月に一回くらい顔を合わせる人がいます。

ほどよい距離感で定期的に接している人はやはり鋭いですね。

 

 

この歳にして悩み多く夢ばかりが大きい私に対して、

「小岩さんはほんとに幸せに仕事をしてそうやな~」

とその人特有の褒め言葉。

 

 

 

 

 

私が「今の自分はまだ10%くらいかな」と言ったら、

「それでも会う度ごとに確実に前進してる気がするな」

と励ましてくれました。

 

 

私「地元で頑張ると覚悟を決めた以上20年、30年かかる。

どれだけ情熱を持ってコツコツ続けていけるかが勝負やな」

 

 

相手「僕が思うに、今の流れがじわじわ効いてきて、

間違いなく、いっきに駆け上がっていくときがくるで。

そのときは何もかもが一気に動き出すから、ほんとに

めちゃめちゃ大変やと思うよ~」

 

 

私「いや、今でもけっこう大変だけど・・・(笑)」

 

 

相手「おそらくそのレベルじゃないから、いい意味で

覚悟しておかんとあかんで(笑)」

 

 

私「まだ10%だから、頑張らんとね~」

 

 

 

 

他愛もない雑談の中にも確実に伝わるシグナルがあるし、

胸に突き刺さる示唆があります。

 

そう、駆け上がる瞬間というのは、間違いなくくるし、

この気運を感じ取れないようでは経営者はつとまらない。

 

 

それをいい意味で利害関係ない立場から指摘してくれる

人がいることは本当に幸せだと思います。

 

何の気なく背中を押されたことを素直に受け止めつつ、

来年のチャンレンジに向けてしっかり取り組んでいきますほっこり

秋深まって冬に向かう季節ですが、登壇ラッシュの一週間でした。

コロナが落ち着いてリアルセミナーも復活してきていますが、今年は自社セミナーは開催していなかったこともあり、登壇の機会そのものは例年よりも抑え気味だったと思います。

そんな中、ここ一週間はバタバタとセミナーが続きました。

昨年あたりから、従来の人材派遣とか労働法改正に加えて、ジェンダーとかハラスメントとかダイバーシティの分野を始めつつあるので、その方面のご依頼が増えつつあることもあります。

隔月でこのところずっと収録してきている「ナデックゼミ」も含めて、貴重なご縁の数々に感謝です。
 

 

 

 

まずは、2DAYS'の「ハラスメント防止研修」。

こちらはリアル開催でしたが、三重と福岡を中心に全国展開される企業様の幹部・管理職のみなさんに向けて、ハラスメント防止の基本とケーススタディ、そしてジェンダー視点のテーマについてお話ししました。

2日間を通じて、幹部・管理職のみなさんと円卓に近いかたちで登壇しましたが、両日ともにすべて参加者のみなさんから発言があり、とても活発な雰囲気の中で双方向型の研修になったと思います。

リアルの研修の醍醐味は、やっぱりオンライン型には絶対にない魅力だとあらためて感じました。

2日間とはいえ、同じ企業様の同じ会議室で同じ時間帯にお話しすると、お互いにぐっと距離が縮まって一体感とか親近感も湧いてきますね。

また、続編の機会もありそうですので、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。



続いて、全国各地で教育事業を展開される一部上場企業様でのオンライン研修。

こちらは私が最近ダイバシティやジェンダーの分野に取り組んでいると知った同業の先生からのご紹介でしたが、企業様の取り組みとしてダイバーシティウィークを実施されるということで、その中の研修のひとつを私が担当しました。

内容としては、「アンコンシャスバイアス研修」でしたが、アンコンについては内閣府が力を入れて発信や啓蒙をしていることから、企業の人事分野ではとても有名になってきていますが、いざさまざまな場でその存在や認識を聞いてみると、まだまだ現場への浸透はこれからだと感じさせられます。

当日は、なんと8つものワークを折り込んで、ZOOMのチャット機能を用いて参加者のみなさんから随時、意見や感想を出し合っていただきましたが、本当にたくさんのコメントをいただくことで活発な研修会となり、私自身もあらためて山のような気づきと学びをいただきました。

数か月前から複数の担当者の方と何度もZOOMで打ち合わせを重ね、当日も一時間前からスタンバイしてリハーサル的な準備を行ったこともあり、有意義な研修会になったことに感謝しています。

 

 

 

そして、恒例の「ナデックゼミ」。
 

今回のテーマは「請負」でした。


最新トピックのあと、請負の基本、区分基準、疑義応答集、職安法施行規則、みなし制度、アジャイル型、ケーススタディ、ガイドラインについて取り上げましたが、このような流れでお話しすると、あらためて「古くて新しいテーマ」だと痛感します。

