連休に向けて何かと騒がしい時期ですが、今週は本当に気候の変化が激しいですね。
新緑の季節を迎えて一年でももっとも高揚感のある時期ですが、社労士法人はこれからまさに繁忙期。
じゅうぶんに健康管理に気をつけて、邁進していきたいものです
今週は、春から入社した新人さん2人と一日研修会を行ないました。
今まではなかなかこうした機会がつくれずに、即戦力、即実務という流れで甘えてきた部分がありましたが、今回はカリキュラムを考えて実践研修をすることに。
10時から16時まで、私とナンバー2の山野ががっちりと2人と向き合いましたが、ほんとうに充実した時間になったと思います。
午前中は、あらためて自己紹介、そして今後の目標について4人でシェアしました。もちろん、私も山野も、自己紹介しました。
面接では経歴とか志望動機とかの話しを聞きますが、やはりよそ行きの表現になってしまうでしょうし、会社側の人間は自己紹介なんてしない。
あらためて、リラックスした環境の中で、ある意味対等の立場で語り合うことで、見えてくるもの、お互いがつながる部分があるのだと、痛感しました。
つづいて、私から社労士の仕事の概論、労働法や社会保険の基礎、過去の勉強会のトピックからのエッセンスを約2時間、お話ししました。
ナデックでは今までに複数の書籍を出版していますし、今もまさに執筆中ですが、そうした出版の流れも踏まえながら、ある種の生きたテキストとしてお伝えすることで、よりリアルに共感してもらえると感じます。
私たちの強みである人材派遣、そして取り組みを進めつつあるダイバーシティやジェンダーのテーマにも触れましたが、2人からも積極的に意見や質問があって、活発なやりとりができたと思います
お昼は、近くのカフェでちょっとおしゃれなランチをみんなでとりました🍽
まわりも女子会みたいな雰囲気ばかりで、私たちも和んだ雰囲気でリラックスできましたが、こんな時間を共有するのも大事ですね。
好天の新緑を眺めながら美味しいお料理をいただき、和気あいあいとした会話で、あっという間の1時間となりました。
午後は、山野がこれからの労働保険の年度更新業務について、基礎的な知識と実務の流れをレクチャー。
労働保険や社会保険の定例実務については、毎年私と山野で経営者協会さんの実務講座に登壇していますが、その流れも踏まえてフレッシュな内容がお伝えできました。
2人からもさまざまな質問があり、みんなでモチベーションもあがって、有意義なひとときになったと思います
今は、いろいろな場面で、「健康経営」のことが話題になっています。
今回の勉強会&ランチ会でも、このテーマについても触れました。
ただ、社労士の視点で健康経営というと、優良企業認定制度などをイメージすることが多いです。
セルフケアの推進、労働時間適正化や有給取得率の向上などが中心テーマとなりがちです⌛
でも、実際にはもっともっと大きいテーマですし、時代の意識はさらに先に行っていると感じます。
「健康」とは、文字どおりココロとカラダの健康のことだと思います。
これを実現するには、人間の身体性への正確な理解と、具体的な予防措置が不可欠ですね。
そして、がっつり仕事をやることと、心身をいたわることのバランス感覚が求められます⚖
そのためには、二元論を超えた人生の指針やたしかな人間観が定まる必要があります。
あえて誇張を恐れずにいうなら、男性性と女性性の相互補完を高めることも大切でしょう。
パブリックな会議などでは健康経営を標榜しつつ、実際には不摂生な食生活ばかりの男性社員。
女性活躍推進の掛け声の中で、現実には家事や育児負担のほとんどを負担して疲弊する女性社員。
これらはどう考えても健康経営とは程遠いといえるでしょう。
男性に生まれた身としては、そもそもマッチョな男社会の文化自体、まあまあ不健康経営です💦
健康経営の本質は、ある意味ジェンダーロールの見直しのテーマでもある。
貴重な問題提起と意見交換に感謝しつつ、社労士としてやるべきことを実践していきたいと思います