前の2回の記事では
AutoCAD新入社員研修を実施する業界
Autodesk Inventorの講座を実施する業界
について、それぞれ考察しました。
今回は、Inventorに近い3Dソフトウエアである
Autodesk Fusion(旧Fusion 360)
について、書くことにします。
企業において、その使用目的がはっきりしている
AutoCADやInventorと異なり
その立ち位置は微妙です。
日本での発売の歴史も浅く
それまでのCADには無かった
フォーム(スカルプトモデリング)の機能を
初めて目にしたときは衝撃を受けました。
ほぼ同時期に、世の中に広がりつつあった
3Dプリンタとの相性も良く
個人ユーザでの利用が中心になると思っていましたが・・・
よくよく、確認すると
Inventorとも互角に勝負できる機能を持ち
製造業でも十分に利用できる3DCADであることが
はっきりしてきました。
受講者について
個人、法人を問わす、CADは初めてという
場合が多いですね。
個人が対象の場合は、趣味でデザインしたものを
3Dプリンタで造形するという方も。
企業においては、初めて導入する3DCADが
Fusion となるケースも多数。
Inventorユーザーと比較して、
ガチガチに規則に縛られない
操作イメージがあります。
企業について
Inventorと同様、製造業となりますが
下記のような製品を設計製造されている場合が多数です。
小物部品
機械パーツ
小型機械装置
小型設備
たまに大手メーカーの研究所で
研修する場合もあります。
弊社が個人向けにFusionの講座を
実施することはまれですが
実際には個人ユーザーは多数いるはずです。
また工学系の学生にも数多く利用されています。
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