母としてどうなの?
帰国間際の出来事で、バタバタしててブログを書くことなく終わったんだけど。思い出させる出来事があったので。私はケニアにいる間、ずっとメイドさんを雇っていて。週4日、料理以外の家事全般を彼女にお願いしてた。レイラが産まれる前から、帰国するその前日まで。ずっと日本人家庭で働いていた彼女は、たいていのことはできたけど、やっぱりケニア人。ブログにもちょいちょいびっくりな行動や言動を書いてた。彼女には、双子の娘がいた。歳は確か20代前半。もう二人とも社会人で、子供もいる。子供がいるのは二人ともかどうかまでは知らないけど。本人もまだ40代だから、わりと早くに産んだんだね。レイラが産まれる前は、私たちが家をでる少し前に来て、私たちが帰宅するときにはもちろんいないので、ほとんど会話せず。レイラが産まれてからは私が毎日家にいたので、それなりに話もした。ある日、ドレッドヘアにしてきたことがあって、さすがケニア人。とっても似合ってたから、そう言った。そこからそのヘアスタイルの話になり。髪は根元から編みこんでいるので、週に1回美容院に行って洗ってもらうとのこと。うろ覚えだからあいまいだけど、確か、編むのが700シリングで、洗うのが300シリングとかだったような気がする。彼女の給料は日給600シリングにプラス交通費200シリング。そういう彼女の生活からしたら決して安くはない。でも、そのときは、そのくらいの楽しみはほしいよなーと、普通に思う程度だった。彼女の出勤最終日。日中、引越し荷物の搬出があったのでヒッポもお昼頃まで家にいて。引越し屋さんが来て、いろいろ手続きをしてたら、神妙な面持ちで私を手招きしてきた。何かと思ったら。娘が病院にいて、緊急だから今から行ってきてもいいか?午後2時までには戻る。という内容。もちろんOKして、ヒッポにもそう伝えた。そして、病院に行った彼女から14時前に電話があった。電波が悪くて途切れてしまったけど、どうやら14時までに戻れそうにないとのこと。ケニアの病院なんて何時間待たされるか分かったもんじゃないし、全然OKだよと答えた。そのあと、今日はもう戻ってこなくていいよとSMSを送った。そしてよ。その夜、ヒッポが帰宅したら。ヒッポが、彼女が夕方オフィスに来て、娘が病気で入院することになったんだけど、その病院代が払えないから助けてくれと言ってきたらしい。ヒッポは、彼女があまりにも真剣だったから、8000シリングを渡して、必ず領収書をもらってきて。と伝えたらしい。このことで、私たちはケンカになったwヒッポいわく。私たちの前に彼女を雇っていた人は、彼女や彼女の家族に何かあったときはカンパしてあげてるみたいなことを言っていたらしい。そういえば。彼女が指にばんそうこうをしていたとき、いきなり、その怪我について説明されたことがあって。何やらうちの窓を掃除中に怪我をしてたんだけど、そのときは気づかずに、家に帰る途中で痛みだし、薬を買ったと。そのとき気づかないとか、嘘だったと思うけどwで、その薬がいくらだったかまで言ってきて。わざわざその消毒液みたいなやつを見せてきた。でも、その消毒液のメーカー。私たちがいつも買い物に行ってたスーパーに置いてる洗剤とかも扱ってるメーカーで、私たちが買い物してても「高いな」と思うかんじだったから、よくそんなの買ったなーと思ってたんだけど。そんなの前の家庭では出してもらってたなんて知らないから、私は聞き流して、「今は怪我は大丈夫なの?」と聞いたら大丈夫と言うので終わったんだけど。今思えば、それも出してもらおうと思って話したんだね。でも、私は8000シリングも出したことが信じられなくて。だって日給600シリングの彼女にしたら、13日分。いや、ほんとに困ってるんだったらそれでいいのかもしれない。私も、働き始める前に「うちでは一切、お金の貸し借りはなし。給与の前払いもしない。」とはっきり言わなかったからいけないと思う。てか、別に彼女はほんとに困ってて、ヒッポが8000シリング渡したことで、娘さんが救われるならそれはもちろん渡すべきだと思う。でも、そこじゃなくて!!私が納得いかなかったのは、そんな家族の緊急事態に使うお金の貯蓄もないくせに、美容院とか行くか?普通。行かないだろ。私なら行かない。だって、実際いくらかかったのか知らないけど、自分の給料の半月分の貯金もないなんてあり得ないだろ!!そこだけは、生活水準の差は関係ないと思う。だって、そこまでの貧困層でもないわけだし。ケニアにいると、本当に、なぜケニアが発展途上国なのかがよく分かる。もちろん、歴史的な理由も、政治的な理由もあると思う。でも、国民性もあると思う。自分に甘い。甘すぎる。いい大人が、子供みたいに見えるときがたくさんある。この前、テレビを見てて。金スマかな?どこかの国の貧困層の母子が、もう飢餓状態で。そこを訪れた人が持っていた飴をひとつあげたんだって。それを、お母さんが舐めて、溶かした甘い液を、赤ちゃんに飲ませてあげることもできたのに、お母さんは一人でその飴をなめた。そんな彼女を責めることができますか?みたいな内容で。飢餓状態なんてなったことないし、そのときの精神状態なんて私には分からないけど、日本人だったら、同じ状況で多くの人が赤ちゃんにも口移しするんじゃないかと思った。そんなことは分からないんだけど。でも、そのくらい、私が見るケニア人と日本人には国民性といわれるものに違いがあったように思う。ケニア人はみんなとっても優しかった。私はたくさんの場面でその優しさに救われた。でも、信頼はできなかったなぁ。それはもちろん、私の語学力の乏しさもあってのことだけど。なんてゆーか。。。ほんとに今まで、漠然と一般論として言われてきたことを、実感するとはこういうことか。っていう出来事がたくさんあった。でも、だからこそ私はまた海外に出てみたいんだと思う。そこに住んでみなければ、ちゃんと関わってみなければ、分からないことも見えないことも、たくさんあるんだ。結果、嫌なこともたくさんあるのに楽しい。いろんな意味で、すごく楽しい。