恐竜が地球を支配していた約2億年前、地球の平均気温は25度くらいあったらしい。現在が約14度だから9度も地球は暑かったことになる。
 
その時代の地球は植物がよく育ち、陸地は樹木に覆われるジャングルで、それを食する動物も大変な繁栄を見せ、恐竜の様な巨大な生き物も現れた。
 
平均気温25度というのは、生物にとって理想的な気温だと言え、その後の寒冷化で動植物は冬の時代を迎えることになる。(恐竜の絶滅の原因は、隕石衝突が一般的だが、この寒冷化が最大の原因とする説もある)上のグラフをご覧頂ければ、この3000年間の平均海水温からも、温暖化は全然大した問題ではない。
 
この歴史的事実を振り返ると、『地球温暖化懸念』はどうも怪しいという事になる。いや、むしろ今後の人口爆発と食糧危機を考えると、温暖化を推進しなければならないという学者もいる程だ。
 
パリ協定では、温暖化を止めようという動きだが、二酸化炭素を世界一輩出している中国は、『将来課題』として全く協力せず、二番目の排出国である米国も、トランプ次期大統領は、『温暖化は嘘だ』として、協定離脱が確実視される。先進国で、この問題に真面目に取り組んでいるのは、ドイツと日本だけである。
 
日本は、温暖化対策に年間4兆円の国家支出をしている。その多くが、これをビジネス化している企業や他国の利権になっているのが実態だ。太陽光パネルにかかる費用の大部分が中国に流れているとも言われる。
 
国もマスコミも、これをポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)として、反対意見を全く取り上げない。我が国と同じ状況だったアメリカで、トランプ政権がこれをひっくり返そうとしている。
 
日本に、こんな政治家は現れるのだろうか…。
 

 
日本中が注目した兵庫県知事選、パワハラで議会から不信任を突き付けられた斎藤元彦前知事が勝利した。
 
県民局長からの内部告発文書に端を発した斉藤知事のパワハラ問題だが、文書には『職員への恫喝』『業者へのおねだり』等ありとあらゆる知事への誹謗が書かれていた。
 
誰が書いたか調べてみると、県民局長の公用パソコンに履歴が残されていた。知事側は『事実無根』を主張し、局長を厳しく叱責・懲戒したことでマスコミ報道がスタート。『死をもって抗議する』と局長が自死し、報道は益々エスカレートしていった。
 
議会としても、マスコミがこれだけ騒ぎ出すと動かざるを得ない。全会一致で不信任決議を決め、知事が議会解散を打たずに出直し選挙を決めたものだ。
 
これだけを聞くと、100%知事側に非があり失職もやむなしだが、問題はここから急展開する。
 
公用パソコンを調べて行く内に、県民局長の『不倫日記』が出て来た。10年に及び10人との女性関係が記されており、中には県職員との関係もあった。事実が知事側や百条委員会に知れるところとなり、自死の本当の原因は、どうもこれらしいという事が分かった。
 
ところが、百条委員会は本件を公表せず、マスコミも全く報道しない。『知事を追い落としたい』という勢力と、彼らに協力していたマスコミが問題を隠そうとしていた。
 
この状況に立ち上がったのがNHK党の立花氏である。彼は義憤にかられ『ジャーナリストとして』立候補。政見放送や演説会で事の真相を暴露していく。マスコミは、相変わらず全く本件に触れず、知事側のパワハラ問題にばかり焦点を当てたが、SNSで事実が広がり、若い人を中心に斉藤前知事の支持が拡大していったものだ。
 
知事は『天下り禁止』『新庁舎建て替え予算大幅削減』等、既存の兵庫県政の利権と闘う県政を進めていた。県民からその方向性に支持を得て、更に改革を進めていくだろう。
 
アメリカ大統領選に続いて、マスコミ報道がネット民に敗北した結果となった。マスコミが政治を動かしていた時代は終わり、市民が真実を見ながら世論を形成する時代になって来たのだろう。
 
実に爽快な選挙結果だった…。
 
 
 
 
 

 
ここ3~4年、『捕手のフレーミング技術』がよく話題になる。ストライクゾーンをほんの僅かだけ外れたボールを、補給の際、ミットを少しだけ動かすことによりストライクに見せる技術だ。言葉を変えると審判を『少しだけ騙す』技術である。従って、やりすぎると彼らの信用を失うので、そのさじ加減が非常に難しい。
 
この『フレーミング』という言葉が流行するずっと以前の2000年ごろ、ノムさんが阪神の監督をしていた時の事だ。福本コーチが『ボールをストライクに見せる技術は、阪急の中沢が上手かったと思いますが、監督はどう思われますか?』と聞かれ、『確かにその面だけ見ると上手かったが、ずっとやってただろう。あれは駄目だな。普段は、ボールはボールでいいんだよ。俺なんかミットも止めない。そのまま、さっと投手に返球する。カウント2-3とか肝心なところで、「よっしゃ!」と、ミットを止めてアピールする。そしたら、球審も取ってくれるんだ。』最近の捕手を見ていると、中沢の様に『のべつ幕なし』にやっている。これでは信用されない。
 
ノムさんの様なキャッチングは、以前ホークスにいた細川がやっていた。2011~17年の4度の日本一に貢献した彼は、肝心な時に、一回だけやる。その打者単位で大事な一球、もしくは試合単位で大事な局面、もっと言うとシーズン単位で
審判を騙す戦略を持っていた。
 
その細川が、来年コーチとして戻ってくる。甲斐のFAが話題になっているが、もし球界NO1捕手が流出したとしても、したたかな彼が、若手を育成してくれるだろう。
 
頼もしいコーチが、帰ってきてくれたものだ…。