2022年11月の鑑定、満員御礼です!

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占い師のゆーこです。

 

 

 

 

 

Tero Karppinen / [Rosa spinosissima]

 

 

 

 

 

「納音(なっちん)」という、

干支の組み合わせがあります。

 

例えばこちら。

日柱と月柱の納音ですね。

 

納音は、天干が同一の十干、

地支が対冲となる十二支の

組み合わせで成立する位相法です。

 

上記命式は、

「辛」が同一、「未と丑」が対冲なので

納音がある宿命となります。

 

 

 

納音は、対冲のでかいやつです。

対冲とは、ものすごく簡単にいうと、

「物事を小さく/細かくする」質を持つ、

分裂・破壊・停止・変化という方向に

現実がなりやすい、というもの。

 

納音が宿命にある場合、

自分の現実において

「続けにくい」「広がりにくい」

「まとめにくい」

という質が反映されます。

 

精神的には変わっていなくても、

現実的な環境や携わる物事に

「小さく/細かく」の質が出て、

違うことをするとか

違う場所に行くとか

そういう行為・行動になってくる。

 

分けるとか壊すとか止めるとかの

「小さくする」行いをする場合、

意識を集中させて慎重にやりますよね。

(ジェンガ、そーっとやるじゃないですか)

 

それと同じように、

宿命に対冲とか納音とかを持つ人には

用心深さや手堅さ、細やかさがあります。

 

そして宿命納音の場合は、

「秘密主義」というのもありますね。

 

 

 

上記の通り、納音には

「小さく/細かく」の質があるので、

宿命に納音がある人は、

何かを小さくしたり細かくしたりする機会が

人生で訪れることがあるかもしれません。

(対冲や納音がない人より起こりやすいよ)

 

上の宿命は月柱と日柱の納音。

月柱は自分・土台・組織・手段。

日柱は結果・過去・家庭。

こういうものに対して

「分ける」質が反映される。

(例えば、自分の今いる場所を壊すとか、

 過去を壊すとか、結果が細かくなるとかね)

 

それは、

自分の意志で行うのかもしれないし、

他力的・結果的にそうなるのかもしれない。

 

そういうとき、

心に留めておいた方が良いことが

2つほどあります。

 

1つは、「用心深くやる」こと。

勢いとか見切り発車とかじゃなくて、

計画を立てたり

シビアな目線を持ったりして

慎重かつ堅実に行うといいです。

 

もう1つは、

「情」を忘れないこと。

分かれるとか壊れるとか

そういうときって、

人はセンシティブになります。

いくら「理」を説いたって、

おさまらない感情があります。

人に分かってもらいたいときは、

(人情とか優しさとか)伝えること。

そうすると伝わるし、持続します。

(これは納音に限った話じゃないけどね)

 

もし、

  • 分けたくない~
  • 壊したくない~
  • 止めたくない~
  • 変えたくない~

という場合は、

続けようとか広げようとか

うまくまとめようとか・・・

そういう意識は置いといて、

目の前にあることをやっていく、

いつも新たな気持ちで取り組んでいくと

結果的に「小さく/細かく」に

ならないですよ。

 

 

 

ちなみに、上記命式、

昨年2021年は

  • 月柱律音
  • 日柱納音

という特殊な運気のタイミングでした。

(もっと言うと、年干は干合。

 もともと二重干合だし一点干合過多の命式で、

 運気でも干合となるので相当精神が揺れまくったはず)

 

律音は分岐点。

納音は終わる・止まる・離れる。

 

自分自身や自分がいる場所、

自分が今やっていることについて

複数の選択肢から1つを選ぶ。

また、

これまで自分がやってきたことや

積み上げてきた物事に対して

一つの終わり・変わりを迎える。

そういうムードの運気ですし、

そういうことに適した運気です。

 

そして、2022年は、

位相法が全くない「無常」の1年。

2021年の運気が

そのままスライドして

反映されます。

 

大いに葛藤し、大いに揺れ動き、

一つを選び、何かから離れる。

 

主星が偏印なので、

目的があればじっと耐えますが、

ずっとは続かない。

ある時を境に爆発するかのように

わっと動く。

 

運気通りの現実となったなら、

選んだ道の先は幸せであってほしい。

それは、自分の意識で作れるし、

その姿を見て周囲の人たちも

安心するのだと思います。

 

 

 

それではまた次回。

 

 

 

 

 

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今回も読んでくれてありがとうございます!