「伝えたいことを、より伝わるへ」

 フォトスクール、レッスン、オンラインサロンなど  サービス一覧

 10日で「売れる」写真へ   無料動画&メール講座「『売れる』写真の撮り方」

 撮られるのが苦手!なら、この本を読んで!「シンデレラ・フォトレッスン」

◆渕上真由:プロフィール、写真への想い:「人生を豊かにする写真」


【法人向け】30000人教えてきた実績!成果の出る写真の撮り方、ファン化集客のための写真活用法、SNS活用など、講演、企業研修など企画からサポートします。

講演テーマと実績はこちら お問い合わせフォーム