請負の本当の定義についてかなり時間を割いて説明し、3つほどリアルなケーススタディへの対処法について考え、また「みなし制度」の最新裁判例などについて解説しましたが、いずれもこれからますます社労士が頼られる分野だと思います。
 

今まで人材派遣のさまざまなテーマを一巡してきましたが、そろそろひと段落どころかまた新しいテーマが出てきて、もう少しこのシリーズは続いていきそうです。

ありがたいことに、今でも「派遣の小岩さん」、「派遣のナデックさん」とお声がけいただくことが本当に多いですが、ある意味ニッチ分野の専門家であることに誇りを持って、頑張っていきたいと思います。

 

 


 

この間、地元鈴鹿商工会議所主催の「すずか創業塾」への登壇もありました。

こちらはメンバーの岡本社労士に登壇を譲りましたが、当日は弊社山野も同行してサポートしてくれて、とても実りのあるセミナーになったようです。

創業時に求められる社会保険、労働保険の手続き、人材採用時に求められる労働法の基礎知識、関係する助成金制度などについて解説を行いましたが、いずれのテーマも起業時だからこそ、やはり「基本の基本」が最重要だと思います。

 

市内の創業者、準備中の方々が多数参加され、終了後は活発なご質問もありましたが、地元のみなさんのお役に少しでも立っていましたら幸せです。



ということで、登壇ラッシュの一週間がひとまず終わりました。

ここからはいよいよ年の瀬の繁忙期に突入しますが、同時に「書き物のラッシュ」にもなりそうです。

急に寒くなってきましたので、健康第一で来年に向けて充実した仕事に取り組んでいきたいものです。

 

一週間前の連休は暑いくらいの東京にいましたが、たった一週間で朝夕は晩秋の寒さですね。

年内のカレンダーを見るのがこわい季節になってきましたが、2023年の締めくくりに向けて、貴重な一日いちにちを過ごしていきたいと思います紅葉

 




ちょうど一年前に引き続いて、令和6年度の派遣労働者の同一労働同一賃金の実務について、『ビジネスガイド』(日本法令)に寄稿させていただきました。

すっかりこの時期の定例的な書き物になっていますが、例年社労士の方からもありがたい声がありますので、毎年ながら貴重なご縁に感謝しています。

派遣労働者の同一労働同一賃金をめぐる労使協定の実務は、改正法がすっかり定着したことで以前ほどの目新しさはありませんが、最近は労働局の調査において労使協定の締結状況が厳しくチェックされる傾向が強まっていることから、派遣元の責任者、担当者にとっては実務としての重要性がむしろ高まっているといえます。

令和6年度に向けては、それほど大きな改正点はありませんが、いつくかの改正点について図表を用いて分かりやすく整理して、昨今の労使協定の実務にあたっての留意点をまとめてみましたメモ



 

 

 

 

 


[令和6年度]派遣労働者の同一労働同一賃金 労使協定の実務


1.労使協定方式をめぐる動き


 

2.令和6年度の一般賃金

(1)職種別の一般賃金水準(基準値(0年))
 ①職業計・産業計
 ②賃金構造基本統計調査の一般賃金水準(職種別)
 ③職業安定業務統計の一般賃金水準(職種別)
 ④最低賃金との比較
 ⑤厚生労働省編職業分類の改定と一般賃金水準への影響

(2)能力・経験調整指数

(3)地域指数

(4)通勤手当
 ①実費支給により「同等以上」を確保する
 ②一般の労働者の通勤手当に相当する額と「同等以上」を確保する

(5)退職金
 ①退職金制度
 ②一般の労働者の退職金に相当する額と「同等以上」を確保する
 ③中小企業退職金共済制度に加入する場合


3.昨今の経済・物価動向および賃金動向を勘案した労使間の協議



4.同一労働同一賃金をめぐる行政の動向

 

 


 

 

 

 

 

 

令和6年度の局長通達には、「昨今の経済・物価動向および賃金動向を勘案した労使間の協議」についての一文が追加されていますが、この部分についての実務目線の解説もしています。

また、労使協定をめぐる行政の動向にもさまざな変化がみられますので、日々の行政対応などからの肌感覚も含めた最新情報についても少し書かせていただきました。

派遣会社や派遣労働者のみなさんはもちろん、実務にかかわる社労士のみなさんにとってもとても重要な毎年の定例業務ですので、参考にしていただけたら嬉しいですほっこり





 

 

 

先日は、近くに所用があったので、前々から気になっていた「上木食堂」で食事しました。
 

情緒たっぷりのゆったり古民家で、なんとお米もお肉も野菜もぜんぶ地物の三重県産で、つかの間のランチタイムでしたが、ほんとに心身が癒されました💕


三重県は南北にとっても長いので、なかなか気軽には行けない場所も多いですが、仕事で近くに行ったときくらいは、こんな時間を大切にしたいものですね♪