YouTube:奈良線とキクイモ (JR藤森~桃山間) 14.07.06
シリーズでお伝えしているこのキクイモが雑草化している記事ですが、
キクイモに似た植物にはイヌキクイモの他にも
キクイモモドキというものがあるそうです。
(´σー`)
宇治田原にて / 14.06.14 撮影
そういや葉の形が畑のキクイモより細長かったりするので
キクイモじゃない可能性は0ではありません。
(^_^;)(^_^!)
ところがそのキクイモ自体も、
検索してみると葉や茎の色や形が様々だったりするので
なかなか区別は難しい...。
よって、キクイモじゃない可能性も0ではないと。
(*´ひ`*)
12.04.23 撮影
12.02.03 撮影
12.02.03 撮影
京阪および近鉄電車の丹波橋駅から丹波橋通を東に行き、
国道24号の歩道橋を越えて少し行くとJR奈良線の踏切に着きます。
この踏切の先には平安京を遷都した桓武天皇の陵があります。
→おがちぃ散歩:桓武天皇陵 10.07.08
この踏切から北側は次の踏切まで直線の堤となっていて、
その斜面にはキクイモの他、オシロイバナやカラムシなどの草花が生い茂っています。
→13.06.01 シソと間違えやすい草
現在、この一帯は住宅地となっていますが、
それ以前は農作地が広がっていました。
戦前の地図や戦後間もない頃の航空写真を見るとそれが分かります。
キクイモは江戸時代末期に飼料用作物として日本に伝わり、
第二次世界大戦中に加工用や食用として栽培されたものが各地で野生化しています。
前から知ってる場所ではありますが、
キクイモウォッチャーになったのはここ4・5年のことで、
当然ここのキクイモ(暫定)を見つけたのも今回が初めてです。
なので、どれくらい前から生えているのかは分からないのですが、
これが昔から生えているキクイモとするなら
元々畑で栽培されていたものの生き残りなのかも知れません。
写真の通り、この区間の奈良線は未だに単線ですが、
平成34(2022)年度に完成の予定で複線化が計画されています。
枕木がコンクリートではあるものの、
現在も単線で昔ながらの雰囲気を残すこの場所も複線化工事に伴い、
工事中に重機が入ったり、完成後も堤もコンクリートで固められるかも知れないので
こうやって線路脇にキクイモが見られるのもあと僅かになるかも知れません。
12.02.03 撮影
■キクイモ
キク科ヒマワリ属。
塊根はショウガに似た形状で、
食物繊維と難消化性多糖類のイヌリンを含む健康野菜。
晩秋から初春まで収穫が行われ、食用・飼料の他、果糖の原料にもされる。
イモと名がつくが実際の香りはゴボウに近い。
ちなみにゴボウもキク科。
過熱するとほんのりした甘味がでて美味しい。
牛乳で煮たり、バター焼き・フライ・スープ・煮物・
きんぴらなどの料理に使われる。
他の芋と違いデンプンはほとんど含まれない。
低カロリーで血糖値抑制効果があり、
糖尿病のコントロール食にも利用される
秋にはヒマワリに似た黄色い花が咲き、
切り花にも利用される。
原産地は北アメリカ北部から北東部。
日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝わり、
第2次大戦中に加工用や
食用として栽培されたものが野生化している。
■キクイモの記事
・キクイモの収穫① 09.11.03
・キクイモの収穫② 09.11.03
・10.10.06 背丈ほどある草
・12.12.01 楽にキクイモを収穫できる栽培法の考案((d(◎ー◎)b)) 【LABO】
■キクイモが雑草化している記事
・10.11.03 繁殖力というもの
・10.11.14 稲荷を歩こう ③
・11.03.13 あまりに日常すぎる風景に
・嵯峨野でブラオガチ 11.06.30
・桃山の名を冠した野菜たち ③
・13.07.28 桂川に茂る緑 ①
・13.07.28 桂川に茂る緑 ②
・13.09.23 深草・七瀬川沿いを歩く
・13.11.13 伏見北堀公園