桃山の名を冠した野菜たち ③ | おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ

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桃山の名を冠した野菜たち ②

かつては桃山大根の産地だった場所のひとつである
京都市伏見区深草大亀谷(おおかめだに)。
この地名の由来は、この地区の北に位置する大岩街道という道が、
歩くと狼に会う道であったことから、
狼谷といわれた事が転じて大亀谷となったといわれています。

桃山大根は別名『大亀谷大根』とも呼ばれていました。

ところが、桃山大根と大亀谷大根は別のものであるという説も存在し、
桃山大根は、従来京都で栽培されていた中堂寺大根(茎大根)であるという説や、 ※
桃山では大亀谷より後に栽培され、他の品種と交雑したという説があります。

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10.02.21 撮影

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10.02.04 撮影

しかし、大根についての説はいろいろあっても、
大亀谷地区は昔から農業が行われてきた地区で、
宅地の開発により農地が減少しつつも、またまだ周辺には農地が残っています。


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11.11.26 撮影

その、大亀谷地区の玄関口のひとつであるのが、
JR奈良線の『JR藤森駅』です。この駅名はJRも含めてが駅名です。

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11.11.26 撮影

昼間の時間帯で上下それぞれ1時間あたり4本の電車が発着し、
駅前には1時間に1本とはいえ、市バスが乗り入れています。
ただし、市バスは7時から20時までの運行で、
日曜祝日は8時から19時までの運行です。
(*´ひ`*)

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11.11.26 撮影

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11.11.26 撮影

駅前には野菜の無人直売所があり、
その周辺にももう1か所の無人直売所があります。

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11.11.26 撮影

そんなJR藤森駅のあたりを歩いていると何か見覚えのあるものが...。

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11.11.26 撮影









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11.11.26 撮影

■キクイモ

 日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝わり、
 第2次大戦中に加工用や
 食用として栽培されたものが野生化している。

一度はこの地で一大産地を築いた野菜が衰退の道を歩んだのに対し、
このように海外から導入され、各地で雑草化しつつ、
強かに勢力を拡大させている野菜も存在するようです。
(´σー`)

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11.11.26 撮影



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宇治田原にて/ 11.08.06 撮影

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11.09.11 撮影

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11.10.10 撮影

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11.12.03 撮影

我々の畑でも早速収穫。
((d(◎ー◎)b))



※ 中堂寺大根
  
  京都市下京区中堂寺地区で栽培されていた大根。
  南禅寺大根や、鳴滝の了徳寺で行われている京都の冬の行事である
  大根炊き(だいこだき)に用いられた講田大根とは同じ品種。
  ちなみに大根炊きは千本釈迦堂(大報恩寺)でも行われるが、
  ここでは聖護院大根を用いる。
  現在の了徳寺では、
  京都府亀岡市の篠地区で栽培される長大根が用いられている。
  なお、中堂寺地区はJR嵯峨野線の丹波口駅の周辺にあたる。





■キクイモの記事
キクイモの収穫① 09.11.03
キクイモの収穫② 09.11.03
10.10.06 背丈ほどある草

■キクイモが雑草化している記事
10.11.03 繁殖力というもの
10.11.14 稲荷を歩こう ③
11.03.13 あまりに日常すぎる風景に
嵯峨野でブラオガチ 11.06.30




■参照した資料
・「歳時記 京の伝統野菜と旬野菜」
 髙嶋四郎・編著 トンボ出版
・「京都の伝統野菜」
 田中大三・文 宮本進/湯浅哲夫・写真 誠文堂新光社
・「現代にいきづく 京の伝統野菜」
 菊池昌治・著 誠文堂新光社
・「京の古道を行く」
 増田潔・著 光村推古書院