vol.317 バンクーバーマラソン報告 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 先週お話ししたバンクーバーマラソン、行ってきました。


 先週の放送翌日、5月4日午後6時近くの便で成田から飛び立ち、約8時間のフライトでバンクーバーに着きました。現地到着時刻は同じ4日の午前10時。ということで、その日の午後はEXPO会場でパッケージをピックアップしたあと、市内を散策しました。


 その日の夕食はイングリッシュベイの近くの店に行ったのですが、実はそこでパスポートを入れたショルダーバッグを忘れるという大失態を演じてしまいました。ホテルに戻ってしばらくしてから気づいたのですが、幸い優秀な通訳が同行していたので店に電話をしてくれて、店の人が探したところ見つかりました。海外旅行でこれだけは絶対にやっちゃ行けないというミスを初っぱなからやってしまい、危うくマラソンどころではなくなるところでした。


 翌日はバンクーバー郊外のキャピラノサスペンションブリッジに行き、夕方からはBC州観光局主催の直前講習会に参加しました。こちらは金哲彦さんが講師を務められて、直前対策をご教授いただきました。この講習会が終了後、地元の日本人ランニングチーム・ランニングスマイルバンクーバーの皆さんによる前夜祭にも参加させていただきました。こちらには爆風スランプのパッパラー河合さんも参加していました。


 そしていよいよ大会当日を迎えたのですが、この日はバンクーバーに行ってから一番天気もよくなりました。青空が広がり、気温もさほど高くならず、最高のマラソン日和となりました。


 僕は先週出演したときにカメランベストの4時間10分59秒を目指すと言いましたが、ちょっと時差ボケがきつくてほとんど寝てなかったものですから、タイムを目指すのは危険だと判断しまして、ファンランに徹することにしました。結局、スタートエリアに入ってからゴールするまでの間で、163枚の写真を撮りました。しかも39km地点過ぎくらいにトーテムポールパークがあるのですが、ここもちょっとコースアウトをして覗いてきました。タイムはネットタイムで4時間28分36秒でした。


 いま、ネットタイムを申し上げましたが、実はこの大会、リザルトを見るとネットタイムで順位がついています。というのも、時差スタートなんですよ。申告タイム順にナンバーが与えられているのですが、そのナンバーによってフルはcorral1からcorral3まで分かれていました。僕は4時間という申告タイムで、corral3でした。


 午前8時に号砲が鳴ってスタートしたのですが、corral1の選手たちが出て行くと、corral2の選手たちはスタートラインで停止するのですね。そして最初のスタートから約5分後に号砲が鳴ってスタートしていきました。でまたcorral3の選手はスタートラインで停止して、約5分後の号砲でスタートするという形です。リザルトには最初の号砲からのグロスタイムとネットタイムが載っていますが、こういう形のスタートだとグロスタイムも本当のグロスタイムとは言えませんよね。公式タイムがネットタイムだからこそできるスタート方式だと思います。これは混雑も緩和できていいスタート方式だと思いました。


 コースもバラエティに富んでいて面白かったです。住宅街を通ったり大学内を通ったり海岸沿いを通ったりと、飽きないコースでした。コース図を見たときは前半のアップダウンはきついと思ったのですが、実際に走ってみるとそれほどきついとも感じませんでした。アップダウンが多いのは前半なので、足がまだフレッシュな状態だったからかもしれません。


 応援は、少ない部分も多かったのですが、あちこちで音楽やパフォーマンスをしながらの応援もありましたし、市街地を通るときなどは大勢の応援もありました。特にすごいのはゴール付近ですね。コースの両側を大観衆が埋め尽くしています。背筋が震えるほどの感動を味わいながらゴールできました。


 40km過ぎだったか、車からEye Of The Tigerが大音量で流れていたんですよ。その車を見ると、横腹にPoliceと書いてあるんですよね。その近くでは交通整理をしていると思われる制服の婦警さんも、大声で応援してくれていますし、本当に町を挙げて応援しているということをひしひしと感じました。


 レース後は、ランニングスマイルバンクーバーの皆さんによる給水会に参加し、それからBC州観光局主催のミニフィニッシャーズパーティに参加し、他のランナーの皆さんともしっかり交流してきました。3泊5日というタイトな日程でしたが、中身の濃い海外遠征だったと思います。


 いろいろ不安もあった海外遠征でしたが、初めての海外遠征がバンクーバーマラソンでよかったと、今では心から思います。招待していただいたBC州観光局、そして現地でいろいろお世話になったランニングスマイルバンクーバーの皆さんには本当に感謝しています。


 他の大会は知らないので比べることはできませんが、バンクーバーマラソンは本当に素晴らしい大会だと思います。街もきれいですし治安もいいし、海外マラソンに出てみたいと考えておられる方にはぜひ検討していただきたい大会です。


 以上、おがまんレポートでした。


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 FMアップル アスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送 も行われているため、全国から聴取可能です。


 この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演 して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。


 2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。


 自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送 の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップル の中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップル でも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップル でも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号のピックアップルでは350回記念特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。


 招待選手としても、2007年8月16日の放送 では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日 には3度目、9月4日には4度目2009年3月19日には5度目8月6日は6度目2010年2月11日には7度目9月16日には8度目2011年4月28日には9度目12月1日には10度目 、2012年5月3日には11度目のゲスト出演を果たし、最近では半年に1度ずつ招待選手として呼んでもらっています。


 あっという間に7年目に突入したこのレポート。2008年4月からは転勤に伴い、帯広支部長として3年間やらせていただきました。そして2011年4月からは、再び転勤に伴い、留萌支部長としてやらせていただいています。


 これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。


 みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね~!



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