では上記のように細胞を活性化させるものとは何でしょう。
私たちの身体の60%は水分で構成されています。そのため、身体を流れる体液が細胞を活性化させる役割を持っていることが考えられます。
身体の中を流れる液として、血液、リンパ液、脳脊髄液の三つの液に大別されます。
この三つの液の状態、流れる環境こそが体質を形成していると考えています。
患者さんに説明する時は、出来るだけわかりやすくするために水源と濾過装置とホースに例えて話したりしています。
水源(水分や栄養素を作るもの)
→酸素、食物
濾過装置(体に入ったものを綺麗にして取り込む)
→内臓、頭蓋
ホース(濾過された水や排水を巡らすもの)
→硬膜、動静脈、リンパ管、骨、筋膜、筋肉
が具体的に上げられるかとおもいます。
大事なのはこの三つの過程がバランスよく調整されていると言うことだと考えます。
例えばですが、食べるものや空気が汚れていると、濾過する過程で非常に負担がかかることが考えられますし、
食べ物がいくら良くても、濾過がうまく機能してなければ質の良くない体液が身体を巡ってしまう事が考えられます。
また、栄養、濾過がうまく行ったとしても、ホースが狭くなっていると、体液が全身に巡るのを阻害してしまいます。
この様に、身体に取り込むもの、毒素をろ過し栄養素を取り込む力、体液が流れる環境が体質の状態を決定しているのではないかと考えます。