喜楽家 | C.I.L.

喜楽家

地元の飲兵衛仲間の間でこっそり話題になっているのが、大山にできた台湾料理の喜楽家さんである。





だが、台湾料理なんて今となってはあちこちにあるし、その状況で海千山千のベテラン板橋飲兵衛に持ち上げられるのだから、何か特別な一撃を持っているんだろうなと。








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お店の場所は、ハッピーロード大山から川越街道に向かって進んだ途中。東武東上線の大山駅(アーケード商店街側) を背にして、左に3分くらい歩けばいつかたどり着く。








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台湾料理屋は板橋界隈にも山ほどあるし、オレ様自身もあちこちで食べているので、どんなクオリティなのかワクワク……だけど外したらどうしようとドキドキ。





まずはやたらと目立ってた壁の280円小皿メニューから適当に頼んでみることに。








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前菜の定番・棒々鶏からスタート。





細切りにされた鶏肉と、キュウリ・トマトといった組み合わせは普通だが、上にかかってるタレがうめえ!なんだこれ!意外と辛めで、ゴマのマイルドさよりもピリピリした刺激の方が立ってるのだが、全体のバランスは確かに棒々鶏。





具材自体は普通なのに、タレの旨さでピカピカ光ってやがる。








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続いて豚肉のなにか。漢字を直訳すると、豚肉とニンニクダレの前菜だってことだけは解る。そしてコイツも棒々鶏と同様にタレがうめえ……。ニンニクの香りの甘辛ダレで、このタレがあればご飯でも酒でもなんでもイケそうな気がする。





280円の前菜2品で 「この店は酒の進むジャンクなタレが得意なのか?」 と判断したのだが……








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続いてやってきたジャガイモの冷菜は、最低限の塩と油だけで味付けられたような超あっさり味なのに、ちゃんと味が調っているという。





とりあえず冷菜の段階では死角が見付からねえ。








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幸せ気分になってしまったので、セカンドオーダーで腸詰と餃子のベタな2品を注文。餃子は皮はもっちり餡は多めといったバランス。サイズが大きくて380円だから充分に合格点なのだが、個人的に餡の味はもう少し濃い方が好みかなあ。





腸詰の方は、腸詰・キュウリ・長ネギまでは至って普通なのだが、やっぱりこれもタレが旨い。





よーしよしよし、段々とこの店の得意不得意が解ってきたぜ。








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とかなんとか思ってたら





この台湾カキフライってヤツが超うめええええ!!!









珍しく赤太文字を使いたくなるくらいうめえ!





なんじゃこりゃ!?





冷静に具の説明をするとだね、まずメインは牡蠣だね。そして目立ってる緑はセロリの葉っぱの部分だね。そんでセロリは牡蠣と一緒に揚げてあるものと、生のまま敷いてあるものとに分かれているね。





そして衣が妙にサクサクしていたのだが、店のマスターに聞いてみたらさつまいもの粉を使うんだそうな。ほほう。





でさ、味なんですよ味。この味が本当にヤバイ。何がヤバイって、基本ジャンク味なんだけど、かっぱえびせんかってなくらいヤメられない止まらないジャンク味。使ってるのが牡蠣だけに磯の香りも強くて、変な喩えをするなら ”ごはんですよ” をフライにしたらこんな味的なヤバさ。これを白いご飯に乗せて、気の利いたタレをかけたら殺人メニューになると思う。(磯の香りのかき揚げ丼みたいな?)





この店にしてはお高くて800円以上した気がするんだが、不満度なんかこれっぽっちもない。むしろお値打ちに感じる。








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ちなみにこのカキフライにはパイナップルで作ったスイートチリソースが付きます。そのまま食べてもクラクラするほど旨いんだけれども、このソースを付けるとこれはこれで風味が変わって面白い。





おかしい、新しいメニューを食べるごとに底なし沼にハマっていく感覚に陥る。まだこの店の底が見えない。








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続いてそろそろ〆っぽいメニューにシフトしてみようと、ロザリーオススメの麻婆春雨を頼んでみた。すると、こいつは我々が想像する麻婆味よりはるかにマイルドで、口に刺さるものがない感じ。皿を抱え込んでズルズル食べ続けられる味である。





なんか所々にこういう独自解釈が隠れてて面白いなこの店。








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そして〆メニューからもうひとつ。せっかく台湾料理なので魯肉飯を頼んでみた。(確か6~700円くらい)





これはご飯の上に甘辛系のサイコロ状のお肉が乗った丼物で、台湾の屋台飯と言われてパっと頭に浮かぶアレである。





目玉焼きを少しずつ崩しながらソースにし、米・肉・野菜に絡めて食べる訳だが、なんというか味付けバッチリ。米は飲み物。








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サービスでゼリーくれたー。何のゼリーかわからなーい。なぜなら、気持よくなりすぎて細かいことがどうでもよくなってたからー。








■総評


味:☆☆☆(普通に美味しい上に強烈なキラーコンテンツあり)


値段:☆☆☆(280円小皿が手抜かりなしで超オススメ)


品揃え:☆☆☆(張り紙メニューの他にグランドメニューも色々)


店の雰囲気:☆☆


接客:☆☆


遠征:☆☆


デート:☆☆☆


DQN率:?





備考:台湾料理と聞いて 「またか~」 と思ったオレがいたんだが、とんだ大穴だった。まずは小皿メニューの中から適当に頼んでみて、この店の味付けの良さを味わって欲しいなと。小皿といっても、2人でシェアできる量が出て来るので、非常に経済的です。





まだまだ頼めてない料理だらけなので、次回は炒め物や煮物(鍋物) に手を出してみようかなと。



中華と台湾料理の明確な差が解るし、独特な調味料を使ってるのに日本人にも馴染める味だし、お値段もお安いし(2人で行って今回の料理+酒2~3杯ずつで4,300円くらい)、言う事なしだなあ。








■喜楽家


住所:東京都板橋区大山町12-2




TEL:03-3958-5156


営業時間:11:00~14:30 17:00~23:30


定休日:無休(?)











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■番外編 「正しい板橋区の歩き方」 シリーズ


正しい板橋区の歩き方 大山編その1




正しい板橋区の歩き方 大山編その2




正しい板橋区の歩き方 大山編その3




正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1




正しい板橋区の歩き方 志村坂上編




正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その1




正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その2




正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その1




正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その2




正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その3




正しい板橋区の歩き方 ぶらり東武東上線の旅 その1




正しい板橋区の歩き方 JR板橋駅編その1




正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1















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