七瀬川下流の親水部分。水辺にはセリが生えている。:左上・11.03.28 / 右・左下・13.11.09 撮影
→11.04.10 川べりでセリを摘む人
京都市伏見区の深草地区を東西に流れる七瀬川。
13.11.09 撮影
左・10.02.14 / 右・13.11.09 撮影
七瀬川は地名やバス停の名前にもなっています。
伏見区各地より見る大岩山 上・醍醐地区より:13.11.10 / 中・六地蔵の山科川より:11.11.17 / 下・深草東伊達町より:13.11.09 撮影
七瀬川の水源は伏見区と山科区にまたがる大岩山で、
山頂にはNTTのアンテナが建てられているので
それを目印に周辺の地域から山を見ることができます。
左・深草鞍ケ谷町:10.02.04 / 右・京都医療センター(旧京都国立病院)前:11.04.21 撮影
左・直違橋(すじかいばし):13.11.09 / 右・東高瀬川との合流部:13.11.09 撮影
大岩山から流れる七瀬川はS字曲線を数回描きながら
竹田で東高瀬川(新高瀬川)と合流します。
七瀬川の名は7つの橋があったことと
7つの瀬があったことに由来します。
それとは別に七瀬の祓に由縁するという説もあります。 ※
また、かつて桃山御陵にあった
伏見城の総外堀的な意味をもっていたとも言われています。
今では7つ以上の橋がかかりますが、
古くからの街道に架けられた橋には趣のある場所もあります。
東高瀬川と合流した後、流れはこの先宇治川へ続き、
淀で桂川・木津川と合流し淀川と名を変え、大阪湾へ注ぎます。
13.09.23 撮影
下流の市街地を流れる七瀬川には
綺麗な川というイメージはあまり持たれていませんが、
大岩山の麓の源流部までいくと、
大岩神社の末社の足元を澄んだ綺麗な水が流れています。
その七瀬川沿いを歩いていると、
どこかで見たことのあるような花が咲いています。
■キクイモ
日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝わり、
第2次大戦中に加工用や
食用として栽培されたものが野生化している。
...もう、どこかに行けばキクイモという勢いです。
(*´∀`*)
七瀬川ミュウミュウ
※七瀬の祓(ななせのはらえ)
昔、朝廷で毎月または臨時に行なわれた、祓をする公事(くじ)。
陰陽師から奉った人形(ひとがた)に天皇の息をかけ、
からだをなでられたものを、
川合・一条・土御門(つちみかど)・近衛(このえ)・中御門(なかみかど)・
大炊御門(おおいみかど)・二条など七つの瀬に勅使が流し捨てた。
[広辞林より]
■東高瀬川(新高瀬川)関連の記事
・12.04.15 伏見の酒蔵と菜の花 ①
・12.04.15 伏見の酒蔵と菜の花 ②
・12.04.15 伏見の酒蔵と菜の花 ③
・12.10.06 新高瀬川のヌートリア@京都・伏見 ①
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■キクイモの記事
・キクイモの収穫① 09.11.03
・キクイモの収穫② 09.11.03
・10.10.06 背丈ほどある草
・12.12.01 楽にキクイモを収穫できる栽培法の考案((d(◎ー◎)b)) 【LABO】
■キクイモが雑草化している記事
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・13.07.28 桂川に茂る緑 ①
・13.07.28 桂川に茂る緑 ②
■参照および引用した資料
・「京都市の地名 日本歴史地名大系 27」
平凡社
・京都市ホームページ/まちづくり/道路・河川/河川改修/都市基盤河川の改修事業-事業の概要/七瀬川-概要
http://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000070775.html
・「広辞林」
第五版 三省堂